今さら聞けない? 仮想通貨(暗号通貨)に関する用語を順次記載します
解説が必要なものは別記事でも詳細を記載しています。
※本来は暗号通貨という呼び名が正しいのでしょうが、今後の日本では仮想通貨が一般的になりそう(2016年5月25日仮想通貨法も可決されましたし)なので、「仮想通貨」で表記します。
仮想通貨用語集:あ行
アルトコイン Alternative Coin
アルトコインとは「代替的コイン」と呼ばれ、ビットコインに代わることが期待される、その他の仮想通貨のことです。
暗号資産
暗号資産とは、2018年3月のG20(20カ国首脳会合)にて用いられた言葉で、仮想通貨(暗号通貨)を「通貨」ではなく「資産」とみなし、グローバルな規制のもとで金融における技術開発の奨励を行う方向性が示されました。
仮想通貨は英語で ”crypto-currency” と書きますが、暗号資産は英語で “crypto-assets” と書きます。
暗号通貨=仮想通貨
IOU(アイオーユー)
IOUとは、I Owe Youの略で、第三者が発行する預かり証(借用証書)を指し、Rippleで使用される仕組みの1つです。
※外部サイトGenx Notesさんの「IOUとは何か」などがわかりやすいかと思います。
ICO(アイシーオー)
ICOとは、Initial Coin Offeringの略で、新たに仮想通貨を発行して一般向けに販売することで資金を調達することです。
本来、暗号通貨は政府の様な特定の管理者は存在せず、開発者が市場に流通させた後は開発者自身も不正などができない仕組みですが、発行体が存在する仮想通貨コインがあります。このコインを暗号アセット・暗号トークン・単にトークンと呼びます。
株式におけるIPO(Initial Public Offering = 新規公開株)になぞらえてこう呼ばれます。
アセット
発行者が存在する仮想通貨のこと。別名:トークン
頭CC
頭CC(コインチェック)とは、主に相手を煽ったり見下す時に使われる言葉です。
語源は諸説あり、
・CCで高いスプリットを搾取されているのに(気づかず)使っている
・CCのチャットが初心者的な質問ばかりで、それを見た人達から自然と発生した
などが由来のようです。
2018年1月26日に起きたNEM(ネム)不正流出事件により、コインチェック利用者自体を馬鹿にする目的で使用する人もいます。
IYRK
IYRKとは、「いくで。やるで。リップル買い増しや。」の略で、Twitterの一部で流行っている言葉です。
ウォレット
仮想通貨を保管する財布(仕組み)。デスクトップ型(PC上の財布)、モバイル型(スマートフォン上の財布)、ウェブ型(Web上の財布)、ハードウェア型(専用端末の財布)、ペーパー型(紙に印刷された財布)といった形式のウォレットがあります。
関連記事: ウォレットとは
エスクロー
エスクロー(escrow)とは、商取引を行う時、売り手と買い手の間に仲介人として信頼のおける第三者(金融機関など)を立て、取引の安全性を確保することです。対面ではないネット取引の場合、料金を支払っても買い手が「届いていない」など虚偽を行う可能性があるため、料金と商品の両方がエスクロー側で確認された後に双方に引き渡すことで公正で安全な取引が行なえます。
億り人(おくりびと)
億り人とは、2008年公開の日本映画「おくりびと」を文字った言葉で、投資や仮想通貨などの保有資産が1億円を突破した人のことです。
仮想通貨用語集:か行
仮想通貨=暗号通貨
関連記事:【暗号通貨(仮想通貨)】とは
草コイン
草コインとは、人によって若干使用方法は異なりますが「新たに作られて取引量が少なめな仮想通貨のこと」です。
これから伸びるという期待感があるものから、資金集めが目的で実際は流通しないものまで幅広くあるため、入手を検討する時は注意が必要です。
Crypto-Currency Market Capitalizations
クリプトカレンシーマーケットキャオイタリゼーションズとは、世界中で取引されている仮想通貨の時価総額(=Market cap:マーケットキャップ)がランキング形式でわかるサイトです。
ゲートウェイ
仮想通貨の1つである「Ripple(リップル)」を扱うための仕組みです。取引所やウォレットの役割を兼ねている場合もあります。
例「gatehub(ゲートハブ)」(外部サイト)
KYC
KYCとは、Know Your Customerの略で、意味は「金融機関における本人確認」です。マネーロンダリング防止などを目的として、銀行に口座を開いたり海外送金する時に行う手続きのことです。
ゴックス(する・した)・Goxする・した
ゴックス(する・した)とは、取引所が急に使えなくなったりすることです。
マウントゴックス(Mt. Gox)というビットコイン交換所が2014年に破綻し突然取引ができなくなったことが由来です。
仮想通貨用語集:さ行
