こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。
Mr. Exchange(ミスターエクスチェンジ)から本人確認完了のハガキが来たのでMr. Rippleからの移行について書こうと思いました。
追記:2018年3月29日、Mr . Exchangeより「仮想通貨交換業登録申請の取り下げについて」のメールが届きました。
Mr. Exchange Mail Magazine Vol.22
いつもMr. Exchange をご利用いただきありがとうございます。
仮想通貨交換業登録申請の取り下げについて
お客様各位
いつも Mr . Exchange をご利用いただきましてありがとうございます。
弊社は2018年3月8日に福岡財務支局より業務改善命令を受けた後、指摘を受けた項目について改善に努めてまいりました。その結果誠に残念ながら、現状では昨今の仮想通貨に関する情勢の変化に対応できるための万全な態勢を整えることが難しいと判断し、仮想通貨交換業の申請を取り下げる方針を決定しましたので、ご報告させて頂きます。
弊社は現在、申請の取り下げを前提として、お客様の資産を円滑に返還するための手続きにつき引き続き協議しております。今後の具体的な対応につきましては後日改めてお知らせいたします。
また詳細をお知らせするまでの間、売買、入出金を含む弊社サービスのご利用は可能です。なお、返還が完了するまでの間、お客様からお預かりしている資産は従前どおり適切に管理してまいりますのでご安心ください。
お客様におかれましては、弊社方針に関し、多大なご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ありません。今後、サービス終了に至りますまで、お客様の利益を第一に最後まで運営を行って参ります。
代表取締役 川畑 裕介
リップラーの方々……は大丈夫として(笑)、「XRPを購入後に放置したまま」という方が結構いらっしゃる様なので、念のため注意喚起しておきます。
また、これと合わせてRipple(リップル)関連の話も共有します。最近こちらに届く相談も微増してるので、ご自身の管理を確認するために読まれるのも良いかと思います。
Mr. RippleからMr. Exchangeへの移行について
Mr. Ripple(ミスターリップル)は2017年9月にMr. Exchange(ミスターエクスチェンジ)に全面リニューアルしており、
移行期間を過ぎると(シークレットキーがわかっていればXRPは使えますが)Mr. Rippleは取引所として使えなくなるので、まだお済みでない方は早めに行ったほうが良いと思います。
・移行期間は 2018 年 9 月末日 まで
※なお、こちらの期間に関しては告知なしに変わる可能性がございます と公式ブログにありました
・移行方法は Mr. Ripple公式HP (外部サイト)でご確認ください。
当サイトに頂く相談コメントの多くに「リップルトレードでXRPの取引を始めた(購入した)後、ずっと放置していて……」といった内容があります。
リップルトレードジャパンが閉鎖したのは2015年3月頃ですので、かなりの期間そのままにしておいた模様です。
Mr. Rippleについても同様のケースが起こりそうなので、「まだ期間があるから大丈夫だろう」と思わずに面倒事はすぐ済ませることをオススメします。
閉鎖した取引所のIOU(JPY◯◯)は使えなくなるので注意
「XRPと東京JPYのJPYを交換したら使えなくて困っています……」
「XRPとエクスチェンジ東京のJPYをトレードしてしまって……」
など、既に閉鎖されたゲートウェイが発行していたIOUを買ってしまって困っている方からの相談があります。
※IOUとは:仮想通貨における借用証書:各ゲートウェイが「法定通貨(日本なら円)と交換できますよ」として発行しているトークン
正直、私も対応方法を知らないですし、移行期間終了後にMr. RippleのJPYがMr. Exchangeでどうなるかもわからないので、こういった状況を踏まえても早めに移行すべきでしょう。
Mr. Exchangeのフィッシングサイトに注意!
続いてMr. Exchangeがメルマガにて注意を促している「Mr. Exchangeに似せた悪質なフィッシングサイト(偽のサイト)への誘導」についてご紹介します。
現在、
「お客様の電子財布アドレスが異常検出されました」
などのタイトルでメールが届き、サインイン(ログイン)してパスワードの変更を促すという手口の詐欺が行われているとのことです。
↓URLが全く違う偽サイトへ誘導してきます
画像引用元:Mr.Exchange
以前、投資詐欺かどうかをサイトのSSLの有無から判断する という記事で紹介しましたが、金融取引など個人情報を入力する画面では「SSL化された(httpsになっている)ページ」でないと情報が盗まれる危険があります。
うっかりパスワードを入力してしまうと勝手にログインされて資産を奪われてしまうので、しっかりと確認しましょう。また、万一に備えて二段階認証・多段階認証も忘れずにしておきましょう。
無料Wi-Fiを使っての仮想通貨の操作は危険!
