コンフォートゾーンとは?挑戦して抜け出すことが成長する方法

限界を突破した姿

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

人は快適な空間や環境を求めますが、「自分を成長させたい」「今のレベルを上げたい」という場合は多少の不安があっても新しいことに挑戦しなければなりません。

そこで今回は「コンフォートゾーン」「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」という、人間が快適・不快に感じる心理的な範囲についての解説と、そこから人が成長するための方法についてご紹介します。

また、経営者である友人の話や塾講師やスポーツの指導者をしてきた自らの経験かたレベルアップするための実例などもご紹介します。

コンフォートゾーンとは

まずは下記の図をご覧ください。今回ご紹介するコンフォートゾーン・ラーニングゾーン・パニックゾーンのイメージ化したものです。

コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは「不安を感じすに快適さを感じる領域」のことです。

英語では comfort zone と書きます。

コンフォートゾーンは人それぞれ範囲が異なります。

また、性格によっては見知らぬ土地や環境に身を置いた時などはコンフォートゾーンが小さくなることもあります。

人には「ホメオスタシス=恒常性維持機能」という、生命維持のために現状を安定させる習性がありますが、これもまた精神的な部分においても影響しているようです。

  • 住んでいる場所
  • 仕事
  • 付き合う友達や恋人や家族
  • 趣味
  • 好きな音楽
  • 食事や生活習慣
  • 体型

など、人間は無意識にこのゾーンに留まろうとします。

これ自体は悪いことではありません。誰だってわざわざ不安な思いはしたくないですよね?

しかしコンフォートゾーンは言ってしまえば「ぬるま湯」です。

ぬるま湯に浸かったままだと湯冷めをして風邪を引いたり体調を崩したりしてしまうかもしれません。

また、ウォルト・ディズニーやピーター・ドラッガーなどに代表されるように、「現状維持は停滞・衰退を招く」というのは至る所で言われます。あなたも職場の上司などに言われたことはないでしょうか?

つまり、自分が成長する・レベルアップするには多少の不安やリスクがあってもこのコンフォートゾーンから抜けなければならないのです。

 

ラーニングゾーンとは

ラーニングゾーンとは中央のコンフォートゾーンから少し外に出た範囲・領域のことです。

英語では learning zone と書きます。

ラーニングゾーンはストレッチゾーン(stretch zone)とも呼ばれ、少々の不安やリスクといった負担は伴いますが、最も人を成長させる部分です。

ラーニングゾーンでは

  • つらい
  • 上手くいかない

といった壁が立ちふさがりますが、そこを乗り越えた時の充実感はコンフォートゾーンでは得られません。

 

パニックゾーンとは

パニックゾーンとはラーニングゾーンを更に超えた範囲・領域のことです。

英語では panic zone と書きます。

自分の現在の力量を考えず一気に急激な変化を起こしたり、超えられない試練を背負い込んだりすると、文字通りパニック(混乱)してしまい身動きが取れず負担に押しつぶされてしまいます。

 

成長・上達のコツは少しだけ難しい事をする

これは塾講師やサッカーの指導者をやってきた私の経験から学んだことですが、指導する相手への負荷のかけ方は本当に難しいです。

なぜなら人間は忍耐力がある人・無い人、理解が早い人・遅い人など千差万別だからです。

ただしどんな人であっても「現状より少しだけ難しい事をする」のが成長・上達のコツです。

人は簡単過ぎると飽きてしまい、難しすぎるとやる気を失います

ですから、今のレベルを見極めた上でちょっとだけ負荷を上げることが継続した成長に繋がります。

「無理なく続ける」のが成長には欠かせませんが大半の人はこれができずに途中で止めてしまいます。それはこのレベルの調整が上手くできていないからというのも一因としてあります。

自分で何かを学ぶ時、あるいは人に教える時はこのレベルの調整、つまりラーニングゾーンがパニックゾーンになっていないかを確認するのが良いでしょう。

 

コンフォートゾーンを意識することは仕事にも役立つ

コンフォートゾーンを意識することはお店の演出など仕事にも役立ちます。

経営者の友人によると「例えばホールの様な場所に1人で居る様な場所や、反対に狭い空間に何人もいる様な場所はどちらとも人に不安感を与える」とありました。

典型的なのはエレベーターです。狭いスペースに多くの人が乗ると不安から無意識の内に階数が変わる表示を見上げてしまいますね。

彼の話の続きでは「だから、人気があるお店はその場にいることで心地良さを感じる様に工夫をし、演出している。スタバは更に進んでいてそこに居ることが一種のステータスに感じさせる様、あえてガラス張りにしている」と言っていました。

空間の広さや他人との距離感など様々な面からコンフォートゾーンを考えることも仕事では大切です。

 

結論

それでは今回の結論になります。

人には快・不快を感じる

  • コンフォートゾーン
  • ラーニングゾーン
  • パニックゾーン

という心理的な範囲があり、自己成長のためには快適な空間を抜け出してチャレンジする必要がある。

ただし負担をかけすぎると逆効果になるので見極めが大切。

ラーニングゾーンでは今より少しだけ難しいことに取り組むのが最も成長しやすい。

「現状に甘えている」「変わりたい」と考える方は、まずはほんの少しの変化を日常に取り込んでみるのが良いかもしれません。

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