マーケティングについて
ビジネスをする(商品やサービスを売る)上で欠かせないのが『マーケティング』です。
…というのはあなたも聞いた事があると思いますが、そもそもマーケティングとは何でしょうか?
まず辞書ではこの様に書かれています。
マーケティング(marketing)
企業などの組織が行うあらゆる活動の内、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
引用元:Wikipedia
どんなに良いと思える商品を作っても、それが「知られていない」「興味を持たれない」「欲しいと思われない」と売れません。
職人気質の方が作る商品や、元プロ選手が教えるスポーツスクールが意外と流行らなかったりするのはここに原因がある事が多いです。
売れるための仕組みづくりが上手くいっていないという事ですね。
また、よく『企画とマーケティングの違いとは』というのも聞かれますが、簡単に言うとそれぞれ
- 企画…商品やサービスを作る為のプラン立て
- マーケティング…その作ったものをより広く、より多く届ける為の仕組み作り
という意味であり、違いはあれど双方に密接な関係を持っています。
マーケティングに必要な11のキーワードについて
例えマーケティングを行っても、ポイントを外してしまうとせっかくの商品・サービスの価値を相手に届ける事ができません。
そのポイントとは次の『11のキーワード』にあります。
『誰に』『何を』『誰と』『誰が』『なぜ』『誰の為に』『どこで』
『どのように』『いつ(からいつまで)』『いくらで』『いくつ』
(ビジネスコンサルでは有名なキーワードなので、他にも紹介しているサイトはありますが、場所によって若干違ったりします。 例、「誰と」→「誰を」になっている等)
この11個が1つでも抜けると人は動かないと考えてください。
例えば、あなたが友達と行く観光旅行を思いついたとします。
お友達は「いいね!」「行こうよ」と前向きな反応を示してくれました。
ですが、なかなか実現には至りません。
何故か
理由は色々と考えられますよね。
「休みの日程がなかなか合わない」「金銭面」「宿泊場所が抑えられない」…などなど
これを先ほどのキーワードに当てはめたら
「休みの日程がなかなか合わない」 ⇒ 『いつ(からいつまで)』
「金銭面」 ⇒ 『いくらで』
「宿泊場所が抑えられない」 ⇒ 『どのように』
となります。
この様に、何かを企画する時には11のキーワードを意識したマーケティングを行うと、問題点や課題が浮き彫りになり、それを修正する事でより高いパフォーマンスを得る事ができます。
マーケティングの重要性を感じた実例
知人が東南アジアを中心に化粧品を展開しているのですが、先日タイでの話をしてくれました。
日本では「肌が白い」⇒「綺麗、素敵」
程度の反応だと思いますし、男性で自分の肌の色について悩む人もそう多くないと思いますが、
タイでは「肌が白い」⇒『身分が高い』『男女ともに肌を白くしなければという高い意識がある』
という、日本には無いレベルでの美白信仰とでもいうべき感覚があるそうです。
それなら確かに化粧品も売れるでしょうね。
(タイでは美容に使う月当たりの費用の割合も相当高いそうです。)
こういった現地を知らなければ得られない情報を持つ事で事業展開での優位性を持つ事もできます。
マーケティングに必要な【11のキーワード】:まとめ
相手(顧客・消費者)に届けるまでがマーケティングです。
どの様にすればより自分の商品(商品価値)を届けられるかを、11のキーワードを基に様々な角度から分析する感覚を養う事が大切です。
『誰に』『何を』『誰と』『誰が』『なぜ』『誰の為に』『どこで』
『どのように』『いつ(からいつまで)』『いくらで』『いくつ』
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