ロジカルシンキング(論理的思考)とは:意味や例、身につける方法

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は「ロジカルシンキング(論理的思考)」についてご紹介します。

物事に対する人の考え方は様々ありますが、大きく分けると3つに分類されます。それが『ロジカルシンキング』『ラテラルシンキング』『クリティカルシンキング』です。

これら3つの思考法を知り、状況に応じて使い分ける事ができれば適切な対応をとることができるようになり、仕事やあるいは恋愛や日常生活においても、よりあなたの望む方向に状況を運びやすくなることでしょう。

ロジカルシンキング(論理的思考)とは

ロジカルシンキングとは「論理的思考」と訳される思考法です。

英語では ” logical thinking ” と書きます。

ラテラルシンキング(水平思考)と比較して「垂直思考」と言われることもあります。

ロジカルシンキングはコンサルティング会社によって広められたビジネス用語と言えます。英語圏ではあまり一般的な用語ではない様です。

ロジカルシンキングを簡単に説明すると、「こうこうこういう理由だから~になる」(根拠・理由→結論)という、特別目新しいものではない考え方です。

ですが、「就活・転職時の面接」「営業トーク」「プレゼン」「部下の教育」…などなど、社会人ではこの考え方を求められる会話の場面は無数にあり、ビジネスマンには必須の思考法と言えます。

もし、あなたが「自分は会話が苦手」と感じているならロジカルシンキングを身につけることで会話力・会話術がアップすることでしょう。

 

ロジカルシンキングの代表的な思考法とは?

ロジカルシンキングは先に述べた通り根拠をもとに結論を説明するための思考法、及び会話術です。

相手がより理解しやすく説得力を感じる説明をするために、適切な根拠付けが必要となります。

ロジカルシンキングの代表的な思考法には以下のものがあります。

  1. MECE(ミーシー)
  2. So What?・Why So?
  3. ピラミッドストラクチャー

順番に解説していきましょう。

 

MECE(ミーシー)とは

MECE(ミーシー)とは次の単語の頭文字を取った、「漏れなくダブりなく」などと訳されるグルーピング(組み分け、分類)方法です。

  • Mutually:相互に
  • Exclusive:重複せず  and
  • Collectively:全体として
  • Exhaustive:漏れが無い

MECEは、自分が取り掛かる問題・課題の解決や説明のために、必要な要素を細かく絞り込んで取り出すために用いる手法です。

例えば以下のように物事を分類する時に使います。

 

MECEの具体例1:携帯電話の分類

携帯電話を「iphoneとAndroid」に分類したとします。これは重ならないのでOKです。

しかし「ガラケーとスマホ」に分類するとスマホの中に上記の2つ(iphoneとAndroid)がダブっているので✖となります。

 

MECEの具体例2:成人男性を分類

成人男性を「サラリーマンとフリーター」で分類すると、自営業、学生などの漏れが出てしまうので✖になります。

 

So What?・Why So?とは

So What?・Why So?とは結論根拠が適切に繋がっていることを確認するための手法です。

  • So What? は「だから何?」
  • Why So? は「何故そう?=本当なの?」

という意味です。

sp what? why so?

So What? (だから何?)

So What? は「いくつかの要素(MECE)に対して結論を要求する問いかけ」です。

「〇〇だから■■になる」と筋道を立てられます。

  • 〇〇は「要素を集めた結果の根拠がある」
  • ■■は「結論」

となります。

 

Why So?(何故そう?=本当なの?)

Why So? は「出た結論がどういった理由・根拠に支えられているかの問いかけ」です。

「〇〇だから本当に■■になる」と納得できる理由付けを示せます。

  • 〇〇は「根拠がある」
  • ■■は「結論」

です。

 

ピラミッドストラクチャーとは

物事によっては根拠も結論も1つとは限りません。いくつかの結論の結果、そのテーマに対する最終結論が導き出されます。これがピラミッドストラクチャー(構造)です。

ピラミッドテクスチャー

 

ロジカルシンキングで会話力・会話術をアップする

ロジカルシンキングを実際の会話においてはどう使っていけばいいのでしょうか?

また、どうやってその力を伸ばしていけばいいのでしょう?

いくつかのコツをお伝えします。

 

ロジカルシンキングでは結論を先に述べる

日本語は特に曖昧な表現が多く、またそういった表現をよく使う風土もありますよね。

話があまり上手でない人はつい前置きが長くなり「結局何が言いたかったの?」と相手に肝心な部分が伝わらないケースが起こります。

ですから、先に結論から言ってしまいます。

「【結論】になります。なぜなら【根拠1】で【根拠2】で…」

この方が話も簡潔になり伝わりやすくなります。

 

ロジカルシンキングでは根拠を複数用意する

その結論に至った理由・根拠が数種類あると信憑性も増します。

様々な角度からの根拠があればそれだけ相手も納得するポイントが多いということです。

根拠を増やすには「何故?」を繰り返す方法があります。

トヨタも採用したという「なぜなぜ分析」ですね。1つ注意点を挙げるならば「何故」の質問内容を吟味する事です。

 

ロジカルシンクの注意点

全ての事にロジカルシンキングが有効とは限りません。

なぜなら人間は感情のある生き物だからです。

「言っている事は正しいがお前の言い方が気に食わない」なんてことも割とざらにあると思います。

もしあなたが「真面目(だけど…)」と評されるのであれば理論的になりすぎていないか自問自答してみるのもアリかもしれません。

 

ロジカルシンキング:まとめ・補足

ロジカルシンキングを鍛える方法としては他に「頭の中だけで考えず紙に書き出してみる」などがあります。

マインドマップ・ブレインダンプなどイメージを具現化する作業というのは頭の中を整理しクリアにするのに有効です。私もマインドマップのソフトを時々使っています。

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