仕事に笑顔を奪われていませんか?

最近笑いましたか? 1日にどれくらいの頻度(ひんど)で笑っていますか?

悩むサラリーマンの画像

(画像:poxabayより引用)

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は「仕事に笑顔を奪われていませんか?」というテーマでお話しします。

良い笑顔は周りの人に作用し良好な人間関係を構築します。また、自身の精神面にも影響します。しかし、「子供は1日平均400回笑うが、大人になると15回に減る」「笑顔が減った1番の原因は仕事」という悲しいデータもあり、中々上手くいかないことも多いです。「笑顔難民」などと言う言葉まで見かけます。

笑顔が減った原因1位は「仕事」。以下「時間の無さ」「体調」…

ある大手お菓子メーカーによる、就業している女性400名対象にした調査によると、「笑顔が減った原因の1位が仕事」「働く女性の8割が仕事にストレスを抱えている」という結果が出ました。

1、仕事 … 約34%
2、遊ぶ時間が減った … 12%
3、病気や怪我 … 8%
4、失恋・離婚 … 6%
※残りは不明

女性に限らず仕事にストレスは付きもので、完全になくなるものではないと思いますが、それにしても日本の労働環境の多くが笑顔を減らしていることが伺えます。

 

子供は1日平均400回笑うが、大人になると15回に減る

これは最近(2017年2月頃)、妻夫木 聡さんが出演するグリコのCMで見かけるフレーズです。

公式動画はこちら↓

引用元:グリコ コーポレートCM「smile.Glico 笑顔トリビア」篇 90秒

(削除やyoutubeの仕様で見られない場合はご容赦ください)

 

CM内では以下のフレーズが出てきます。

人はなぜ笑うのだろう。

笑顔がなくても、生きてはいける。

[ 笑顔でいると頼りにされる ]

[ 笑うと脳が活性化する ]

[ 笑顔は、300フィート先でも認識できる表情 ]

[ 誰かと一緒の方が、30倍も笑いやすい ]

[ 子どもは1日平均400回笑う ]

[ 大人になると15回に減る ]

[ 笑顔の人の方が記憶に残りやすい ]

[ 大切な人を想うと、自然な笑顔になる ]

[ 世界でたったひとりだったら 人はきっと笑顔になれない ]

[ 幸せだから笑うのではなく 笑うから幸せになれる ]

あなたが笑うと、世界は変わる。

この「子供は1日平均400回笑い、大人は平均15回」と言うのはアテニアという美容関係の企業の調査でも発表されています。大人の方の笑顔を調査したのがどうやらこの企業のようです。

 

余談:以前は、「子供」と言う表記が「供養の供の字で良くない」などと言われ「子ども」と表記された時期もありましたが、文科省が2013年に、子供と表記しても否定的な意味はないと判断し、公用文書は漢字表記との原則を再確認しました。ですので当サイトでは子供で表記しています。

 

笑顔は「幸せホルモン」と呼ばれる(脳内)セロトニンを増やす

上記のCMでも笑顔の素晴らしさが伝えられていますし、また割と知られていることですが、笑顔にはセロトニンを増やす効果があります。

 

セロトニン(幸せホルモン)とは何か

セロトニンとは、主に人間の精神に影響する三大神経伝達物質の1つ(残り2つはノルアドレナリンとドーパミン)で、不足すると不眠症や鬱などの精神疾患にかかりやすくなるとも言われています。

一般的には「幸せホルモン」として高揚感や情緒の安定などメンタルや脳に作用するものという認識がありますが、実はそれよりも消化器官に働く役割の方が多いそうです。

セロトニンの中の一部が脳内で働くことで気分に影響するのですが、それにはトリプトファンの摂取が重要と言われています。

(注:私は医者や科学者ではないので詳しくはわかりません。WElQの様に問題になっても困るので詳細を知りたい方はご自分で調べることをお勧めします)

 

笑顔以外でセロトニンを増やす方法もあるが、それを実行・継続するのは難しい

セロトニンを増やす方法には以下のようなものがあります。

 

・日光を浴びる

・適度な運動をする

・睡眠を規則正しく取る

・肉、魚、豆類などトリプトファンやB6などセロトニンを合成するものをバランスよく、よく噛んで食べる

 

しかし、これが中々できないからセロトニンが減っていると逆説的に捉えることもできるのではないかと私は考えます。

長時間労働や休日出勤の恒常化など、いわゆるブラックな労働環境のせいでライフワークバランスが崩れ、セロトニンなどの精神安定物質が不足する→気分が滅入る→余計悪化する、という負のスパイラル(悪循環)に陥るケースも少なくないのではないでしょうか。

 

そこでまずは笑顔です。職場環境や生活環境にもよりますが、意図して笑う機会をちょっとでも増やすことで、少しでもセロトニンを増やして心身のバランスを整えることが比較的簡単にできる改善だと思います。

 

セロトニンは「グルーミング」でも増える

またセロトニンは上記の方法以外にも「グルーミング」することでも増えるとされています。

グルーミングとは動物で言えば親子や仲間との毛づくろいやノミ取りのことで、人間で言えばスキンシップに当たります。人との会話、スポーツなどでのコミュニケーションやハイタッチといった他人との関わりも精神衛生に効果的というわけです。自然と笑顔になる機会も増えますね。

 

とくに現代ではSNS、動画サイト、ソシャゲ(ソーシャルゲーム:スマホやタブレットで気軽にできるゲーム)など、人と関わらなくても時間を潰せる趣味が増えました。

 

それが精神的に良い作用をしているのであれば、周りがどうこう言う必要もないとは思いますが、もし仕事にやりがいも感じず、これと言って他にやりたいこともなく、気分が上がらないまま日々を過ごしているということであれば、『他人と関わる何らかの場に行く、趣味を持つ』ことも1つの改善になるかもしれません。

 

もちろん、最初の1歩を踏み出すのは誰しも大変だと思います。

もしハードルが高いと感じるのであれば「本を読む」のも1つの手です。人間、自分の頭で考えられることには限界があり、新しい思考や知識を取り入れないとイメージできることも変わりません。そうして知識を増やしたら人に話したくもなりますね。

 

仕事が好きで笑顔になる人もいる

仕事が悪とは限りません。自分の仕事が好きな人も世の中たくさんいます。

好きこそ物の上手なれ」ということわざもありますが、自分が就いた仕事に使命感・やりがいを感じている人は、成長を感じ、仕事が楽しく笑顔も絶えないでしょうし、むしろ休みの日に不安を感じたりするくらいの人もいます。

 

そういった人達を「社畜」などと蔑む声もありますが、本人が良しとしているものを他人がとやかく言う筋合いはないですね。ひょっとしたらそれだけ打ち込めることへの羨ましさが隠れている人もいるかもしれません。価値観の相違です。

 

「今やっている仕事を見つめ直して新たな価値を発見する」というのも笑顔になる方法の1つとしてはアリだと思います。

 

仕事に笑顔を奪われていませんか?:まとめ

極論を言ってしまえばこの世に「絶対に楽しいこと」は存在せず、ある物事を人によって楽しく思うか、辛く感じるかの差でしかありません。

もしあなたが「仕事に笑顔を奪われているな」と感じてこの記事を読んだのであれば、

・習慣や環境を変える
・考え方を変える

のどちらかで、「今の場所で笑顔を作る」か「別の場所で笑顔を作る」かの2択から考えてみるのはどうでしょう。

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