きれいなおねえさんは、好きですか。
上の写真の女性、あなたはどちらがタイプですか? 右?それとも左?
「両方とも!」なんて欲張りな方もいるかもしれませんね。 笑
選択肢に「ノー」=「拒否権」を含めない ダブルバインド
あなたが女性を特別毛嫌いしている訳ではない限り、「どちらが」と訊かれて
「どちらもタイプじゃない」と答える事はそうないでしょう。
このように、「イエスかノーか」ではなくいくつかの候補から選ばせ「NO(ノー)と言わせない」方法を
『選択話法』と言います。大抵の場合、「二者択一」、多くても「三者択一」が効果的です。
AかBどちらかを選ばせる場合を二者択一法=『ダブル・バインド』と言います。
セールスでは相手に判断を委ねないこと
「どうしますか?」でNOと言わせる口実を作っていませんか?
「相手の事を思う」これは人としてとても大切です。
しかし、セールス・ビジネスにおいて「ただ相手に判断を委ねる」のは得策ではありません。
どうせなら「自分の商品を使って喜んでくれる相手」の事を思いましょう。
商品を案内~提示した後、決めかねている相手に「どうしましょうか?」と言っても相手のためにはなりません。むしろ考えるのに疲れ「断る理由」を探し始めます。
ですので、特徴の違う商品を2つ提示し、それぞれの長所を紹介した上で
「どちらが良いか」選んでもらいます。これで「買わない=NO」という選択肢がなくなりました。
大抵の人は買うための理由(=口実)を密かに求めています。
こういったテクニックを「ズルい」と感じる人も中にはいるかもしれませんが、
自信を持って商品を案内しているのであれば、決めきれない方の背中を押してあげるのは親切です。
選択話法で相手に選ばせる【ダブルバインド】:まとめと補足
ダブル・バインド 本来の意味
ダブルバインド(Double bind、二重拘束)とは
グレゴリー・ベイトソンという精神科医による造語で、以下の条件に晒され応えなければならない状況のことです。
- 2人の人間の間で繰り返され
- 否定的なメッセージが送られ
- それとは矛盾する第二の否定的なメッセージが同時送られ
- どちらに反応しても罰せられ
- しかもその事態から逃げてはならない
例としては、
■無茶な事を言う上司
「自分で考えろ」と言ったのに「勝手に判断するな!」と怒鳴る
「わからなかったら訊け」と言ったのに「そんな事もわからないのか」と教えてくれない
■終電間際、駅のホームで泣いている女
「いいから先帰って!」と言っているのに帰ろうとすると「ねえ何で先帰るの!?」とキレられる
※細かすぎて伝わらないモノマネ 20回大会での横澤夏子さんのネタです
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