こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は「人の意見を否定して思考停止するのは損!」というお話をします。
先日、「アフィリエイトはやめろ!」という動画を見ていたのですが、その動画の中で講師が何か言う度に否定的な意見や質問を繰り返す中年男性がいました。こういう人はそこで思考停止してしまっているのでアイデアも広がらずに稼げないし成長できない場合が多いです。
この件に関して詳しく説明すると共に、人の意見を否定しない方法などもご紹介します。
人の意見に否定だけをする人は、自分が損する事に気づいていない
先日、たまたま見つけた「TheDOMINO」というウェビナーサイトを運営されている森公平さんの「〜アフィリエイトはやめろ!〜 2016年最注目のコンテンツライター養成セミナー」という動画を観ていました。
内容を要約すると以下の通りです。
- サイトやブログがそれほどなかった時代に比べ成熟した今の時代トレンドブログの様なサイトは、広告収入で利益を出しているグーグルにとってはスパムみたいなものでいつアドセンスを停止にされるかわからない(実際に停止されている例もある)。
- ただアフィリエイトをやっても儲からない。これからの時代にネットビジネスで必要とされるのはコンテンツライナーとしての能力
グーグルが特定の内容に特化した価値のあるコンテンツのあるサイトを重要視するというのは前々から言われていたことです。
グーグルに出稿する企業にとっては自社製品のニーズがない人に広告を表示されても売上に繋がらないので、これは理に適った話です。
その動画の中で講師が何か言う度に否定的な意見や質問を繰り返す中年男性がいました。
会場の空気も悪くなっているのを感じましたし、恐らくその彼自身も得たものはほぼ無かったと思います。
このケースに限らず、あらゆる場面において固定概念にとらわれて何でもかんでも否定して本質を理解しようとしないと成長の機会を自ら摘むことになり損をしてるのですが、自分では気づかずにいます。
否定から入る事で思考停止してしまう
動画の男性は講師が色々と説明しても会話も噛み合わないことが度々あり、建設的な異見ではなく頭ごなしの否定も見られました。
仕舞いには「アフィリエイトはやめろ!というタイトルと内容が違うじゃないか」とイチャモンまでつけていました。
正直観ていてこの方にイライラしましたし、「よくこの動画を編集せずに公開したな」と感心もしました。1時間ちゃんと観た自分を褒めたいくらいです 笑
よくよく内容を聞いて、言わんとしている本質を理解すれば何も違わないことがわかるのですが、否定から入ってしまった彼はその時点で思考停止してしまっているのでそれがわからなかったんですね。
否定から入るので嫌われるのは損
当然、その会場の雰囲気も悪くなっていくのが観ていて感じ取れました。
森さんは「後で個別に」と上手く進めていましたが、私だったらこの人に有益な情報を与えるのは躊躇い(ためらい)ます。
人間である以上感情があります。
別の記事で「返報性の法則」や「好意の法則」をご紹介しましたが、基本的に人間は良い感情を向けられたら良い感情を返そうとしますし、逆に悪い感情であれば悪い感情を返そうとします。
周りに悪態をつき、話を聞かなずに自己主張ばかりする人には味方になってくれる人はなかなかいないでしょう。結果として、自分に実は訪れていた数あるチャンスの多くをみすみす逃しているかもしれません。
人の意見を否定しない方法とは
人の意見を否定する人はただその人の発言だけをとらえています。
しかし言葉の表面だけを聞いても「その人が何を言わんとしているのか」は理解できません。
大切なのはその言葉に含まれた本質の部分です。
では人の意見を否定しない方法とはどんなものがあるでしょうか?
いくつかご紹介します。
人の意見を否定する前にいったん受け止めてから反論する習慣づけをする
人の意見はまずしっかりと聞いていったん受け止めましょう。
なぜなら相手の話をよく聞かずに何でもかんでも否定すると、そもそもの判断材料が足りないため、どんどん本質から遠ざかり的外れなことを言ってしまうからです。
まずいったん受け止め相手の話す内容を吟味し、「違うな」と思う部分には自分なりの理由や根拠を沿えて話せば、それは否定ではなく立派な反論ですので議論が成り立ちます。
もしかしたら、より深い内容に話が発展するかもしれません。
更に反論する際の口調などにも配慮できると尚良いですね。
加齢とともに話を聞けなくなる場合もあることを予め知っておく
「齢を取って丸くなった」という話もありますが、加齢と共に脳の弱る部分によっては逆に怒りっぽくなったり話を聞けなくなる事も多い様です。
特に男性は話を聞くのが苦手で自分の話ばかりしたがる人が圧倒的に多いです。
女性との会話では脳や観点の違いからこの傾向が顕著に表れやすいので注意が必要です。
もしあなたが男性であれば、予め「いま自分は話が聞けているか?」を意識しておくと良いかもしれません。
褒められた時も否定せず受け止めたほうが良い
今回の動画の話とは変わりますが、人が自分のことを褒めてくれた時も「そんなことないですよ」と否定してしまうことがあるかと思います。
謙遜(けんそん)も大切ですが、こういったプラスの言葉も否定せずに受け取った方が自分のためになります。
結論
自分の価値観や考えと違うものを受け入れるのは簡単なことではないかもしれません。
しかし、否定や批判するだけでは自分は変われません。
異なる価値観を尊重し、話してくれる相手に敬意を払った上で『この機会を活かそう(元を取ろう)』というスタンスが損をしないコツです。
関連記事:コンフォートゾーンとは?挑戦して抜け出すことが成長する方法
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コメント
森、本人です。的確な視点から書いていただいて、嬉しいです。ありがとうございます。
◎森さん
コメントありがとうございます!
