投資詐欺サイトの判断例:SSLの有無から見分ける

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は投資案件について詐欺かどうかをサイトのSSLの有無から判断するというテーマでお話しします。

サイトのssl化、非ssl化のイメージ写真

『SSL』という言葉を聞き慣れない方もいると思うので、その意味と重要性についてもサイトの「利用者」「運営者」それぞれの視点から説明します。

もちろん、絶対に見分けられるとは限りませんが、判断材料の1つとして参考になればと思います。

SSL・SSL化とは

「SSL」とは「Secure Socket Layer(セキュア ソケット レイヤー)」の略で、インターネット上でやりとりする情報を暗号化して送受信できる様にする仕組みのことです。

この設定をすることを「SSL化」と言います。

SSL化することで、サイト上で行われる会話音声の盗聴や、入力した個人情報の盗みを防いだりすることができます。

仮に第三者からハッキングなどの攻撃を受け、ログインの際に打ち込んだ情報が流出したとしても、暗号化によりその内容が知られることはできません。

ですから、Eコマースや仮想通貨などの金銭的な扱いがあるサイトではSSL化されているかどうかを確認することは必須と言えます。

サイト全部がSSL化していなくとも、個人情報等の入力ページはSSL化されていることが最低限望ましいです。

 

投資案件で意外と多くある非SSL化のサイト

投資案件を扱うサイトでSSL化していない(非SSL化)のサイトが実は意外とあります。

仮想通貨の認知度が日本でも高まったことで、それに関連した様々な投資案件が私の様な一般人にも色々と入ってくる様になりました。

しかしその中にはちゃんとSSL化がされていない、明らかに急造したと思われるサイトを使っての詐欺的な話もあります。

投資案件を広めている人はサイトに関する知識に乏しく問題視していないケースもありますが、はっきり言って無責任です。

 

SSL化していないとどうなるのか

最近は日本でも様々な場所でフリーWi-Fiが普及し使える様になってきました。

しかし、パスワードの設定などがされていないフリーWi-Fiに悪意のあるプログラムが仕掛けられていた場合、そのWi-Fiを使って入力した個人情報やクレジットカードの番号が盗まれたり、場合によっては送金情報が書き換えられて知らない所に大事な資産を送ってしまわれたり、といったことが起こり得ます。

※実際にビットコインが盗まれる事件も起こりました

 

SSL化と非SSL化の見分け方

ではどうやったらSSL化されているかどうか、SSL化と非SSL化の見分け方ですが、これは簡単です。

URLを見て『https:』sが付いていたらSSL化されています。

PCでブラウザから見た場合は大抵の場合は『保護された通信』と表示されます。
「http:」の場合は非SSLです。

 

一部ではhttpsでも保護されていない

一部に、URLはhttps:になっていても『保護された通信』と表示されないサイトがあります。こちらは個人情報の入力には注意すべきです。

 

非SSLサイトの全てが悪いわけではない

誤解のない様にお伝えしますが、「http://」で始まる全ての非SSLサイトに問題があるわけではありません。

SSL化は比較的新しい技術なため、まだまだ対応していないサイトもありますし、大切な個人情報や金銭的な情報を入力する場面がないサイトではSSL化しなくても特に問題はありません。

 

投資案件についての判断方法はいくつかありますが、それを扱うサイトの「重要な情報の入力画面がSSL化されているかどうか」はPCに詳しくなくてもチェックできるので、まずは確認すべきポイントとして覚えておくことをお勧めします。

続いてはサイト運営側から見てのSSL化についてです。

 

サイト運営から考えるSSL化について

サイトを運営する場合はSSL化のメリット、デメリット(必要か否か)を考慮する必要があります。

上記の様に『ネット上で金銭的な取引をする』場合はサイトの信頼度にも関わるので当然SSL化する必要があります。

 

サイトをSSL化するメリット

SSL化すると以下のメリットがあります。

 

最近のブラウザではSSL化すると表示速度が若干上がる

最新のブラウザは通信の高速化を実現する「HTTP/2」というバージョンに対応していて、SSL化するとサイトの表示速度が若干上がります。
表示速度が遅いとユーザーはそのページを閲覧することなく離脱してしまいます。アクセス数(PV数)を伸ばす上で表示速度が早いのに越したことはありません。

 

SSL化するとSEOに若干強くなる

Googleは2015年に『HTTPSページが優先的にインデックスされるようになります(https URLの検索順位を若干引き上げます)』とウェブマスター向けblogで発表しています。
影響はまだそれほどないと言われていますが、このサイトをSSL化した私の体感では確かにアクセスが延びているように感じます。

 

サイトをSSL化するデメリット

一方で次の様なデメリットもあります。

 

費用がかかる

無料でSSL化する方法もありますが、期限が決まっているものや、海外サイトを使うため知識が必要なため、多くはレンタルサーバなどが提供する有料オプションで行うことになります。

SSLにも種類があるのですが、ざっくり年間で2万円いかないくらいの金額がかかります。

 

SSLに対応していない画像が表示されなくなる

非SSL化だったサイトをSSL化した場合、画像も対応するようにしないと表示されません。これは手動で1つ1つ手直す方法もありますが、一括で表示できるようにするプラグインもあります。
また、アフィリエイト用のバナー広告など、リンク先のサイトがSSL化していないと、そのバナー画像は表示されません。

 

search consoleを再設定する必要がある

Googleの機能であるsearch console(サーチコンソール)を使っている場合、サイトのURLがhttp:からhttpsに変わるため、設定をし直す必要があります。

 

投資案件が詐欺かどうかをSSLの有無で判断する方法:まとめ

今回はSSL化について、できるだけ専門的な話を抜きにご紹介しました。

当サイトでは仮想通貨に関するご相談も多いですし関連する話も来ますが、既に非SSL化サイトを通しての案件を促しているケースもいくつか見受けられました。

それらは言葉巧みに誘ってきます。

・『千載一遇のチャンスです!』

・『億万長者になれる情報を限定公開します!』

しかし、そんな儲かるサイトが数万円の設備投資すらしていないのであれば、怪しいと思われても仕方ないですね。

(そういったサイトは大抵の場合、ソースを調べるとおかしな所が他にもいくつか見つかります)

もちろんサイトで重要なのは中身(内容)なので、SSL化しているからと言って全てのサイトが信頼できるかは別ですが、少なくともユーザーの情報へ配慮していることは伺えます。

この記事を読んだ方が少しでも無用なトラブルが避けられれば幸いです。

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