神話の法則とは:内容・例・使い方をわかりやすく解説

神話の法則の仕組みを図解

人気の小説や漫画などにはある法則があることを知っていましたか?

小説や漫画に限らず、映画・ドラマ・アニメなどでも有名になるものの多くは『神話の法則』という共通した形式(パターン)が存在します。

そしてこれはブログやサイト上のプロフィール、あるいはメルマガなどのメールといったライティングでも応用することができます

今回はこの神話の法則について、

  • どんな内容なのか:仕組み・なぜこの方法に効果があるのか
  • 使い方:メリット・デメリット(注意点)

をわかりやすく解説します。

  • もっと文章を書くのが上手くなりたい
  • プレゼンなど人に説明する時のトークが苦手なので上達したい

といった悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。

神話の法則とは

ファンタジー風のマップ

画像引用元:pixabay

神話の法則とは人々に共感や感動を起こさせる物語(ストーリー)を構成する方法のことです。

英語では『The Hero’s Journey(ヒーローズ・ジャーニー):英雄の旅』と呼ばれます。

神話の法則の構成・例

神話の法則は大まかに次のような構成で流れが決まっています。

  1. 日常の世界
  2. 冒険への誘い
  3. 冒険への拒絶
  4. 賢者との出会い
  5. 第1関門突破
  6. 試練・仲間・敵対者
  7. 最も危険な場所への接近
  8. 最大の試練
  9. 報酬
  10. 帰路
  11. 復活
  12. 報酬を持って帰還

4の賢者は主人公を変えてくれるような『重要人物』というイメージでしょう。

こうした構成により、物語に起承転結、つまりメリハリをつけることで読者を飽きさせず「次はどうなるんだろう」という期待感を持たせる仕組みになっています。

補足:ちなみに元々の法則では

  • 第1章:1から5
  • 第2章:6から9
  • 第3章:10から12

と区切られていますが、あまり重要ではないのでここでは特に触れません。

では続いて、架空のストーリーを例に当てはめながら1から12までを順番に説明していきます。

1:日常の世界 、 2:冒険への誘い

モンスターと遭遇した様子

画像引用元:pixabay

平和な日常を送っていた主人公の村に、突然おそろしい魔物が現れます。

他の作品であれば例えば:

  • 魔物や悪者が襲ってきた
  • 神からの信託を受けた
  • 異世界に飛ばされた

など、様々なシチュエーションがありますね。

最近の作品だと半ば強制的に非日常に巻き込まれるパターンも多いですね。

ともかく、こうしたアクシデントにより冒険が始まります

3:冒険への拒絶、4:賢者との出会い、5:第1関門突破

ファンタジーの女騎士都県の画像

画像引用元:pixabay

あまりに突然の出来事や危険な予感に主人公は冒険に出ることを最初は拒むものの、重要人物との出会いにより次第に心境に変化が起こります。
そんな矢先、主人公の身に受難(ピンチ)が起こります!
否応なく巻き込まれることになったものの、機転を効かせて見事にこれを退けるのでした。

6:試練・仲間・敵対者

剣を持った女神の画像:敵対者の暗示や仲間の加護のイメージ

画像引用元:pixabay

一段落ついたなと思ったらまた新たな難題が待ち構えていました!
圧倒的な力を持った新たな敵に為す術もない主人公。
するとそこに絶体絶命のピンチを救う仲間が現れてこれを退けます。決意を新たに主人公の旅は続きます。

こうした具合で定期的に新たな出来事(イベント)が起こっていきます。

7:最も危険な場所への接近

禍々しい門と架け橋の画像:危険な場所のイメージ

画像引用元:pixabay

なんとか危機を脱したものの、全てを救うためにとてつもない危険が待ち構える場所に行かなければならなくなるのでした。

8:最大の試練

モンスターのイラスト:最大の試練のイメージ

画像引用元:pixabay

ようやくたどり着いた主人公一行を待っていたいまだかつてない試練を前に主人公の運命は!?

盛り上がりや視聴率が最も高くなる場面ですね。

9:報酬

宝石のイラスト:困難を打ち破った報酬のイメージ

画像引用元:pixabay

幾多の苦難を乗り越え使命を成し遂げた主人公は念願のものを手に入れた
  • 初期のドラゴンボールなら7つ集めて神龍を呼ぶ場面
  • スラムダンクであれば山王戦での勝利

などが該当するでしょうか。

10:帰路、11:復活

デジタルクロックの画像:奇跡が起こるイメージ

長かった旅路も終わり故郷に戻れる、そう思った瞬間、最後の力を振り絞った宿敵の罠が作動し一気に主人公と仲間はピンチに!
万策尽きたかに思えたその時、主人公に奇跡が!?

12:報酬を持って帰還

目を開けた主人公を待っていたのはいつもと変わらない日常。「そうか、戻ってきたんだ」 …「夢だったのかな…」そうつぶやき体を起こした主人公は手に何か握りしめていることに気づいたのでした。

~FIN~

全部の要素がこの順番通りとは限りませんが、似たような話をどこかで見たことがありますよね?

