前回② は『自分に残された具体的な日数』『その残された日を良くするために自分の価値観を見つける方法』の話をしました。
今回はその価値観について掘り下げていきたいと思います。
時間と仕事とお金:価値観と目標が合わないとストレスが生まれる
「好きを仕事にする」について
よく、好きを仕事にする 事について『した方が良い』『すべきではない』と意見が分かれます。
その主張にはどちらにも一理あるのですが、好きを仕事にして続かない人は、その『好き』(=価値観)と、仕事の中での『目標』が合致しなかった、あるいはズレてしまったからだと思います。
下の図をご覧ください。
自分の人生における価値観(=大切な事・好きな事)を見つけ、それを達成するために長期目標を立て、そのための仕事を選び、日々の業務の中でのプチ目標を1つずつクリアしていくとやがて成功と呼ばれる立場・環境に近づけます。
自分の価値観に沿って働く人は立ち塞がる壁も、『本当に達成したいかを問う与えられた試練』として楽しみながら取り組めます。
端から見たら「あの人は凄い努力をしている」と思われても、当人にとっては『夢中』になっているに過ぎず、それを努力とは思っていないかもしれません。
時間と仕事とお金:「金」を最終目標にするとつまずく
『お金持ちになりたいですか?』と聞かれて「いいえ」と答える方はそこまで多くないと思います。
もちろん「最低限あれば充分」という方もたくさんいると思います。
わかります。
では、『最低限ってどのくらい?』と聞かれたらあなたはどう答えますか?
「人生の3大資金」から最終目標を定める
ざっくりいきますね。
『人生の3大資金』というものがあります。
(3大支出と言ったりもします)
人生の3大資金:①住宅資金・②教育資金・③老後資金
人生の3大資金①:住宅資金
マイホームを購入すると考えると地域差や規模、ローンなどを考慮して2,500万~4,000万ほど
人生の3大資金②:教育資金
文部科学省のHP(クリックで飛びます)に子供の学習費調査 というのがあります。
全て国公立として約1,000万円、全て私立なら約2,500万円
人生の3大資金③:老後資金
時間と仕事とお金の話①でも触れましたが、約4,800万円の貯蓄でギリギリと推測されます。
仮にアナタがとてもラッキーで「家は相続できる」、加えて「子供は作らない」考えだとしても年は確実に取るのでここはどうしても必要になります。
その他かかる費用として、車を1台もつなら50年間で買い替えなども考慮して1,500万円~、結婚するなら諸々費用で最低100万円~、他、衣・食・医療・趣味など…
…
……
一括ではないとしても頭痛がしてきますね 苦笑
それなのに「どうしてお金を目標にしちゃダメなんだ!」とアナタは憤慨するかもしれません。
いえ、いいですよ。目標にしても。
「さっきと話が違うじゃないか!」とおっしゃるかもしれません。
いえ、『最終』目標にするとつまづく と言ったんです。
時間と仕事とお金の話③:まとめ
ここまで価値観の話をしてきました。
自分の生涯をかけて達成する、そういう指針があれば人は苦を苦とせず頑張れると。
そういう方は結果、成功しお金も自然と溜まっています。
某予備校の有名講師(年収1,000万越え)の方も、ネットビジネスで1億円以上稼いだ人も、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者で有名なロバート・キヨサキも、成功者は皆『お金のために働いてはならない、途中でつまづく』と言っています。
もちろん日々の生活がありますし、自身のモチベーションのために、一時はお金を目標にするのもアリだと思います。
ただ、
最終目標=価値観をしっかり設定する
というのを忘れずにおいてください。
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