こんにちは。今回は【組織がリーダーばかり集めると機能しない理由】を、サッカーチームをて例にしてご紹介します。
「組織をマネジメントできるリーダーが欲しい」
「優秀な人材にリーダーシップを発揮して欲しい」
と思うのはどこの企業でも同じだと思います。しかし、多くの人が関わる組織においては適材適所・より成果の出せるポジション(役割)が存在するものです。それを考慮せずエース級・リーダー気質の人材ばかり集めてしまうと会社は上手く機能しません。
組織がリーダーばかり集めると機能しない例
この記事を書いている時期はちょうど、サッカーのヨーロッパNo.1チームを決める「ユーロ」、南米No.1を決める「コパ・アメリカ」が行われている真っ最中でした。
1位という栄誉を求め、各国が凌ぎを削る熱い戦いが繰り広げられています。
サッカーにおける代表チームというのはクラブチームに比べて一緒に練習できる期間が短く、また試合のレギュレーションによっては必ずしも呼びたい選手が呼べるとは限らないため、クラブチームよりも組織作りが難しいとされます。
(A代表選手が所属するクラブは国際Aマッチデー以外ではA代表の選手の貸し出しを拒否できる)
ヨーロッパではもはや代表よりもクラブの方が強いと言われています。
例えば各国の代表戦が行われるユーロより、クラブチーム同士の対戦であるチャンピオンズリーグの方が上などと言われます。
- 世界最高峰の選手がいるのに勝ちきれないチーム
- 相次ぐ怪我人でベストメンバーが組めなくても勝ち上がっていくチーム
- 人種・性格などメンバー間の問題に揺れるチーム
などなど、様々な状況にあってどうチームを作っていくか。監督やスタッフの手腕が問われるところですね。
サッカーチーム作りと企業・団体における組織作りの共通点
このサッカーのチーム作りは、ビジネスにおける企業・団体における組織作りにいてもあてはまることが多々あります。
どこの企業も、「優秀な人材が欲しい」と思うでしょうが、「優秀」とはそもそも何でしょうか?
一般的には
- 売上(利益)が上げられる=営業力がある
- 会社や社員を引っ張っていくリーダー
などをイメージすることが多いと思います。
しかし、こういったエース級・リーダーをただ集めれば組織は上手く回るかと言えば、一概にそうは言えません。
こういった集団は皆が自信家なため、得てして協調性に欠けていることが多いのです。その結果、酷いと成績が伸びるどころか足の引っ張り合いを起こしてしまうこともあります。
リーダーが多いと組織のマネジメントが上手くいかない
『船頭多くして舟、山に登る』という諺(ことわざ)があります。
指図する人ばかりいると方針が統一されずに物事があらぬ方向に進んでしまうという意味です。
サッカーにGK・DF・MF・FWとポジションがある様に、会社であれば営業・企画・事務・役員などの役割・役職があります。
ストライカーを11人揃えても最強チームにはならない様に、個人の適性を考えずリーダーばかり集めてしまうと、お互いがぶつかり機能不全…とまでは行かないまでも成績が思わしくない状況に陥ったりするのです。
まとめ
- 営業が上手い
- 人の間を取り持つのが上手い
- 問題解決が上手い
- 企画を考えるのが上手い
人間には長所短所があります。それらを見極め適切な配置をする、つまり人間のマネジメントが上手く出来る組織がより良い成果を出していきます。
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