メルマガや動画など、いつも拝見させて頂いております。
森さんの様に多くの方から感謝される様な情報発信者になれるよう頑張ります。
私も動画を見ました。
このセミナーには疑問を感じました。
例えば、ラーメン屋志望者を集めたセミナーで「ラーメン屋は古い。パスタ屋で勝負すべき」と言われたら参加者は怒って当然だと思います。
youtubeで、「『思いやりとおせっかい』一考察」で検索してみてください。
ここで言われているようなことを感じました。
つまり、どんなにいい事であろうとも、言うべきタイミングというのはあると思います。
このセミナーに参加した人には、タイミング的に森さんの言葉はなかなか響かないと思います。
ただ、動画を見ているだけの人は、響く人は多くいるでしょう。
あと、私の個人的感想ですが…
コンテンツライターの時代だ、という主張は、どうかなと思います。
コンテンツの作り手、つまり音楽家だったり漫画家だったり、映像作家だったり、というのは、いつでも厳しいです。
それどころか、手法やツールの発達で素人にも簡単に手が出せる時代であるため、供給過多の状態です。
私の知り合いのライターも、戦場に行くようなレベルの仕事をしていながら、ライターだけで食っていくのは厳しく、講演会などの営業を必死でかけて食っている状態です。
AKBが好きだからAKBのことを書いていたら、月に数十万円儲かったケースがある、ということも森さんはおっしゃられていますが、もしそれが本当だとしたら、時代のおかげではなく、森さんの営業努力のおかげです。
森さん個人の力だけで持っているような状態では、まだまだ時代はコンテンツライターとまでは言えないんじゃないかと…
あくまで、森さんのスクール限定の話として留めておいた方がいいと思います。
◎動画見た人さん
貴重なご意見ありがとうございます!
この動画で話されていることは「『とりあえず儲かると言われているアフィリエイト』にただ飛びつくのではなく、アフィリエイトでも稼げる様になるために、まずその知識やノウハウをコンテンツライターとして「稼ぎながら増やしていって」その後でアフィリエイトをやってみるのが良い方法ですよ」ということだと思います。
「ラーメン屋の代わりにパスタ屋」ではなく、「×いまラーメン屋が人気だから自分もやろう → ○まずラーメン屋でバイトしながらノウハウを身に付け、オリジナルのラーメン屋で勝負できる力を身に付けましょうね」ということだと私は解釈しました。
そして、「コンテンツライターの時代」という主張も、動画内でも度々出ていますが「質」の問題だと思います。「コンテンツライターをやったら儲かる」ではなく「ジャンルを絞って特化するなり(グーグル的に質の高い)コンテンツを作れるようになりましょう」ということだと思いますよ。
また、「グーグルの進化によって簡単には稼げない」ということも動画内では言われていて、営業努力も含めての成果の出し方の話ではないでしょうか。
ただ、仰る通り参加者としての立場で聞いたら疑問に思う方もいるでしょうね。
そして私が言いたかったのはこの動画だけでなく、色々な場所で話した時にすぐ「無理だ」「できない」と否定してシャットアウトしていても成長しないですよ、ということです。
動画見た人さんの様に、ご自身の考えをしっかり持って意見を言える方は単なる否定ではないので損思考ではないと思います。
ご返信ありがとうございます。
時間とお金をかけてセミナーに参加するというのは動画を見るだけの人とは覚悟が違います。
あの中年男性は、ある意味では羨ましく思えました。
格闘技でいえば、マッチメイクされて試合に向けて猛練習している状態でしょう。
そういうときは、周囲の意見を一度受け止める余裕はないと思います。
必死でスパーリングしている選手に、「もしもし、もっとこうした方がいいですよ」
と言ったところで、「うるせー」と言われて終わりでしょう。
こういうときは、むしろ意見を聞かずに、いわゆる「バカになる」ことも大切だと思います。
情報が山のようにある今、みんな、悪い意味で賢くなっていると思います。
効率を求めてあっちこっちにブレまくってます。
もう、試合は組まれているのに、いまだに戦い方を変えようとしている。
たとえ間違っていようとも、とりあえずは方針を貫き通してみる。
それで負けて初めて、得るものがありますし、周囲の意見をすんなりと吸収できるものだと思います。
中途半端に吸収されたいろんな考えを背景に戦っても、成長はありません。
実感として、本当に周囲の意見を吸収するためには、「バカになる」時期が必要です。
ちなみに、このコメントは私自身に向けて書いている面もあります。
最近、ブレブレで物事が進んでませんから。
あのようなセミナーに参加したとしても、私は何も言えず、むしろブレてしまうかもしれません。
なので、あの中年男性の、強気な面は欲しいな、と思いましたよ。
◎動画見た人さん
そうですね、確かに自分が信じている方法で頑張っている最中に横槍を入れられたら感情的になるのももっともですね。
この記事での私の主張としては「結果的にその情報・考え方を受け入れるか受け入れないに関わらず、真っ向から否定してはもったいないですよ」ということです。なので、「方針は固まったからブレずに行きたい!」という意思をお持ちの方にはそぐわないかもしれませんね。
ネットビジネスに関わらず、法や環境の変化で既存の(今まで信じていた)方法がどうしても通用しなくなることはあるので、『シンはブラさず柔軟な対応をとれる』スタンスでありたいなと自分は思います。