考え方が激変!3つの思考法③:クリティカルシンキングとは

      2017/05/16

クリティカルシンキングのイメージ写真

今回は『クリティカルシンキング(批判的思考)』についてご紹介します。

物事に対する人の考え方は様々ありますが、大きく分けると3つに分類されます。それが『ロジカルシンキング』『ラテラルシンキング』『クリティカルシンキング』です。

これら3つの思考法を知り、状況に応じて使い分ける事ができれば適切な対応をとる事ができるようになり、仕事やあるいは恋愛や日常生活においても、よりあなたの望む方向に状況を運びやすくなることでしょう。

クリティカルシンキング(critical thinking)について

クリティカルシンキングって何?

クリティカルシンキングとは「批判的思考」と訳される思考法の1つで、1930年頃アメリカの教育学で主張されはじめ、いったん下火になるものの1980年頃から再び注目を集めた考え方です。

日本においては近年、教育カリキュラムに取り入れようとする動きが高まり2012年に大学入試への導入が検討されたり高校の教育に取り入れるべきと主張する学者の方もいます。

ロジカルシンキング は垂直思考、ラテラルシンキング は水平思考でしたが、クリティカルシンキングはこれらと独立した思考法という訳ではなく、個人的にはこれら2つの思考法への「ハブ」の様な印象を持っています。

「批判的思考=否定・批判」ではない

「批判的思考」とありますが、「粗探し」や「否定」とは違います。具体的には

物事の問題を定義し

感情的にならず客観的、論理的、批判的に分析し

本質に近づける

というのがクリティカルシンキングの考え方です。

クリティカルシンキングを強固にするテクニック

クリティカルシンキングを養う手法としては

  • PAC思考
  • バイアスの分析

などがあります。順番に解説していきましょう。

PAC思考

  • Premise:前提・事実
  • Assumption:仮定
  • Conclusion:結論

の頭文字を取った物事を論理的に考える手順です。

例えば「去年、商品:Xは100個売れて、まだまだ需要があるから今年も同じだけ売れるだろう」という話が会社であったとしたら、

  • 去年Xが100個売れた =Premise:前提・事実
  • まだまだ需要がある  =Assumption:仮定
  • 今年も同じだけ売れる =Conclusion:結論

となります。ここでA:仮定に注目します。

「本当にまだまだ需要はあるの?」「他社が似た様な商品を出して来たら?」

という風にその仮定に対して疑問を投げかけてみるのです。

物事は「仮定」あるいは「前提」のほころびによって結論が覆(くつがえ)されます。ですので、A:仮定(もしくはP:前提)に疑いを持ち、その正当性を検討するのがPAC思考です。

今回の例では「100個売れた」は「事実」に該当するのでここを指摘する必要はないですが、意外とこのP:前提・事実が誤っている(誇張されている)ケースは多いです。

身近な例ですと、「海外のセレブに大人気」「今、若者の間でブームになっている」などですね。

バイアスの分析

よく「バイアスがかかる」という様な言い方をしますが、「物事を希望や憶測で事実や判断を誤ってしまうこと」を認知バイアスと言います。

また、「自分に都合の良い情報だけ集めて先入観を正しいものとする」ことを確証バイアスと言います。

こういった先入観に囚われていないかをチェックするのがクリティカルシンキングにとって重要です。

 

 

日本におけるクリティカルシンキング

日本ではこのクリティカルシンキングがまだまだ浸透していないとされています。理由は日本の「教育方法」「風土」にあると言われます。

日本の教育とクリティカルシンキング

暗記・詰め込み式が多い日本では、「知識」を増やす事はできますが「思考」を育てるには向かない傾向にあります。もちろん全く考えない訳ではないですが、一昔前にあった「運動会のリレーは同着ゴールにする」など全体主義、集団を(必要以上に)重んじる教育方針が、人の意見を批判・疑うこのクリティカルシンキングと合っていないのです。

日本の風土とクリティカルシンキング

クリティカルシンキングは「論理的」「批判的」という2つの側面から自分なりの意見を組み立てていきます。

特にアメリカなど、幼少期から「why?」と様々な物事に疑問を持ち自分なりの仮説を立て、また授業でもディベートがある、「意見を持ってて当たり前」な国に対し、「空気を読め」「出る杭は打たれる」「事なかれ主義」といった目立つ事を良しとしない風土が日本にはまだまだあるため、クリティカルシンキングが根付きずらい様です。

クリティカルシンキング:まとめ・補足

他の思考法でも述べましたが、「どれかが優れていて1つの思考法を学べば良い」というものではありません。

むしろロジカルシンキング・ラテラルシンキング・クリティカルシンキングの3つともが相互関係にあり、それぞれを高める事が公私の充実に役立ちます。

今後の日本は、高齢化や労働力人口の不足による外国人労働者の受け入れ等で、今後ますます外国人の方々と接する機会は増えると予測されますが、そうした時にこれらの思考法に慣れておく事でスムーズな意思疎通も図れるかもしれません。

 

補足:ネットビジネスの世界で有名なだいぽんさんがウェブナーで「クリティカルシンキング・エッセンシャル思考が重要」と言ったのをそのまま受け取り、2つを同じ意味の様に書いている方を数名見かけましたがちょっと違います。

エッセンシャル思考は「無駄を省く・必要なこと以外はやらない」という特化した思考の事です。

 

前の記事:あなたのレベルを高める3つの思考法②『ラテラルシンキング』

次の記事:不幸グセに直面し幸せを感じる2つの方法をやると決意した話

関連記事:【自分に対するマインド・思考】一覧

※当サイトのご利用、いつも応援して下さる方 ありがとうございます。ブクマやコメント、シェア共有など励みになります!

※当サイトはリンクフリーですが、記事の無断転用ではなくリンクでの引用をお願いします。

 - 自分に対する思考・マインド , , , ,