こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。
今回は『ビットコインなど仮想通貨を扱うために必要なウォレット』についてお話ししていきます。
下記に記載した関連記事では仮想通貨(暗号通貨)についての歴史やどういった物かの説明をしていますので、良ければあわせてご覧ください。
仮想通貨(暗号通貨)用の財布:ウォレットについて
あなたが持っているお金を自分の財布や銀行の口座(あるいは家の金庫・貯金箱など)に入れて管理するように、暗号通貨(仮想通貨)にも、それを保管する入れ物が必要です。
現在、形態としては4種類あります。それぞれに種類があって質はピンキリです。
1.オンラインサービス型(ウェブウォレット)
ネット上でそれぞれの運営会社、団体によって管理されているウォレットです。
例えばビットコインであれば、blockchain.info が有名です。
※2017年追記:最近では取引所のサービスにウォレットが付いているものも増えました
ウェブウォレットのメリットについて
・インターネット上にあるため、自分が決めたパスワードやキーさえあれば特定のデバイス(スマホ・PC)に関係なくアクセスや取引ができる
・もしPC、スマホ、タブレットなどのデバイスが壊れたとしても仮想通貨には支障が無い
ウェブウォレットのデメリットについて
・サイトがハッキングに遭い不正に利用される可能性がある
・通信環境に左右される
・サイト側に仮想通貨を預ける形なため、会社が潰れると使えなくなる恐れがある(秘密鍵や復旧キーを預けている場合)
2.クライアント型(デスクトップウォレット、モバイルウォレット)
専用のソフトやアプリをPCやスマホにダウンロードして管理するウォレットです。
例えば、「Bitcoin Core」「Armory」などがあります。
クライアント型のメリットについて
・ネット上に比べてハッキングや盗難の恐れは少ない
・サイト側のトラブル(サイトが繋がらない、ハッキングされた)の影響が少ない
・設定してしまえば手軽に使用できる
・モバイルウォレットなら持ち運びもできる
クライアント型のデメリットについて
・自分のデバイスを壊したり盗まれる、ウィルスなどの心配
・インストールや設定が複雑
・完全版(今までのブロックチェーン※での取引を全てダウンロードする)は容量がものすごく大きい
・モバイル型(簡易版)はセキュリティ面で劣る
※ブロックチェーン:暗号通貨の根幹的な仕組み。世界中のパソコンに取引記録を分散して保管・公開するため不正な取引やハッキングができない様になっている。
3.専用財布端末型(ハードウェアウォレット)
「スマホ」や「USB」「タブレット」等の様に、一定の大きさでそれ専用の機械です。
例、RippleのXRPを保管できる「レジャーナノS」です。アマゾンと公式サイトの2つから購入できます。
実際に購入した時の記事はこちら:
XRP用ハードウォレット Ledger Nano S購入したので使い方を解説
ハードウェアウォレットのメリットについて
・ペーパー型ウォレットに次いでセキュリティが安心(厳重なパスワード設定でペーパー型より安全と言う人もいる)
・持ち運びに便利
・接続時以外はハッキングの恐れもない
・つなぐPCを選ばなければ比較的どこでもすぐに使える
ハードウェアウォレットのデメリットについて
・今の所、日本語対応のものが無い
・日本に輸入する場合割高になる場合もある
・なくしたり壊す心配はある
4.紙媒体型(ペーパーウォレット型)
アドレスと秘密鍵を印刷することにより、紙ベースで保管する方法です。
(バックアップとは異なります)
ペーパーウォレットのメリットについて
・長期保存に向いている
・ハッキングの恐れがない
ペーパーウォレットのデメリットについて
紙なのでなくす、盗まれる、破く、文字が読めなくなるリスクはある
ウォレット:それぞれのメリット・デメリットとは
一般的には『ウェブウォレットでの大量保有は避けた方が良い』とされています。
やはりネット上にある以上、ハッキングによる盗難や改ざんのリスクはつきものです。
そして暗号通貨には銀行のペイオフの様に1千万円までは保障みたいなものも今の所はありません。
自分の使い方に合ったウォレットを選ぶことが大切です。
関連記事:
・暗号通貨(仮想通貨)とは
・日本で敬遠される理由とは
・ウォレットとは
・取引所を決める
・私が実際にリップルを取得するまでの話①
・私が実際にリップルを取得するまでの話②
カテゴリ:【仮想通貨】一覧
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