挫折力とは:失敗を恐れて挑戦できない自分を変える方法

崖を登る男性:挫折を克服するイメージ:poxabayより引用した画像

今回は日経ビジネスで特集されていた【挫折力】についてご紹介します。

挫折力の説明として、安田財閥の創始者であり「銀行王」とも呼ばれる安田善次郎氏が書き残した【身家盛衰循環図系(しんけせいせいじゅんかんのずけい)】もあわせてご紹介します。

身家盛衰循環図系では絶頂から転落、そこからの復活まで人生の縮図がわかりやすく描かれているため、この挫折力がよく分かる例になります。

もしあなたが私と同様に失敗を引きずるタイプであるならば、この挫折力について考えることでそれらに負けないヒントになるかもしれません。

 挫折力とは

「挫折力」とは、株式会社 経営共創基盤(IGPI)のCEOである冨山和彦氏の著書で用いられた言葉です。

挫折力―一流になれる50の思考・行動術 (PHPビジネス新書)冨山 和彦 (著)

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こちらは「これからのリーダーに必要な力」として挫折力が紹介されていて、「失敗から学ぶことの大切さ」「挫折は人生のチャンスを拡大させる」というような話が紹介されています。

しかし以下にご紹介する盛衰循環図にある様に、挫折するポイントというのは誰にでもあり、挫折力が必要なのはリーダー・一流の人に限った話ではありません。むしろ普通の社会人の方が失敗する機会は多いはずです。

挫折力を身家盛衰循環図系から説明する

身家盛衰循環図系(しんけせいせいじゅんかんのずけい)とは人生の始まりから起こる出来事に対してどう振る舞うかによってその先に進む状態を示したものです。

身家盛衰循環図系を自作でイメージ化した画像

上の図は日経ビジネスにあった『身家盛衰循環図系』をわかりやすくしたものです。

原本の画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」にあり、学術目的の場合は事前申請の上許可が出れば使うことができます。

今回はより見やすくわかりやすいようにするためと、著作権侵害にならないために自作しました。

では詳しく見ていきましょう。

人生の始まりである『困窮』から『挫折』と『発憤』どちらの道に進むか

図の作者である安田善次郎氏によると、人生の始まりは困窮(こんきゅう:困り苦しむところ)から始まります。

もし挫折した(ざせつ:困窮にくじけた)場合は先に進めません。

そこで発憤し(はっぷん:自らを奮い立たせ)、勤倹(きんけん:目の前の仕事に励んで倹約)すれば、必ず富足(ふそく:一定の財は手に入る)としています。

『富足』から『修養』と『傲奢』への分かれ道がある

富足とは豊かである状態のことです。

中国(後漢)の儒者 王符の著書「潜夫論」には以下のことわざが出てきます。

礼儀は富足よりに生り、窃盗は飢寒より起こる

  • 読み:れいぎはふそくよりになり、せっとうはきかんよりおこる
  • 意味:民というものは豊かであれば自然と礼儀を重んずる様になり、飢えて寒ければ盗みを働く様になる

しかし実際の所は富足になった人がみな礼儀を重んじるわけではありません

「足るを知る」ことで修養(しゅうよう:品格や人格を高めていく)という道を選んだ人はいずれ喩義(ゆぎ:悟りを開いた状態)に至ることができます。

更にその先には

  • 安楽(あんらく):心が穏やかな状態
  • 清娯(せいご):物事を静かに楽しむ

と言った精神の境地に達するとされています。

 

一方で、一財産築いたことで傲奢(ごうしゃ:驕り高ぶる様子)になり、欲に溺れていってしまう人もいます。

こういう人は更に喩利(ゆり:暴利を貪る)様になり、場合によっては人道に背く様な手段を取ってしまいます。

そして一時は儲けても煩悶(はんもん:うまくいかない状態)となり、スタートの困窮に戻ってしまうのです。

困窮に戻ってもやり直せるのが人生

しかし、例え振り出しに戻ってもやり直せるというのが安田氏の主張です。

確かに現実でも失敗による挫折から這い上がった例は限りなくありますね。

私が読んだ日経ビジネスでは、投機失敗、妻との離縁、勤務先からの退職など数々の挫折を味わった彼の話の他にも、以下の8つの「挫折からの復活劇」が紹介されています。

  1. カネボウの解体から『クラシエ』への転進
  2. 経営破綻寸前から復活した『龍角散』
  3. 不透明取引でブックオフ会長を辞任→『俺の株式会社』設立で「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」をヒット
  4. 食中毒事件、牛肉偽装事件から信頼回復に努める『雪印』
  5. O-157でペッパーランチを一時閉店、業績悪化→「いきなりステーキ」の開店、東証2部上場した『ペッパーフードサービス』
  6. ワンオペによるブラックな実態の発覚→労務管理の徹底とツーオペでV字回復を果たした「すき家」の『ゼンショー』
  7. ソニーが売却し独立からの黒字化を果たした『VAIO』
  8. パナソニックからの分離、コストや売上など収益への意識が欠如した「大企業病」を克服したザクティ

これらを「大手企業だからできた」「自分とは無関係」と捉えてしまってはそこから何も生まれませんが、様々な事例を知り自らの生活に活かせる部分を考えることが、挫折力を強める方法の1つではないかと私は思います。

 まとめ

近年、「挫折力」「多動力」など、特別目新しいものではなく、どちらかと言えば今まであまり良くないものとされてきたことが「次に進むための力になる」として注目されています。

これは、今までの「ノルマをたくさんこなせば出世できた時代」から、「予測していなかった事態が突然起きるため、ルーティーンワークをこなすだけでは取り残される時代」へ変化していることが影響しているのではないでしょうか。

 

何かをする時にミス・失敗はつきものですし、それによって落ち込むことは誰にでも日々起こることですが、時代の流れに伴いその数はますます増えてきています。

しかし、まだまだ社会は失敗を許容する様にはなっていません。ネットの普及もあり1度ミスをしたら個人・法人問わずここぞとばかりに叩く人も目立ちます。

私も先日ある仕事でミスをした際、皮肉や嫌味を散々言われました。

それが原因で余計ミスを連発してしまったりもしました。メンタルが強い方ではないので凹みましたがここで発奮しなければ進めないので頭を切り替えました。

 

人生というものは本来、失敗に囚われすぎずもっと楽しんでいいものだし、辛すぎる環境にいるのであれば逃げたり休んだりしても良いものだと個人的には思いますが、中々そうできない人もいますし、環境がそれを許さない場合もありますよね。

そうであれば、「失敗はあって当然で強くなるためのきっかけ」と発想転換して挫折力に変えていくことも大切ではないでしょうか。

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