『価値観と優先順位』について
前回③ は『仕事と価値観、それに対するストレスの関係』、『3大資金』などについて話しました。
今回は価値観と優先順位についてお話ししたいと思います。自分と照らし合わせながら、一緒に考えてみてくださいね。
何を優先すべきか:判断基準の目安
価値観(=自分が好きな事・大切な事)について色々と話してきましたが、アナタの中の価値観は1つではないですよね?もちろん僕もそうです。
自分が向き合う様々な物事に対して、それぞれに対する考えを持ったり、感じ方をするのは自然な事だと思います。
例えば、
- 『資料作成の〆切が近い…』
- 『でも見たかった映画の上映日が明日まで…』
- 『友達から頼まれごとをしてるんだった…』
- 『最近ストレスで食べ過ぎだから痩せなきゃなぁ…でも運動する暇もないし…』
- 『欲しかった商品のセール案内が届いたけど限定3日間だよ!』
などなど
自分にとって大事な事が多すぎてどれから手をつければ良いのかわからなくなる事ってありますよね。
その判断基準の目安をお伝えします。
価値観と器の許容量
アナタの中には大小様々な価値観があります。
年齢や経験などでこの価値観は増えていきますし、器の大きさも変わっていきます。
価値観の入れ方(自分の中での優先順位)
そこでアナタの現在の器の大きさを考慮せずに、小さな価値観(目先のもの)にとらわれると、本当に大切にしたいもの、好きなものが入りきらず手付かずのまま終わったり、諦めなければならなくなります。
ですので、順序としては『優先的に大きな価値観』から入れるのが正解です。
この、『大きな価値観』から入れるという考え方は、実は仕事の作業効率にも影響します。
「重要」と「緊急」はどちらを優先すべき?
下の図をご覧ください。
アナタが仕事やプライベートなどで複数案件(やらなければいけない事)を抱えていたとします。
それぞれ重要度・緊急度が違うとして、どこから手をつけるのが効率的でしょうか?
- 重要性・緊急性が高い『A』が最優先 これは異論はないかと思います。
- 重要性・緊急性が低い『D』は後回し これも問題ないでしょう。
では残り2つ、アナタはどちらを優先します? 考えてみてください。
…
……
………
どうです?『緊急』を優先した方が多いのではないでしょうか。
実は優先すべきは「緊急」よりも『重要』
自分にとって重要だと思う方=『B』を優先した方が、結果的に『C』にも手をつけられやすくなります。
重要度が高い(自分がより高い価値観を置いている)方を置いたままだと気になって集中が削がれますし、緊急のものだと焦りも生まれますよね。
そして、緊急性が高くなるほどストレスが増えます。
これを知ってから、僕は〆切が近い仕事をやっていても、大事にしたい同僚に頼まれ事をされたらそちらを優先してやるようにしました。
結果的に信頼度が増し、仕事もスムーズに回る様になりましたね。
あれもこれも求めて全てやろうとすると、結果的に手に入るものが少なくなります。
重要性が高い方を優先する 試してみてください。
もちろん、『何が自分にとって重要か』をちゃんと見極めてからですよ。
コメント