こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は仕事の場で使われる「ティーアップ」「トスアップ」の意味や使い方をご紹介します。
社会人の多くが人脈を築くために会合、勉強会、セミナー、あるいは合コンでも名刺配りに明け暮れていることでしょう。しかし配ることが目的になっていませんか?
重要なのは人脈を活かし各々が幸せになることです。その為にはティーアップやトスアップなどの配慮が大切です。
ティーアップとは
ここでご紹介するティーアップは「芸人さん」のことでも「トヨタさんの車買い取りサービス」のことでもありません。
ティーアップとは相手を持ち上げるという意味です。言葉の由来はゴルフから来ています。
ゴルフ経験がある方であればご存知かと思いますが、ショットの際にティーペグという道具を使って地面よりも高い位置にボールを置くことをティーアップ(英語ではtee up)と言います。
ティーアップの使い方と注意点
ゴルフと同様に人間関係においても、相手を少し持ち上げる=褒めることで気分を良くさせ良好な関係を築こうというのがティーアップです。
とは言え、「おべっかを使え」「ごまをすれ」という訳ではありません。
過剰な持ち上げはあざとさや軽薄な印象を与えかねないので注意が必要です。
下記の関連記事でご紹介しましたが、褒め方にも段階(階層)があります。
余談ですが、ゴルフにおいてもティーアップの高さ調整は難しいそうで、「高めの方が良い」「テンプラになるから低い方が良い」と、教える人や指南書によっても意見が分かれる様ですね。
トスアップとは
スポーツにおけるトスアップは
- バレー:トスを上げること、もしくはトスによってあげられたボールのこと
- テニス:サーブを打つためにボールを上に投げること
- バスケット:ジャンプボールの際に両チームの選手の間に審判がボールを投げること
という意味ですが、今回のようにビジネスで使われる場合のトスアップとは優良な顧客を他の社員や部署に紹介するという、「社内紹介」という意味で用いられる場合が多いです。
トスアップの使い方と注意点
しかしながら、ただ人を紹介するだけでは感謝もその場限りのものになりやすいので注意が必要です。
トスアップする時は「紹介する人の良さ・特徴」「紹介先の情報をその人に伝えておく」など、双方に好印象を与える様な配慮が大切です。
これができるとその後の仕事もスムーズになりますし、余計なトラブルにあなた自身が振り回される可能性も減ります。
更に、「あなたに頼めば大丈夫」「良い人を紹介してくれる」と評判が上がれば自然と人脈も広がります。いわゆるバイラル効果(口コミ)ですね。
褒める・持ち上げるのが苦手な人は美点凝視を心がける
相手の良い所を見つけることを美点凝視と言いますが、日頃から相手の褒めるポイントや持ち上げるポイントを見つけることを意識すれば褒める・持ち上げることもできるようになってきます。
- 時間を守る
- 締切を守る
- 机やロッカーなどの整理整頓をいつも行っている
- 細かい所に気がつく
などなど、人によっては見過ごしてしまったり当たり前だと思っている部分でも充分褒めるポイントになります。
美点凝視が自然にできれば、あなた自身の印象も良くなり良好な人間関係が作りやすくなります。
結論
ひょっとしたらあなたは精力的に内外の会合に出席し、名刺交換に明け暮れているかもしれません。
しかし、その後に繋がったものがいくつあったでしょうか?
名刺を交換して終了。あるいは後日 先方の名刺に書いてあるメアドに挨拶文を打って終わっていませんか?
ビジネスに限らず何がきっかけで先につながるかはわかりません。
例えば私の友人はお客さんと行ったカラオケでの「歌の上手さ」を気に入られて注文を受けたことがあるそうです。経験や話題が豊富な人、つまり相手に与えるもの(=ギブ)が多い人は結果的に成果や結果(=テイク)に繋がることも多くなります。
「そんなこと言っても自分には特技もないし特別な経験もない」
という方もいるでしょう。
そこで、今回ご紹介したティーアップやトスアップの心配りです。
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