【仮想通貨】実際にripple(リップル)を現金化した話

注意:2018年より、東京JPY→東京ゲートウェイ、Mr.Ripple→Mr.Exchangeに変更されてましたが、どちらも業務を停止しています。

追記:2018年3月29日、Mr . Exchangeより「仮想通貨交換業登録申請の取り下げについて」のメールが届きました。

以下引用となります。

Mr. Exchange Mail Magazine Vol.22
いつもMr. Exchange をご利用いただきありがとうございます。

仮想通貨交換業登録申請の取り下げについて

お客様各位

いつも Mr . Exchange をご利用いただきましてありがとうございます。

弊社は2018年3月8日に福岡財務支局より業務改善命令を受けた後、指摘を受けた項目について改善に努めてまいりました。その結果誠に残念ながら、現状では昨今の仮想通貨に関する情勢の変化に対応できるための万全な態勢を整えることが難しいと判断し、仮想通貨交換業の申請を取り下げる方針を決定しましたので、ご報告させて頂きます。

弊社は現在、申請の取り下げを前提として、お客様の資産を円滑に返還するための手続きにつき引き続き協議しております。今後の具体的な対応につきましては後日改めてお知らせいたします。

また詳細をお知らせするまでの間、売買、入出金を含む弊社サービスのご利用は可能です。なお、返還が完了するまでの間、お客様からお預かりしている資産は従前どおり適切に管理してまいりますのでご安心ください。

お客様におかれましては、弊社方針に関し、多大なご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ありません。今後、サービス終了に至りますまで、お客様の利益を第一に最後まで運営を行って参ります。

代表取締役 川畑 裕介

上記のような状況ですが、過去のことを調べる方もいらっしゃるので、念のため記事を残しています。


 

今回は自分が持っている仮想通貨の1つ、「Ripple(リップル)を現金化(出金)した時の事」をご紹介します。

既に仮想通貨に慣れ親しんでいる方には当たり前すぎて、逆にこの記事の意図が伝わらなかった様なので補足します。これは全く仮想通貨を扱ったことがない方に向けた、「ちゃんと普通に使えますよ」という内容です。どうしても仮想通貨は投資・投機目的の案件とセットで伝わるケースが多いので、正規の取引所で扱う分には特別難しいものではないですよという意味を込めて書きました。

2017年5月現在はビットコイン支払に対応する企業も増えてきましたので必ずしも現金化の必要性はないかもしれません。

ripple(リップル)を現金化した話を書こうと思ったきっかけ

仮想通貨(暗号通貨)の認知度が日本でも急速に広まり様々な情報が飛び交う様になりました。しかし仮想通貨に関する情報を発信しているサイトの多くが、以下の様なものでした。

 

仮想通貨を投資(投機)目的で案内しているサイト

「あのコインは儲かる!」「いま投資するなら仮想通貨!」など、投資(投機)目的の情報、あるいはHYIPなどの案件を広めたいサイト。

 

仮想通貨の本当に初歩的なことのみを数百文字書いて終わっているサイト

「仮想通貨は本当は暗号通貨と言って~」「仮想通貨を購入するにはまず~」など、仮想通貨の基礎知識や、仮想通貨を手に入れるための初歩的な話のみ書かれたサイト。

 

仮想通貨について専門性が非常に高いサイト

仮想通貨やブロックチェーンなどの「仕組み」に重点を置き、専門用語が並ぶサイト。

 

いずれも、実際に仮想通貨を現金化した話はあまりありませんでした。

私の調べ方が悪いのかもしれませんし、もしくは値上がりに期待してひたすら貯めこんでいるのかもしれません。どちらにせよ、「仮想通貨に興味はあるけど何から調べて何を信じればいいかわからない人」や「実生活の中で仮想通貨が使えるのか色々と不安がある人」などにとってはあまり優しい状況ではありません。

仮に持っている仮想通貨の価値が数倍になっても支払手段としての整備がされず、実際に使えなければ意味がありません。という訳で、実際に仮想通貨を現金と交換してみました。

 

Mr.Rippleでripple(リップル)を現金化(出金)する

ではまず仮想通貨の「取引所」からご紹介します。

 

Mr.Ripple(ミスターリップル)について

まず「Mr.Ripple(ミスターリップル)」とは仮想通貨の取引所です。名前からripple(リップル)専門の取引所の様な印象を受けますが、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)、Litecoin(ライトコイン)、Dogecoin(ドージコイン)なども扱えます。

 

ripple(リップル)を現金化(出金)した時の流れ

以下、実際にripple(リップル)を現金化した時の操作をスクショした画面を元に説明します。操作はスマホで行いました。今回は試しに1000円分を銀行に入金しました。

※画像は2016年11月のものです

1、ripple(リップル)をJPYで出金する

Mr.Rippleの「入出金する」から「JPYで出金する」を選択すると以下の画面になります。

送金先に自分の「ウォレットアドレス」が表示されます。

rippleの現金化1

 

補足:ウォレットアドレス(リップルアドレス)とシークレットキーの違い

ウォレットアドレス(リップルアドレス)=人に教えても大丈夫なアドレス。銀行の口座番号の様なものでripple(リップル)を送受信する時に使用する、ripple(リップル)のウォレットだと「r」から始まるアドレスです。同じripple(リップル)であってもウォレットが違えば当然アドレスも違います。他の仮想通貨は「r」以外から始まります。

※「s」から始まるアドレスは「シークレットキー(秘密鍵)」です。これは銀行の口座番号の暗証番号(パスワード)と同じで、他人にばれると勝手に操作されてしまう恐れがあるものなのです。また、他のウォレットにアクティベートする時に使用したりするので無くしたり他人に教えてはいけません

 

「次へ」を押すと確認のメッセージが表示されます。

rippleの現金化2

 

Mr.Rippleでは「出金手数料 108円」と「銀行振込み手数料 258円」がかかるので、「1000-108-258=634円」が指定の口座に振り込まれます。

rippleの現金化3

 

2、Mr.Rippleから出金されているか確認する

Mr.Rippleから出金した日が11/12(土)だったので銀行への反映は14(月)でした。以下の画面は私が使っている銀行口座の画面です。ちゃんとMr.Rippleの運営会社である (株)Crypted Vault(クリプテッドボルト)から振込されていますね。

rippleの現金化4

 

仮想通貨ripple(リップル)を現金化した話:まとめ

実際に現金化してみたら、正直、海外送金の代わりに使う時の様な割安感は国内では感じませんが、銀行での送金と何ら変わりなくできました。

「仮想通貨同士を送受信する時の手数料は安い。現金化の場合はできるけど割高」という結論です。

注意する所があるとしたら「銀行振込と同じく宛先を間違えない」のと、仮想通貨は収益を得た方法(現金化)により譲渡所得:「50万円以上で課税対象となり税金がかかる」もしくは雑所得:「年間20万円以上で確定申告が必要」として扱われるためというところでしょうか。詳しくはお住まいの地域にある税務署に確認してください。

また、出金手数料などは使う取引所によって異なるので比較してから使うと良いですね。

税金に関しては2017年から仮想通貨の扱いが変わる(取得に消費税が課されない)様に財務省や金融庁が調整していて結果次第では変わってくるかもしれないので、その都度調べるのが良いと思います。

 

P.S. ripple(リップル)について実際の使い方などを知りたい場合は、トップページやカテゴリー「仮想通貨」に、初めて取得した時の話 暗号通貨:リップルについて①(東京JPY,GateHub) 等の記事もありますので良ければ参考にしてみてください。

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