マーケティング戦略:経営環境分析「SWOT分析とは」

      2016/12/16

マーケティング戦略を立てる場合、最初のステップが『経営環境分析』です。主な方法としては『SWOT分析』『3C分析』等があります(他には「4P」「5F」などもあります)。

自社(個人事業の場合は自分)を取り巻く環境の分析を行う事で「強み・弱み・機会・脅威」等を特定し、市場に適切な対応をしていく事が、成果を出し続けるために必要な要素となります。

ここではいくつかあるマーケティングにおける経営環境分析の方法の内、「SWOT分析」についてあなたにご紹介していきます。

マーケティングにおける経営環境分析とは

企業・個人問わず何かビジネスをする場合、まず調査・分析を元に新規施策を考え実行し、改善していく、いわゆる「PDCAサイクル」を回していく事になります。

その調査・分析としては大きく「財務分析」と『経営環境分析』の2つがあり、より成果を上げるためにまず『経営環境分析』を行います。

経営環境分析にはいくつもの方法(これを「フレームワーク」と言います)があり、例えば上記にある『3C分析』であれば「顧客→競合→自社」の順に分析していきます。

今回はまず、自社(自分)の周りの環境を分析する事で「脅威」と「機会」を見出し、どのようにチャンスを創造するかを判断するための方法である『SWOT分析』について説明していきます。

SWOT分析について

まずはこちらのSWOT分析の図をご覧ください。

SWOT分析の図

SWOT分析とは上の図に示した通り、自社の経営環境を「内部環境」と「外部環境」それぞれからの影響で区分します。

  • 内部環境 … 資源構造、経営資源、自社の力で調節可能なもの
  • 外部環境 … 顧客ニーズ、競合や業界の変化、法規制、社会や政治の動向、経済・景気、技術の進歩、など自社の力で変えられない要因

更にそれが好影響・悪影響をもたらすかによって

  • Strengths:強み
  • Weaknesses:弱み
  • Opportunities:機会
  • Threats:脅威

の4種類に分類するフレームワークです。

SWOT分析をする際の注意点1:「手順」

SWOT分析の手順1:「外部環境」から分析する

最初に「O:機会」と「T:脅威」について仮説を立てながら自社の業績にどのような影響を与えるかといった外部環境を分析します。

この際、効率的に作業するため他の分析方法(フレームワーク)を用います。代表的なのがPEST分析という『クロ環境分析』です。

  • Political factors:政治的要因
  • Economical factors:経済的要因
  • Social factors:社会的要因
  • Technological factors:技術的要因

このマクロ分析に加え、顧客の志向、材料の供給元である業者や、あるいはイノベータ理論等における商品サイクルでの市場競合の分析と言った『クロ環境分析』を行います。

  • クロ環境:業績に間接的に影響する要因
  • クロ環境:業績に直接的に影響する要因

SWOT分析の手順2:内部環境を分析する際の「強み」「弱み」は正確に

外部環境の分析が済んだら次は内部環境についてです。

ところで「自社の強み・弱み」とは何でしょうか?

例えば「独自の製法で作られた伝統の味を代々守り1つ1つ手作りで作ってきたお菓子屋」があったとします。

一見強みは「独自製法の味」や「1つ1つ手作り」に思えますし間違いではないのですが、売上などでみたら大量生産できる大手お菓子には及ばないかもしれません。独自製法のためにコストが凄くかかっているかもしれません。

一方で、店員は気づいていなかったかもしれませんが実はその店がある場所は、競合がいなくて子持ちの家庭が多い、お菓子を売るのに最適な場所、つまり「立地」が『強み』かもしれません。

「自社の強み・弱み」とは思い込みで決めるのではなく、競合との相対評価で判断し分類します。競合相手が複数いる場合はその都度作成する必要があります。

SWOT分析をする際の注意点2:「調査で終わらない」

ここまでだとまだ調査したに過ぎません。

マクロ、ミクロそれぞれを表にして書き出し、意見を持ち寄り外部環境の「O]「T」を埋め、更に内部環境の「S」「W」を洗い出した後は、それぞれをクロスさせて分析します。

その際の順番は

  • O×S」(機会×強み)
  • 「T×S」(脅威×強み)
  • 「O×W」(機会×弱み)
  • 「T×W」(脅威×弱み)

が良いでしょう。

マーケティングにおける環境分析:まとめ

先ほどのお菓子屋を例にすれば

  • 「立地を活かしてその土地と結託して名物化して売り出す(O×S)」
  • 「大手には出せない味として、また1日数量限定などをネットなどでPR(T×S)」

などの戦略が取れるかもしれません。

この様に経営環境分析を通して『KSF』(Key Success Factor:成功の主要因)を導き出すことが自分・自社の事業の成功に繋がります。

ただし、SWOT分析も場合により使いづらいケースがあります。そう主張する方もいます。

そういう場合には『3C分析』などの手法があります。

 

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