例えば

  • ワンピースの場合:
    • 日常:最初の村
    • 冒険への誘い、賢者との出会い:シャンクスとの出会い
    • 第1関門突破:近海の主を倒す
    • 仲間:ゾロやナミとの出会い

と続きます。冒険の拒絶はあまりないですが、1つの章が終わるごとに宴(神話の法則で言うところの報酬)を開いて区切りをつけていますね。

  • エヴァンゲリオンの場合:
    • 日常:ゲンドウに呼ばれる前
    • 冒険への誘い:半ば強制連行(笑)されネルフへ
    • 冒険への拒絶:エヴァに乗ることを拒否
    • 賢者との出会い:綾波との出会い
    • 第1関門突破:第1使徒撃破
    • 試練・仲間・敵対者:慣れない生活、トウジ・ケンスケやアスカ来日、次の使徒

やはり大体の流れに沿っています。

作品のテーマは違っても、共感を呼び起こすというのが不特定多数の支持を集める人気の作品に共通していることです。

神話の法則は、この共感(ワクワク感、ドキドキ感、主人公や仲間 あるいは敵への感情移入など)を引き起こすのにとても効果的なのです。

神話の法則の具体例:メールで使う場合

神話の法則についての解説が一段落ついた所で、次は具体的に仕事で使う場合を考えていきましょう。

今回は『メールを使って新商品を案内し販売に繋げる』という例で神話の法則を使います。

まず、いきなり「○○という新商品が出ました!買ってください!」とだけメールしてもほとんど売れないでしょう。

例え会員制ビジネスを行っていて、頻繁にメールのやりとりを行っている間柄だとしてもさほど売上は伸びません。

そこで先ほどの神話の法則を意識しつつストーリーを考えます。

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、皆さんは「○○」という製品をご存知でしょうか?

実はこの度当社より□月に発売された商品です。

最初は私も、普段はあまりそういった類のものは使う習慣がなく、『正直、よそのものと大して変わらないんだろうな』と半信半疑でした。

しかし、実際にお使い頂いた数名の方に感想をお伺いした所、大変好評だったので私も使ってみました

 

使い始めて数日間は特に変化もなかったので「やっぱり。まあせっかくだしもう少しだけ使おうか」と半分惰性で使っていたのですが…

使い始めて1週間後、明らかに■■に変化が現れました

まず●●●が良くなり、次に『●●が変わった!』と登り調子になってきました。

もし店頭でお会いする機会があれば、是非私の変化を見てみてください(笑)

 

今までこの手の商品は中々効果が実感できず、正直 手を出しづらかった方も多いのではないでしょうか。

ご購入頂いた主婦のA子さん(38)も同様で、これまでも色々と売り文句を聞いた商品はあったけれど、どうも信憑性に欠けて中々買えなかったそうです。

けれど、今回「普段あなたの所にはお世話になっているから」というご厚意によりご使用頂きました。

すると、やはり私と同じく1週間を過ぎたあたりで「今まで何をしても良くならなかった●●が変わった」「◆◆しやすくなった」とありがたいお言葉を頂戴いたしました。

 

そこで、同じ様なお悩みをお持ちの方にも、ぜひ私やA子さんの様に「○○」を使用することで快適になってもらいたい!

そう感じてご案内しました。

何分、新商品ですのでまだあまり市場に出回っていないのと、好評につき早期の売り切れも予想されます。

数量限定ですが、当HPでもご購入いただけますので、ご興味をお持ちになった方は下記のURLよりお求め頂けます。

https://URL

○○であなたも素敵な自分を取り戻してください!

 

  1. 日常の世界:新商品を買う前の生活
  2. 冒険への誘い:新商品の案内
  3. 冒険への拒絶:購入をためらう
  4. 賢者との出会い:実際に使ったモニターの声
  5. 第1関門突破:最初の1週間を過ぎたあたりの変化
  6. 試練・仲間・敵対者:自分も使った・A子さんという別の方の例
  7. 最も危険な場所への接近:購入できないかもという不安
  8. 最大の試練:〃
  9. 報酬:「●●が変わった」「◆◆しやすくなった」という変化
  10. 帰路:
  11. 復活:
  12. 報酬を持って帰還:メールを受け取った人が購入して素敵な自分になる

実際の商品が無いので想像で書いてみました。

10の帰路と11の復活の所は該当する状況がちょっと浮かびませんでしたが、その他は概ね入れられたので、ニュアンスは伝わったかと思います。

神話の法則のメリット・デメリット(注意点)

神話の法則を使うことのメリットとしては、上記のようにパターンを確立しておくと、作品作りのみならず、ニュースレター・プレゼンテーション・ブログの記事など様々なものに応用することが可能です。

しかも0から書くよりも短時間で書くことができます。

デメリットとしては毎回 共感できるエピソードを用意する必要があるということです。

例えば、

「幼少期から優秀で学校では秀才や天才と言われ続けました。私に言わせれば何故みんあな勉強ができないかわからない」

という人よりも、

「勉強が苦手で落ちこぼれだった自分がわずか3か月であの名門校にトップで入学した方法」

の方が心に響く人は多いですよね。

しかし、皆が皆そうした共感できるエピソードを持っているとは限りません。

かと言って、嘘をつくと後々矛盾が出たり整合性がとれなくなったりして信頼を失うことになります。

まとめ

それではまとめです。

  • 神話の法則とは人々に共感や感動を起こさせる物語(ストーリー)を構成する方法
  • 神話の法則は次のように構成されている
    1. 日常の世界
    2. 冒険への誘い
    3. 冒険への拒絶
    4. 賢者との出会い
    5. 第1関門突破
    6. 試練・仲間・敵対者
    7. 最も危険な場所への接近
    8. 最大の試練
    9. 報酬
    10. 帰路
    11. 復活
    12. 報酬を持って帰還
  • これらを学べば様々なことに使える
  • しかし、共感できるエピソードを用意する必要がある

人間は感情の生き物です。

商品の販売に神話の法則を使うのであれば、物ではなく『物語を売る』ことです。

そうするとストーリーにお客様は共感し、購入に近づけることができます。

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