突然ですが ブログとサイトの違い って答えられますか?
感覚的にはわかっていても、いざ問われると上手く説明できない方もいるのではないはないでしょうか?
もちろん人によって、それぞれの意味、用途、比較する部分、イメージが異なる部分もあるので私なりの解釈でご紹介します。
- これからブログ、サイトを始めようと思っている
- ブログ、サイトどちらを目指して作れば良いか知りたい
という方の参考になれば幸いです。
ブログとは:意味・特徴
まずブログとは、元々ウェブログ(Web log)の略で、www(=World Wide Web)上にログ(記録)を残すものという意味でした。
その内容も当初は覚え書きや論評を残すものでしたが、現在は日記・体験談・ハウツー・トレンド・レビューなど多岐にわたります。
ブログの特徴として、またサイトとの比較としてよく言われるのは、ブログは動的であるという点です。
ブロガー(=ブログを書く人)によってペースは様々ですが、書くのが早い人なら1日に数記事、不定期な更新でも1週間~1ヶ月に1記事は更新と、比較的ひんぱんに更新されます。
また、特別な設定をしない場合は新しい順に記事が並ぶという時系列の特徴があります。
「記事」「投稿」という表現がされるように、それ自体がコンテンツとしての意味や価値を持つのも特徴です。
ページ数が増えればカテゴリーやタグで分類、まとめることもできます。
サイトとは:意味・特徴
一方のサイトとは、海外ではウェブサイト(Web site)と表現され、一般的にはwww(=World Wide Web)上に特定のドメインのもと、複数のコンテンツ(ページなど)が集まったものと定義されます。
内容は、ブログよりも特定のジャンルに絞られていることがほとんどです。
特定の商品やサービスを紹介するためのネットストア、あるいは企業や団体を紹介するための名刺代わりとして使われるのが一般的な用途でしょう。
サイトの方がブログよりもよりビジネス向けと言えます。
ちなみにほとんどの場合、サイトとホームページは同じ意味として使われます。
サイトの特徴として、またブログとの比較としてよく言われるのは、サイトは静的であるという点です。
つまり、1度コンテンツが作られた後はそれほど更新はされず、必要に応じた修正があるのに留まります。
例えばある企業のサイトがあったとして、その企業の歴史や会社概要が書かれたページや、お問い合わせページが毎日変わることは通常あまり考えられませんよね。
ブログとサイトの違い
ただ、最近のサイトはブログと比較してもそこまで静的ではないと個人的には思います。
例として、Similar Webというサイトを使うと 日本でアクセスが多いウェブサイトのランキング (外部サイト・英語です)が50位まで調べられます。
試しにこの記事を書くにあたって調べた結果が次の通りです。上位5位まで:
- Google COM
- Yahoo!
- YouTube
- Amazon
この内、グーグルは検索窓の上にあるロゴの絵(Doodle:ドゥードゥルと言います。「イタズラ書き」という意味です)しか変化はあまりありませんが、それ以外のサイトは常に内容が追加、変更されていますよね。
それにブログの方も、今どきは「プロフィール」「お問い合わせ」など静的なページも設置している場合がほとんどです。
なので、インターネットが普及し進化した現在では動的・静的という定義よりは次のような解釈がそれぞれの違いとしてわかりやすいのではないかと思います:
- 記事がメインなものがブログ
- ブログのようなページも含めて様々なコンテンツを集めたものがサイト
よりイメージしやすいように例えるなら、サイトはカタログのような総合的なもので、ブログはその中の一部分を切り取ったものといったところでしょうか。
加えて、海外ではこんな風にブログとサイトの違いを表現することがあります。
翻訳:全てのリンゴは果物だが、全ての果物はリンゴではない
これをブログとサイトの違いに置き換えると
つまりブログはサイトの1つの形態ということになります。
ブログとサイト、始めるならどっちが良い?:比較
単なる知的好奇心 以外でブログとサイトの違いを知りたい方は、恐らくどちらを始めれば良いか、どちらが自分に合っているかを知りたいのではないでしょうか。
そして始めたい理由や目的は副業・副収入などを考えてのことが多いと思います(違ったらスミマセン)。
率直に言うと、これは「その人ができることによる」という結論になります。
どういうことかと言うと、人によって次のような状況・能力・経験などが全く異なるからです。
- 1日の内、ブログやサイト作成に使える時間
- 文章を書く習慣、慣れ
- 書きたいテーマが決まっているかどうか
- その分野にどれだけ詳しいか:専門性や権威性、信頼性があるかどうか
そうは言っても、「人によるなんて身も蓋もない」とお思いになるかもしれないので、どちらが良いか選ぶ基準をご紹介します。
いろいろな分野を書きたいならブログ(雑記ブログ)
例えば次のような場合ならブログが向いていると思います。
- 特定の分野における専門性・権威性・信頼性は無いが様々なことに興味がある
- ジャンルを絞ると書くことのネタが途中で見つからなくなりそう
- 芸能ネタやスマホなどのガジェットといった流行に敏感だ
こうした広く浅い範囲で収益化を目指すなら、グーグルアドセンスなどでの広告収入やアマゾンアソシエイトなどでブログの内容に合わせた商品やサービスを紹介するといった形が合っているでしょう。
こうした形態を雑記ブログと呼ぶこともあります。
無料ブログの1つであるアメブロでも2018年12月25日から商用利用がOKになり、実際に商品レビューなどをしている方が既にいますね。
専門分野ならサイト(特記ブログ)
一方で、次のような特徴があるならサイトが良いと思います。
- 特定の商品やサービスを持っている
- 会社・団体がありその認知度を高めることで収益を伸ばしたい
- あるジャンルに詳しい、資格を持っている
たとえば自社製品などがなくても詳しい分野があるのであればASPに登録することでそのジャンルに適した商品を紹介するアフィリエイトが行なえます。
こうした形態を特記ブログ、特化ブログと呼ぶこともあります。
結論:自分に合う方を選ぶと良い
もちろん、ブログでも様々な商品を紹介するアフィリエイトもできますし、サイトを作った上で広告収入を得ることもできます。
要は自分がどちらが合っていそうかという判断をすればOKです。
もちろん、よりたくさん稼ぎたい場合はジャンル選定や専門的な設計などビジネス知識も必要になってきます。
もし迷う場合は自分が書きたい分野やジャンルのことを書いている他の方の記事やサイトを参考にしてみると良いでしょう。
ワードプレスならブログ、サイトどちらも作れる
wordpress(ワードプレス)であればブログ、サイトどちらも作ることができます。
最近はワードプレスを使う人も増え、ブログとサイト 両方の特徴を持ったウェブページも増えているので、明確な違いが減った感はありますね。
ワードプレスについて知りたい方は下記をご参照ください:
まとめ
ここまでお読み頂きありがとうございます。
それでは今回のまとめです。
- ブログとは:記事がメインコンテンツ
- サイトとは:ブログのようなウェブページも含めて様々なコンテンツを集めたもの
- どちらを始めるか迷う場合は自分の状況や環境、好みによって選べばOK:基準は本文を参照に
もし自分にとってどちらが良いか悩んでいるのであれば、いくつか他の人のブログ・サイトを調べて、少しでも理想に近いものをイメージし、あとは実際に始めることです。
やらなければ気づかないこと、わからないことがあります。
何となくでもブログとサイトの違いがわかった後は行動あるのみです。
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