会話のさしすせそ:苦手なコミュニケーションの改善できる方法

今回は会話が苦手な人に向けた受け答えの方法:『会話のさしすせそ』をご紹介します。

「会話のさしすせそ」「さしすせその法則」をイメージした画像

(画像:Teaching Othersによる自作)

「会話のさしすせそ」は話し好きな上司や先輩とのコミュニケーションを改善するのに役立ちます

男女問わず多くの人は、ひとの話を聞くよりも自分の話を聞いてほしいものです。そしてそれを好意的に受け取ってほしいと考えています。

「会話のさしすせそ」は、そうした話し好きな目上の方との会話に置いて、簡単に「聞き上手」になれる方法として有効です。

会話が苦手

会話が苦手と悩む人は多いです。

  • 会話が続かない
  • 何を話していいか思いつかない
  • 会話のつなげ方、発展のさせ方がわからない

上記のような理由から他人と会話するのを避けたり、「自分は頭が悪いのではないか」とストレスを抱えてしまったりする人もいます。

 

会話が苦手な理由には例えば:

  • 「過去の失敗体験によるトラウマ」
  • 「コミュニケーションの経験値不足」
  • 「話の一部分で考えすぎてしまい続きが頭に入らない」

など人によって様々ありますが、今回ご紹介するのはそうした状態の克服といった重く時間がかかるものではなく、ちょっとした工夫でまずはリラックスして受け答えができる、あるいは会話のキャッチボールがスムーズにできる、こうしたきっかけになる方法です。

会話のさしすせそとは

会話のさしすせそは聞き上手になり、会話をスムーズにする方法です。『さしすせその法則』とも呼ばれます。

「会話のさしすせそ」とは、5つの言葉の頭文字を取ったものです。

その5つの言葉とは以下の語句になります。

  1. 流石(さすが)ですね!
  2. 知らなかったです
  3. 凄い(スゴい)ですね/素晴らしいですね
  4. センスがありますね
  5. そうなんですか!

この「会話のさしすせそ」を話の合間に入れていくことで、相手が気持ちよく話せるようになります。

会話のさしすせそはご機嫌取りではない

会話のさしすせそはおべっか、つまり『ご機嫌取り』や『ゴマすり』ではありません

プライドの高い人は「相手に媚びへつらっている様で嫌だ」と感じてしまうかもしれません。

しかし、決して腰ぎんちゃくや太鼓持ちになれと言っている訳ではありません。

会話のさしすせそは、会話の流れをコントロールすることでより有益な情報を得たり、良好な関係を築いたりするためのコミュニケーションの方法なのです。

覚えやすく「さしすせそ」にまとめられていますが、これらの語句にとらわれる必要はありません。

例えば次のような言葉でも良いわけです。

  • 「うまいですね」
  • 「勉強になります」
  • 「助かります」

話をする側としては相手の反応が気になります。

話し相手から頷く(うなづく)や受け答えなどのリアクションが何もないと、「この人は本当に話を聞いているのか?」と不信に思ってしまいます。

もし自分が話す立場なら気になりませんか?

そこで、ただ受け答えをするよりも「会話のさしすせそ」を加えることで、「この人は自分の話をちゃんと聞いてくれている」と話し手側に好印象を与えながら会話を進めることができます。

別の記事で「影響力 返報の法則」や、「好意の法則」というのをご紹介しましたが、人には良い感情には良い感情を返したくなる傾向があります。

また、単純接触効果(ザイアンス効果)という「接する機会が多いほど親密さが増す」という心理的な傾向もあります。

普段から相手に良い印象を与えておけば、いざという時に助けてくれたり貴重なアドバイスをくれたりと、win-winの関係が築けるというわけです。

損をする会話のさしすせそ

今度は逆に損をする会話のさしすせそをご紹介します。

  • さっき聞きました
  • 知っています
  • すぐやりますから
  • せっかくのお言葉ですが
  • そんなのわかっています

このような反応をされたら話し手側はどう感じるでしょうか?

上記のような言葉や態度で忠告を聞かなかったり、「言われなくてもできます」となんでも自分の方法のみでやろうとしたり、といった自己完結型の人に対しては、きっと「この人には話すだけ無駄だ」と思うでしょう。

また、そういう人が逆に話す立場になった時には誰も真剣に話を聞いてくれないでしょう。

ビジネスでも何でも、人間関係の基本はギブアンドテイクです。

相手の話を聞かずに自分の話だけ聞いてもらおうというのは虫が良すぎます。

まとめとおさらい

ではまとめとおさらいです。

  • 会話が苦手な人は「会話のさしすせそ」で会話の流れを良くしよう
  • 「会話のさしすせそ」とは次の5つの言葉
    • 流石(さすが)ですね!
    • 知らなかったです
    • 凄い(スゴい)ですね/素晴らしいですね
    • センスがありますね
    • そうなんですか!
  • この言葉にとらわれるのではなく、「話を聞いている」のを態度で示して相手に好印象を与えるのが大事
  • 相手の話をきかず自己完結すると損をする

「話上手は聞き上手」という言葉がある通り、コミュニケーション能力が高い人は一方的に話を進めはしません。

相槌やリアクションによって「この人と話すのは楽しい」「もっと話したい」と相手を気持ちよくさせるのが上手いのです。

中には、「この人と話をしたくない」という相手もいるでしょう。

そういう相手であっても一方的にシャットアウトしてしまうのではなく、やんわりとかわして自分の評価を下げないためにも会話のさしすせそは役立ちます。

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