自由億(じゆうおく)
自由億とは、「10億円」のことです。元々は株用語としてトレーダーの間で使われてきた言葉ですが、仮想通貨の普及後は「億り人」を超えて保有資産が10億円を突破した人を指すこともあります。
スキャム
スキャム(スカム)とは「詐欺」のことです。英語の「scam」から来ています。
ソフトフォーク
仮想通貨に何かしらの不具合が出た時に、容量(ブロックサイズ)や仕組みなどを修正や変更する方法の1つで、マイナーアップデートの事です。基本的にソフトフォークを実行する以前に使用できていたものはそのまま使える(互換性がある)状態で新たな仕組みを追加します。ただし、その「新たな仕組み」に対しては旧バージョンのものが対応していない場合、例えばウォレットが使えない等の事態が起きる場合もあります。
仮想通貨用語集:た行
2FA(Two Factor Authentication)
「二段階認証」の事。仮想通貨に限らず、ネット上のサイト・SNSなどに自分のアカウントを持つ場合、IDとパスワードの入力が必要なことが多いが、これだけだとハッキング(成り済まし・乗っ取り)のリスクがあるため、別のデバイスなどでロックを書ける仕組みです。
詳しくは Ripple(リップル)のGateHub(ゲートハブ)に二段階認証で助けてもらった話 などを参考にしてください。
TGE
TGEとは、「Token Generation Event」の略で、規制によりICO(Initial Coin Offering)という名称が使えなくなってくることで新たに作られた言葉です。
トランザクション
仮想通貨の送受信と記録(=取引)の事。
トークン
ブロックチェーン等を使ってオリジナルに発行された仮想通貨。つまり発行者が存在する仮想通貨のこと。別名:アセット
仮想通貨用語集:な行
二段階認証
た行の「2FA」を参照。
仮想通貨用語集:は行
ハードフォーク
ソフトフォークと同じく仮想通貨の容量(ブロックサイズ)や仕組みなどを修正や変更する方法の1つですが、ソフトフォークがマイナーアップデートなのに対し、こちらは旧バージョンとは互換性がなくなるメジャーアップデートのことです。
HYIP、HYIP投資
半減期
仮想通貨のマイニング(発掘報酬)が半分になるタイミングのこと。多くの仮想通貨は価値を維持するため、発行量がだんだんと少なくなっていく仕組みを取っており、一般的には価格が上がるとされる。
ビットコイン
関連記事: ビットコインとは
P2P(ピアツーピア)
特定の管理者(中央サーバー)を置くことなく個人間でデータ情報を取引すること、その仕組み。仮想通貨は一般的な紙幣の様に政府などがその管理や調整をしているわけではなく、P2P方式でデータを交換します。これだけだとその取引が正しいものか確認が取りづらいですが、それをブロックチェーンという方法で解決したのが仮想通貨の特徴です。
フィアット
フィアットとは法定通貨、つまり日本円やアメリカドルのことです。
ブロックチェーン
「ブロック(取引データ)」をまとめたもの。過去のブロックデータが全てユーザー間で共有されるため不正などがあればすぐ発覚するという仕組み。ちなみに「blockchain.info」というビットコイン用のウォレットサイトがあるが混同しない様に要注意。
ブロック
仮想通貨の取引をまとめたものでマイニングの単位。
仮想通貨用語集:ま行
マイナー
マイナーとはマイニングを行う人のことです。
マイニング
新たなブロックを形成しその報酬として仮想通貨を得ることです。その様子からマイニング(採掘)と呼ばれる。実際に鉱山などを掘るわけではなく、スーパーコンピューターを使って取引の際に生まれる数学的な暗号を計算処理して承認作業することを言います。
マイニングには次のような種類があります。
・一般的なPCで初期費用がそこまでかからない「CPUマイニング」
※CPUとは「Central Processing Unit」の略で、コンピュータの中央処理装置(プロセッサ)のこと
・CPUよりも効果的な処理が行なえアルトコインのマイニングが行える「GPUマイニング」
※GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、リアルタイム画像処理に特化した演算装置ないし処理装置。グラフィックボード
・マイニングに特化した処理が行える「ASICマイニング」
※ASICとは「Application Specific Integrated Circuit」の略で、「エイシック」と読み、特定の用途に向け作られた集積回路のこと
仮想通貨用語集:や行
仮想通貨用語集:ら行
リップル
ロールバック(rollback)
ロールバックとは「巻き戻し」の意味で、障害が起こった時にそれが起こる前の状態にまで戻すことです。
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