こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は「SDS法(エスディーエス法)」についてご紹介します。
SDS法とは PREP法と同じく、文書を書く時やプレゼンテーションをする時の基本とされる方法の1つなのですがあまり知られていません。
そこでこのSDS法について、使い方やPREP法との違いを解説するので、プレゼンのお役に立てば幸いです。
SDS法(エスディーエス法)とは
SDS法(エスディーエス法)とは文章を構成する方法の1つで、以下の頭文字を取った、シンプルかつわかりやすい文章の書き方、もしくはセミナーやプレゼンなどでの話し方のことです。
SDSはそれぞれ以下の単語の頭文字を取ったものです。
- S=Summary(要約)
- D=Details(詳細説明)
- S=Summary(まとめ)
別の記事でご紹介した「ロジカルシンキング」に基づいたものでもあります。
SDS法が文書構成やセミナー、プレゼンに良い理由とは?
では何故SDS法が文書構成やセミナー、プレゼンなどに役立つのか、理由を説明します。
SDS法はストーリーを重視した構成で幅広い客層に対応できるため
SDS法は
- 最初に要約・概要を話すことで相手の興味を引き、
- 次にそれに関する詳細を説明することでより関心度を高め、
- 最後のまとめで更に念を押し相手に印象付けます。
こうしたストーリー性のある一連の流れを作ることで相手の興味・関心をこちらに向けさせることができるので、幅広い客層に対応することができます。
プレゼンの中でも、「比較的時間に余裕がある時」や、「何の説明会・セミナー・プレゼンをするかは知っているが、そこで案内されるものについての詳細は知らない幅広い客層」といった場合で特に効果的です。
SDS法を使った例
ではSDS法を使った例をご紹介します。
- S(要約):仮想通貨が世界で急速に広まっているのには3つの理由があります。
- D(説明):それは「手数料が既存の銀行より安い」「送金に時間がかからない」「口座を開けない人でも持てる」という3つの理由です。
- S(まとめ):この3つの理由があるので仮想通貨は世界中で急激に使用される様になっているのです。
この様に3回に渡って念を押すのがポイントです。
D(説明)の部分で更に細かい説明を入れたり、話に緩急をつけるとより効果的です。
SDS法が役立つ事例
SDS法は下記のような聴衆の興味・関心を引きたい場合や話の内容を相手に印象付けたい場合に役立ちます。
- 「プレゼンテーション」
- 「新商品の発表会」
- 「自己紹介」
- 「スピーチ」
- 「一般的なブログ」
SDS法とPREP法との違いとは
SDS法とPREP法との違いを分かりやすい様、図にしてみました。
SDS法はPREP法に比べると以下の様な状況の時に使うのが良いです。
- 時間…余裕がある
- 重視…ストーリー性
- 適した用途…日記のようなブログ、自己紹介、講演会など
また、PREP法が結論重視の報告などお堅いイメージなのに対して、SDS法はストーリー重視なので応用が効きやすいのが特徴です。
SDS法を使う時の注意点とコツ
再三に渡り、SDS法はストーリー性が大切だと言ってきましたが、冒頭のSummary(要約)をDetails(詳細説明)で淡々と補足するだけでは相手の興味を引けないので注意しましょう。
実例やエピソードなどを交えて、話・文章に山場を作ることが相手からの良い反応を得るコツです。
結論(まとめとおさらい)
では今回のまとめとおさらいです。
- SDS法とは文章を組み立てる時・プレゼンや説明など人に話す時に使える方法のこと
- 「要約→詳細の説明→まとめ」というストーリーを重視した構成により相手の注意や関心を引くことが可能
- 会話で用いる場合は比較的時間に余裕がある講演会などが向いている
- 特に相手に伝えたいことを要所要所で念押ししていく
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