クワドラントについて
あなたは、『金持ち父さん 貧乏父さん』という本をご存知でしょうか?
アメリカでは1997年に、日本では2000年に発売され、リーマンショック等を経て2013年に内容が改定された本で、発行部数は日本で100万部、全世界では1000万部超え、更にシリーズは日本でも340万部、全世界で3000万部を突破という大ベストセラーです。
僕も持っています
お金持ちになる人の特徴について取り上げたもので、具体的な方法よりも
『成功する人とそうでない人の差=思考の流れ・考え方』にフォーカスされた内容になっています。
(もちろん「会社を作って節税する(P132)」や、「講座に出席する、自習用のテープを買う(P268)」などの具体的な行動も書かれてはいますが。)
この「金持ち父さんシリーズ」の一つに
『キャッシュフロー・クワドラント』
( quadrant…【名詞】四分円 )
というものがあり、ビジネスセミナーなどでは鉄板で紹介されるものがあります。
それが以下の図です。
クワドラント図とその特徴
(一応確認して作りましたがスペルが間違っていたらすみません)
世の中の約9割が『左側』:「E」または「S」であり、
- 『自分が労働をする事で収入を得る働き方』
- 『収入が増えるに伴い、労働時間も増えていく働き方』
をしているのに対し、
残りの1割(以下とも言われますが)の「右側」:「B」または「I」は
- 『お金(または他の人)に働いてもらう事で収入が入ってくる』
- 『収入が増えるに伴い、労働時間は減っていく働き方』
という特徴があります。
同じ社長でも社員と同等もしくはそれ以上に働かなければならない内は「S」に分類される訳ですね。
ちなみに、「E」から「S」に移るだけでも成功するのは約10%以下と言われています。
創立年月不明の会社を除いた2014年の倒産企業の平均寿命は23.5年
(東京商工リサーチ調べ)
との事なので、いかに起業した後でそれを維持するのが難しいかわかりますね。
そして、政府は是正を口にはしていますが、実際は格差社会化が進みその差は広がる一方です。
世界の富裕層の上位62人が保有する資産は、世界の人口全体の下位半数が持つ合計と同じ額に達していることが18日までに分かった。
また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額を上回る水準にあるという
NGOオックスファム・インターナショナル 2015年版の年次報告書より
『お金持ち・成功者』と呼ばれるポジションになるためには『右側』に行かなければ至難ですが、真ん中には巨大な壁が立ち塞がっています。
(N●KやTV局員などの超王手と呼ばれる従業員なら年収1000万超えで、人によっては成功と呼んでもいいのかもしれませんが。)
一昔前は、こういった情報はほんの一握りの人々の間だけで回り、チャンスと見えるものは宝くじとかある種のギャンブルくらいでした。
(バブルで一般社員でも儲けられたという時代もしばらくはありましたが)
ですが、インターネットの登場で、情報が一般の人々にも回る様になり、またビジネスの手法的に『人に教えた方が儲かる』ものも出てきたため、この中央の壁に少し穴が開いてきました。
そうした結果、情報も玉石混交(良いものと悪いものが混ざっている)の状態となり、詐欺的なものも増えていきました。
ですので、あなたが『成功者・お金持ち』を目指すのであれば、
『その人々の思考を知り』
『自分ができる正しいやり方』を身につけ、
『それを実行し続ける』事が大切です。
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