こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。
今回はサイトやブログを運営・運用される方向けに、【「用語集」や「Q&A」を作ってアクセスアップを図る方法】をご紹介します。
それぞれについての説明から具体的な作成方法などを含めて解説します。
用語集やQ&Aがあるとユーザーの悩みに応えやすくなるのでアクセスアップにつながり、結果としてwin-winになるためおすすめです。
用語集とは
改めて解説するまでもないかもしれませんが、用語集とは「特定の分野で用いられている言葉を集めて解説したもの」のことです。
規模が大きいものは用語辞典として出版されたりもします。
ためしに「用語集」で検索すると、
- KDDIの「IT技術に関する用語集」
- 金融庁の「株やNISA、投資に関する用語集」
- 日本年金機構の「年金用語集」
などがヒットします。
やはり専門的なジャンルでは使われる言葉も専門的になるため、こうした用語集の必要性も出てきますね。
Q&A、FAQとは
Q&A とは「Question And Answer」の略です。日本語では「一問一答」「質問と回答」などと訳されます。
Q&AとFAQの違いとは
似たものに FAQ があり、こちらは「Frequently Asked Questions」の略で、日本語では「よくある質問」と訳されます。
FAQはQ&Aの中でも頻繁(ひんぱん)に調べられる質問と、それに対する回答を予めまとめて記載しておくもので、同様の質問が来た時にそちらへ誘導する形で使われます。
用語集・Q&A(またはFAQ)、どちらも1度はどこかのサイトで目にしたことがあるのではないでしょうか。
当サイトの用語集について
ちなみに当サイトでは以下の用語集があります。
また、Q&Aは独立したページではないですが、rippleへの質問が来たものを記事としていくつか作りました。
その後も時々質問が来ることがあるので、機会があればQ&Aも作ろうかと思います。
用語集やQ&Aがサイト・ブログ運営者にもたらすメリットとは
では用語集やQ&Aをサイトに作ることで、どの様なメリットがサイト・ブログ運営者にあるのでしょうか。
私が考えるメリットは次の5つです。
- アクセスアップにつながる
- 内部リンクの充実化
- 自分の知識が豊富になる
- 内容を後から追加してコンテンツを充実させられる
- Q&Aがあると何度も同じ質問に応えなくて済む
順番に解説します。
運営者へのメリット1:アクセスアップにつながる
まずは「アクセスアップ」です。
当サイトの用語集で言えば、タイトルでの検索結果が「ネットビジネス用語集」は 1位となっています。

2018年9月4日時点
この様に、タイトルそのものの検索からアクセスアップが見込める他、「用語 意味」などのサジェスト検索(複数のキーワードで検索すること)でもアクセスアップにつながります。
更に、ユーザーがそのページに書いておいた用語の意味を知りたくて検索した時に、用語集のページがヒットするようになれば、様々な単語・キーワードからのアクセスも見込めるようになります。
運営者へのメリット2:内部リンクの充実化
用語集やQ&Aに書いてある用語を詳しく書いた記事があれば「より詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです」という感じで記事ページをリンクして読んでもらえる様にもできます。
正しいリンクを設定することはSEO的にもユーザーにとっても良いことです。
これも結果的にアクセスアップにも繋がりますね。
運営者へのメリット3:自分の知識が豊富になる
用語の意味や質問に対する答えを色々調べることになるので、必然的に自分の知識が増えます。すると新しい記事のネタになったり、世間が求めていることがわかるので新しいコンテンツを作る時のヒントになったりします。
運営者へのメリット4:内容を後から追加してコンテンツを充実させられる
新しく記事を書いたり、昔書いた記事をリライトするのは大変ですが、用語集であれば新たな単語と意味を追加するだけなので比較的少ない労力でコンテンツの充実化を図ることができます。
また、以前 ネットビジネス初心者がweb集客を行う方法4:リピーター で紹介したように、「記事に対して頂いたコメント」もSEOに効果があるので、質問された内容を清書してQ&Aにしていくこともサイトをより良くすることに繋がります。
