あなたは文書を書いても顧客の反応をなかなか得られず悩んでいませんか?もしある方法を使ってメールを書いたらあなたのファンが激増する、としたらワクワクしませんか?
「そうは言っても何だか難しそう……」「あやしい……」
大丈夫です! あなたよりずっと文章を書くのが苦手な私でもできたのですから。
ちょっとしたコツさえつかめばあなたにもできる様になるのでお教えします。
あなたはただ読み進めるだけで良いのです。
では、詳しく書いていくので下をご覧ください。
この様に相手の注意関心を引いて行動を促すのが、今回ご紹介するPASONA(パソナ)の法則を使ったライティングです。
上の例文は少し簡潔だったかもしれませんが、「ちょっと読んでみようかな」と思って頂けたでしょうか。
この法則を覚えるとブログ・メール・サイトのLP(ランディングページ)など、文章を書く時にとても役立ちます。
- 今までなんとなくセールスレターを書いていた
- 文章がまとまらないのでもっと上手く書けるようになりたい
- テンプレートや例文などを知りたい
- もっとブログを多くに人に読んでもらいたい
こうした悩みをお持ちの方に向けて、PASONAの法則および、新PASONAの法則について内容・例文・書き方をご紹介します。
PASONAの法則とは
まず、PASONAの法則のPASONAとは、読者(消費者)に行動を促すためのポイントの頭文字を取ったもので、日本の経営コンサルタント・作家である神田昌典(かんだまさのり)さんが提唱する法則です。
セールスレターの書き方ではほぼ必ず紹介されるほど有名な法則(書き方の手順)の1つです。
PASONAって何の略?
PASONAとは次の単語の頭文字です。
- Problem:問題提起
- Agitation:動揺、興奮
- SOlution:解決
- Narrow down:絞る
- Action:行動
この順番に文章を書いていくことで、お客側に自身の問題(悩み・不安・不満)を意識させ、『それを解決するならこの方法ですよ』という風に商品やサービスを提案していきます。
では順番に解説していきます。
PASONAのP:Problem(問題)
まず冒頭でお客様が抱えている問題・不安・悩みを提示、自覚させます。
例文:
- 最近体重が気になりませんか?
- まだまだ若いと思っていたのに肌に張りがなくなってきた…
PASONAのA:Agitation(動揺、興奮)
提示した不安・悩みの問題点を抽出し、『解決できないと困る』と動揺を誘ったり、あるいは『この方法なら今まで駄目だったこともなんとかなる』というように興奮させたりします。
例文:
- わかってはいるけどなかなか運動できないですよね
- 評判の商品も自分には合わない
- でもあなたと同じ悩みに苦しんだ人が改善した方法があるのです。
PASONAのSO:Solution(解決)
問題を解消、解決するための方法やこれを利用することでのメリット、または使わないことでのデメリット、他と較べてお得な部分などを提示します。
例文:
- 数々の実例をもとに開発された、使用者の98%が短期間での効果を実感
- 中には1か月で12kgの減量に成功した方も
- 他のダイエットと違い、副作用やリバウンドの心配を格段に軽減しました!
PASONAのN:Narrow down(絞る)
購買意欲を高めるために絞り込みを行います。
例文:
- しっかりと効果を出すために最低3か月使用できる方
- 限定30名!
- ●日までの限定発売
PASONAのA:Action(行動)
ここまで案内した商品を実際に購入してもらえるよう促します。
例文:
- これを見たあなたに訪れたチャンスです → 購入ボタン
- お申し込みは今すぐこちら → URL
ここでのポイントはできるだけ読者(消費者)が行うことを1つにすることです。
例えばECサイトであれば1クリックで注文完了まで進めるようにする、などです。
行動が増えるほどお客様のテンションは下がり注文率・購買率は下がります。
私も入力画面で項目が多くて途中でやめたことがあります。
PASONAの法則のテンプレート
簡単なテンプレートを自作しました。
- 問題:◯◯で悩んでいませんか? もしかしたら●●が原因かもしれません
- 動揺:意外かもしれませんが、それを放置しておくとすぐに☓☓で困ることになる可能性が高いです
- 解決:でも、あることをするだけでそれが解消されたら嬉しいですよね。「そんな方法なんてあるの?」と疑うかもしれませんが、あります。
- 絞る:もちろん誰でも簡単にというわけではありませんし多少の費用もかかります。でも真剣に「なんとかしたい」という人にとってはこれが近道です。
- 行動:ご注文はこちらから
あくまでベースなので、あとは
- できるだけ簡潔に
- 内容を面白く(物語を売る→興味を引く)
- 専門用語や難しい表現を避ける
を意識して書いてみてください。
新PASONAの法則とは:以前のものとの違いは?
新PASONAの法則は今まで説明してきたPASONAの法則から一部が変わっています。
具体的には次の部分が異なります。
- AgitationがAffintyになった
- SOlutionがSolutionとOfferに分かれた
新PASONAの法則:
- Problem:問題提起
- Affinty:親近感
- Sloution:解決
- Offer:提案
- Narrow down:絞る
- Action:行動
動揺させるなど不安を煽るのではなく、『私にも似た経験があります』など読者(消費者)に寄り添うような雰囲気を出して信頼感を高め、解決策を提示した後で、『なぜその方法が良いのか』という理由付けを『利用者の感想』や『お客様の声』、『他の商品との比較』などで行います。
より現代の消費者に合わせた形式と言えますね。
PASONAの法則:まとめ
冒頭に伝えた通り、PASONAの法則は悩み・不安を持った方に対する案内です。
人が何かを買う動機はこの不安・不満・悩みの解決です。
ですので、まずは自分が扱う商品のどんな部分が読者(消費者)に効果があるかをぜひ意識してみてください。
PASONAの法則の新旧どちらを使うかは文章を書く人の性格や扱う商品によって異なるので、自分に合った方を選んでください。
大事なのは人間が相手だということを忘れないことです。
法則を使えば必ず成果が出るというわけではありませんし、万人に効く法則もありません。
関連記事:AIDMAの法則、QUESTフォーミュラ
今回ご紹介したPASONAの法則、新PASONAの法則を説明する時によく例に出る別の法則についても合わせてご紹介するので、読んでみてください。
それぞれの違いとしては次のような感じです。
人によってはレビュー記事ならPASONAの法則(新PASONAの法則)が合っていて、LP(ランディングページ)ならQUESTフォーミュラの方が良いなど、好みや効果が異なるので、必要に応じて使い分けると良いです。
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