仮想通貨とセキュリティに関連した話題を1つ紹介します。
街中にあるカフェの無料Wi-Fi経由で情報を盗んで不正ログインし、ひとのビットコインを勝手に送金していたという事件がありました。
無料Wi-Fiを使用後にビットコインを盗まれた男性が告白「約20万円分減っていた」
引用元:niftyニュース 2017年12月2日付
WPA2などセキュリティのかかっていないフリーWi-Fiでは情報が筒抜けになるため、ログインパスワードやカードの暗証番号など、大事な情報は扱わないようにしましょう。
Mr. ExchangeでMr. Rippleの取引履歴も確認できました
2017年5月にXRPの価格が急騰したためMr. Rippleのサイトが繋がらなくなったり、トランザクション(取引履歴)が確認できなくなったりしていましたが、Mr. Exchangeで以前の取引履歴が確認できました。
CSVファイル(メモ帳などで開く形式のファイル)で出力もできます。
仮想通貨と税金について
2017年12月1日に
「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」
という書面が金融庁から出ており、税金の計算に取引履歴が必要な方も多いかと思います。
(「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」で検索すればそのままPDFが見つかります)
まとめ
2017年11月30日の段階で、Mr. Exchangeが福岡財務支局へ提出し受理されている「仮想通貨交換業者の登録申請」は「審査中」となっているとのことです。
(12月3日現在、金融庁の登録業者一覧を見てみましたがまだ記載はありませんでした)
今後一時的にでも使えなくなる可能性もなくはないということですので、移行を済ませた後も動きには注意しておいたほうが良さそうですね。
2018年3月に追記:福岡財務支局からMr. Exchangeに業務改善命令が出ました
その後、福岡財務支局からMr. Exchange他7つの取引所に対して業務改善命令が出ました。
Mr. Exchangeから2018年3月8日に以下のメールが来ました。
コインチェックの盗難事件などで仮想通貨の印象が悪い中、自分達にとって都合の良くない情報でも送ってくれる姿勢は好印象ですし、中央管理取引所とは違う分散型取引所(DEX)なので、早く利用者全員が安心して使えるようになることを願うばかりです。
ちなみに7つと書きましたが、まず「ビットステーション」「FSHO」
この2つは「業務停止命令」「業務改善計画書の提出」が出ています。
残りが「コインチェック」「テックビューロ」「GMOコイン」「バイクリメンツ」になります。
2017年12月現時点で金融庁に仮想通貨交換業の登録を完了していてXRPを取り扱っている取引所
金融庁に仮想通貨交換業の登録を完了していてXRPを取り扱っているのは現時点では以下になります。
・ビットバンク株式会社の bitbank(外部サイト)
・ビットトレード株式会社の BitTrade(外部サイト)
※株式会社Xtheta(シータ) は一覧でのXRPの記載はありましたが、サイトを確認したところ、ゲートウェイがやウォレットサービスではなく、国内の主要取引所と顧客をつなぐサービスを行うとのことでした。
※株式会社ビットポイントジャパンは一覧でのXRPの記載はありましたが、サイトを確認した時点では「取扱を予定しています」となっていました。
【追記】GMOコイン が、11月29日(水)から XRP の取り扱いを開始すると発表しました。
Mr. Exchange 取締役CTOの紫竹さんから記事についてツイートをいただきました
Mr. Exchange 取締役CTOである紫竹佑騎さん( @79yuuki )より、この記事についてツイートを頂きました。
突然のことで驚きました。わかりやすいとおっしゃって頂きありがたいです。
間違いも全くなく、めちゃくちゃ良くまとめていただいていて感謝です🙏✨とても分かりやすい😇😇😇 Mr. RippleからMr. Exchangeへの移行完了通知が来たので関連する話を共有します https://t.co/yc27TpJAz9 via @shigotorial
— Mr. Shichiku 🎩 (@79yuuki) 2017年12月4日
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カテゴリ:「仮想通貨」一覧
コメント
追記:Mr. Exchange 取締役CTOである紫竹佑騎さんから「間違いも全くなく、めちゃくちゃ良くまとめていただいていて感謝です」とQT(引用リツイート)されました。ありがたいです。
おかもと様
この度は、宜しくお願い致します。
昨年のミスターリップルの時から使ってまして、Mr.exchangeに替わってからも続けて利用していました。ただ使い難いように感じて、操作の意味も良くわからなかったのです。左右のウォレットはどのような役割をするのかわからず、リップルからMr.exchangeへ移行しなければ、移行が完成しないのかと勝手に思い、操作をしているうちに、預けておいた5種類のコインが消えてしまいました。Mr.exchangeの職員へも何度も相談しましたが、ハッキングか不正送金のように思われます、との返事しか返ってきません。
履歴やリップルのサポートへアクセスすると、(rBT1~Bh75)のアドレスへ入っていることがわかりました。そのことをMr.exchangeの職員へ連絡すると「そのようですね。秘密の鍵がわからないと移せません。警察へ捜査依頼をして下さい。」と言われ警察署へ行きましたが、出来ないと言われ、金融庁へ相談するも無理です、と言われ、消費者センターへ連絡するも、そのような権限はありません、と言われ困り果てています。
ネットでこのページを見て、おかもと様のことを知りました。
大変長くなり、恐縮ですがどうしたらいいでしょうか?教えて下さい。宜しくお願い致します。
木村。
◎木村様
まずはコメントありがとうございます
「rBT1~Bh75」はお使いのアドレスや以降に際して新たに作られたウォレットのアドレスではないということですよね?
……申し訳ありませんが、警察や金融庁でも対処できないことは私もどうしようもできません。