運営者へのメリット5:Q&Aがあると何度も同じ質問に応えなくて済む
これは私も早めに作っておけばよかったなと痛感したことですが、「あのサイトは質問に答えてくれる」というのが一定数広まると次々と質問が来るようになります。
それ自体はありがたいのですが、同じ内容の質問が別の方から多く寄せられることもしばしばあります。こういう時にQ&A・FAQがあれば、困っているユーザーもいちいち質問せずに済みますし、もしそちらを読まずに質問が来てもそこに誘導してあげれば解決できます。
用語集やQ&Aがユーザーにもたらすメリットとは
用語集やQ&Aのメリットはサイト・ブログ運営者にだけある訳ではありません。
サイトやブログに訪れるユーザーにとっても次のようなメリットがあります。
- 知りたいことがすぐにわかる
- 関連することもついでに調べられる
ユーザーへのメリット1:知りたいことがすぐにわかる
用語集やQ&Aがあるとユーザーが知りたかったことが比較的すぐに見つけられます。
記事を書くブロガーやサイト運営者の立場からすると、より多くより長くページを開いて記事を読んでもらう方が良いですが、ユーザーにとっては「知りたいことが中々見つからない」とストレスを与えてしまうことがあります。
特に、自分に専門知識があることを知らしめたいのか、やたらと専門用語を使って文章を書く方がいますが、その分野に詳しくない人にとっては苦痛でしかありません。
その点、用語集であればとりあえず知りたかった意味が簡単にわかるのでユーザーに喜ばれますし、同じ悩みに対するQ&Aがあれば安心感を与えられます。
ユーザーへのメリット2:関連することもついでに調べられる
「わからないこと」「知りたいこと」には、それに関連した別のわからないこと・知りたいことが出てくることも多いです。用語集・Q&Aがあればそれらも調べやすくなります。
用語集やQ&Aをサイトに作る時のデメリット・注意点について
メリットの後は用語集やQ&Aのデメリットや注意点について解説します。
- よそからのパクリは駄目
- 用語の意味を箇条書きはしない
- Q&Aでは丁寧に対応する
よそからのパクリは駄目
当たり前だと思うかもしれませんが、よそのサイトからコピペして少し言い回しを変えただけ、という所もたまに見かけます。
例:「~だ」を「~である」といった感じで語尾だけ変えるなど
特に用語集のように意味を完結に書くような場合だと、wikipediaなどに書いてあることをそのまま持ってくるケースもあります。
それならちゃんと「引用」という形でリンクする(対象が許可していれば)などルールを守るか、他のサイトに書かれていることはあくまで参考にしてそこに自分なりの情報を加筆・修正してオリジナリティを出すようにしましょう。
そもそも記事をそのままコピペするのは順位を急落させられるので、SEO的にデメリットしかありません。
引用についての関連記事: ブログでの引用は著作権侵害に注意!文章や画像を無断転載しない書き方
用語の意味を箇条書きはしない
葬儀屋さんのサイトを分析してくれないかと相談を受けた時のことですが、ブログページに、お葬式にかかる費用が「◯◯料」「▲▲料」……と、ただ箇条書きされていました。
これだとユーザーにとっては1つ1つの意味がわからず優しくないですし、Googleのクローラーにも上位表示狙いにキーワードを羅列したと捉えられかねません。これも順位を落としてしまう可能性があります。
短くてもちゃんと文章で用語の意味をわかりやすく伝えましょう。
※クローラーの意味がわからない方はこちら:wordpress(ワードプレス)用語集
Q&Aでは丁寧に対応する
メリットの方で述べましたが、ある段階を過ぎると質問や相談が不定期に色々来るようになります。
個別対応しきれなくなり質問に答えないままになるとサイトに悪評が断つ恐れもあるので、まずは真摯かつ丁寧に対応し、同様の質問に時間や労力を割くことがない様、「よくある質問」などで予め回答を記載しておくとよいです。
まとめ
SEOには「良質なコンテンツ」と「適切なリンク」が必要とされます。
用語集やQ&Aを作ることは両方の改善に繋がりますし、しかもWeb解析の専門家でなくてもできます。
もし、サイト作りに悩んでいるのであればここから取り組んでみるのも良いかもしれません。
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