創造に向けた破壊、革新「ディスラプション」とは

      2018/07/03

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は「創造に向けた破壊、革新」と呼ばれる【ディスラプション】についてご紹介します。

歯車を手で持っている画像:ディスラプションのイメージ

(画像:poxabayより引用)

「創造に向けた破壊、革新」と聞くと、一般的には「イノベーション」という言葉が浮かぶかと思います。

イノベーションは「技術的革新」と訳されますがディスラプションとは何が違うのでしょうか?

ディスラプション:創造に向けた破壊 とは

聞きなれない言葉かもしれませんが、今ビジネス業界において「ディスラプション」という概念が注目されています。

 

まずディスラプション自体の意味は以下の通りです。

disruption:(突然起こる)分裂、(外的要因による)崩壊

 

若干良くないことが始まるような雰囲気の言葉・単語ですが、ビジネス関連におけるディスラプションとは『創造的破壊』『創造的革新』と訳され、これが「市場そのもの」においても、また「モノ(商品やサービス)」においても起こっているのです。

 

ディスラプションとイノベーションの違いとは

「あれ?それって『イノベーション』って言うんじゃないの?」と知識がある方は思われるかもしれません。

ではイノベーションについての説明と、ディスラプションとの違いについてお話しします。

 

「イノベーション」の意味

まず、イノベーションの意味は以下の通りです。

innovation:一般的には「新技術の発明」という意味。

定義としては『経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは異なる仕方で新結合すること

では、イノベーションについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

イノベーションには「持続的」と「破壊的」の2種類ある

イノベーションには、既に市場に出回り認知され、消費されている製品を改良していく「持続的イノベーション」と、製品が既に持つ価値を壊してしまう可能性はあるものの、それまでには無い価値を創る「破壊的イノベーション」があります。

 

例えば「フィルムカメラ ⇒ デジタルカメラ」という変化では、製品の変化である持続的イノベーションに留まらず「それまでカメラを使わなかった層にまでカメラを普及させ、結果としてフィルムカメラの市場を席巻した」という、破壊的イノベーションも起こしました。

しかし、そのデジカメも「カメラ付き携帯」が登場すると徐々にその市場を奪われています。

 

その他の破壊的イノベーションの例としては以下の様なものが挙げられます。

カセットテープ ⇒ MD ⇒ CD ⇒ デジタル配信

ビデオテープ ⇒ DVD ⇒ BD(ブルーレイディスク)

固定電話 ⇒ 携帯電話

これら、破壊的イノベーションのことを「ディスラプション」と呼びます。

 

ディスラプションが注目されている理由

何故イノベーションとは別にディスラプションが注目されているのかと言えば、「モノ:従来製品」から「モノ:新製品」への革新から、「モノを使った新しいサービス」と「変化の速さ」にあります。

 

まず一般的に大企業は、

・「持続的イノベーションで利益を得ている」

・「新たな物を作るにはコストや研究、市場調査などが必要」

 

などの理由によりディスラプション(破壊的イノベーション)を軽視、あるいは手が出しづらいという背景があります。

一方、インターネットの普及・発達により情報・費用・人材などのコスト面の障壁が下がったため、小さい企業や個人が新たな価値を生みやすくなったのです。

 

デジタル・ディスラプションの例

近年、特にデジタル面でのディスラプションが私達にも認知されるほど目立つ様になりました。例えば以下の例が挙げられます。

・「デスクトップパソコン ⇒ ノートPC、タブレット端末」:場所に囚われない作業環境

・「書面での管理 ⇒  データ管理」:場所・容量・必要の情報の取り出しやすさ

・「手紙 ⇒ メール」:手軽さ・相手に届く速さ・コスト

・「一般通貨 ⇒ 仮想通貨」:流通・コストや時間の短縮

 

また、サービスでは以下のようなものがディスラプションの例として取り上げられます。

・「Uber」:基準をクリアした一般人の登録者がタクシーより割安で配車するサービス

・「Airbnb」:民泊サービス

・「Lending Club」:銀行・政府不介入で借り手と投資家を繋ぐソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)サービス

 

市場の変化:ビッグバンディスラプション

インターネットの出現は消費者の行動自体にも変化を起こしました。ネット普及以前には商品が広まるまでの流れはイノベーター理論によって説明がなされていました。

 

イノベータ理論とは

イノベータ理論とは、下図の様な、新商品が広まるまでの消費者行動と割合を表したものです。

inovater(イノベーター)理論の図

by Teaching Others(自作)

順を追って解説します。

まず、新商品が流行って普及するまでには

2.5%イノベーター(革新者)が購入し

13.5%アーリーアダプター(初期採用者)が続きます。

ここまでは「他との差別化・変化」を欲している層です。

 

これより先に行くためには世の中に普及するかどうかの溝(キャズム)がありますが、それを越えると実際にその商品を使うために購入する

34%アーリーマジョリティ(実利主義者 前期追従者)

34%レイトマジョリティ(懐疑的・慎重派 後期追従者)

と続き、最後は

16% のラガード(保守層)にまで行き渡るとされています。

 

ビッグバン・ディスラプション

ところが現在の商品サイクルは目まぐるしく、一気に流行って一気に消えてしまいます。

これを「ビッグバン・ディスラプション」と言います。

ビッグバン・ディスラプションの図

トライアルユーザーが試しに購入し、その情報を拡散・共有すると一気にバーストマジョリティが購入することで広まり、その後は市場から姿を消します。

例としては「キネクト」が持ち出されます。

(商品とはやや違いますが、個人的には「J-popの曲自体」や「流行語大賞になる様なお笑い芸人の一発ネタ」がこの印象ですね)

 

創造に向けた破壊、革新「ディスラプション」:まとめ

商品を「提供する側」の場合、その価値の変化を読んだり流行に乗るだけに留まらず、「価値・流行を作ること」が今後ますます求められていきます。

また、個人的にはファッション等と同様に物事の流行にはサイクル性もありますので、その時流行らなかった商品であっても仕掛け方・見せ方・広め方で一気に流行るチャンスは大いにあります。

物事にはリソースに限りが有るため、全く新しいものではなく少し形を変えただけのものが戻ってきやすいためです。この様な時代の流行り廃り・変化の詳細や対応策についての書籍もありますので、ご興味が湧いたら読んでみると良いですよ。

記事の著者紹介
札幌在住のフリーランスです。webコンテンツ作成(サイトや動画作成、webライティング講座など)を中心に活動しています。
より詳しくは☞プロフィール
サッカーサイトもやっています☞サカボン

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