マネーショート感想②:映画って本当にいいものですね

      2017/08/09

①予備知識編 に続き今回は登場人物やストーリーから僕が思った事をお話しします。

(レビューや考察なんて大層な事はできないので思いつくままを淡々といきます 笑)

 

マネーショート:主役4名、それぞれの思惑・画策

マイケル・バリー役:クリスチャン・ベール

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画像引用元:fashion-press.net

 

クリスチャン・ベール演じるメタル好きの元神経外科医なファイナンシャルプランナー「マイケル・バリー」は、格付け会社から高評価を受けているMBS(不動産担保証券) に不審な所を見つけ、何千件も調査した結果「サブプライムローンが数年以内に債務不履行になる」と見当をつけました。

いわゆる「変人、変り者の天才」として描かれています。特に伏線でもない義眼の話が入ったり、職場の部屋では常に大音量のメタルがかかっていたりドラムを叩いていたり。

 

そこで、CDS(Credit Default Swap  クレジットデフォルトスワップ)破綻、債務不履行(デフォルト)が起きた場合にのみお金が支払われる仕組みの信用取引によって利益を出す事を考えつき実行に移していきます。

しかし、世の中はバブルまっただ中。行く先々で「頭がおかしい人」扱いされるわ、顧客からも責め立てられるわと苦戦が続きます。

いつの時代も先見性がある人はこういう扱いを受けますよね。

ビルゲイツ氏も「自分が出したアイディアを、少なくとも1回は人に笑われる様でなければ、独創的な発想をしているとは言えない」と言っていますし。

 

ジャレッド・ヴェネット役:ライアン・ゴズリング

(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

バリーの目論みを偶然知ったライアン・ゴズリング演じるドイツ銀行のトレーダー「ジャレッド・ヴェネット」は言葉巧みにCDSに多額の出資を呼びかけます。

「ヤリ手でおいしい所を全部持ってっちゃうタイプのキャラ」です。

映画では時折、話の進行役になったりします。

 

マーク・ボーム役:スティーヴ・カレル

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画像引用元:総合映画情報オスカーノユクエ

ジャレッドがCDSへの出資を募る相手がスティーヴ・カレル(画像では右端の男性)演じる、モルガン・スタンレーの子会社のヘッジファンド・トレーダーのマーク(スティーブ・カレル)のチームです。

チームメンバーが反対する中、ジャネットの話の重要性に気付き真相を調査していきます。

癇癪持ちのトレーダー。最初は面倒くさい性格なのかと思いきや、家族での問題、それ故の「正義を求め続ける性格」。トレーダーというシビアに、ドライに数字を追わなければならない立場に対して彼の人間臭さが非常に映画の中で聞いてきます。「考えさせられた」と①で書きましたが半分くらい彼の言動が占めています。

何気ないシーンですが、調査時にサブプライムローンをストリッパー等へ適当に売り捌いてへらへらしている男たちを見て、「あいつらは何故違法を口にしているんだ?」と仲間に真顔で聞く場面が個人的に好きです。

事の重要性に世間が全く気付いていない感が表れてるなと思いました。

 

ベン・リカート役:ブラッド・ピット

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画像引用元:ヒルズの映画鑑賞日記

 

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画像引用元:ほりしんのブログ

一方その頃、フィン・ウィットロック演じる「ジェイミー・リプリー」と、ジョン・マガロ演じる「チャーリー・ゲラー」のコンビは一獲千金を夢見て銀行に商談に行くも高額取引にはISDA同意書が必要で、手持ちでは全く足りない事を知り落胆。しかしそこで偶然CDSの情報を掴み、これまた偶然知り合っていたブラッド・ピット演じる投資を知り尽くした元銀行家の「ベン・リカート」に連絡を取りこの流れに乗ろうとします。

「金持ちになりたい!」と野望に満ちた若者と、金持ちになった現実を知る男のチーム結成。

盗聴防止のために何個も電話番号を使い分けたり、成功しかけてはしゃぐ二人に「浮かれるな!これからどれだけの人間が路頭に迷うと思うんだ」と窘める(たしなめる)シーンにハッとさせられました。

物を売って稼ぐ一般的な商売と違い、「誰かの犠牲で成り立つ投資に賭けている」という現実をここで見せつけられました。

 

マネーショートの感想:まとめ

マイケルの目論み通り破綻の兆しが見えてきたにも関わらず格付けを下げないウォール街、日に日に下がる運用成績、離れていく仲間と顧客…

ベンの要所要所でのセリフ…

マークの苦悩…

史実に基づいた話なので結果はあなたもご存じの通りですが、勝った側も誰一人浮かれた様子はない、むしろ憔悴しきった面々…

そして、実際に今も似たような商品が毎日取引されている現実

 

僕の周りでも暗号通貨の詐欺まがいに遭った話を聞いたりします。

映画なので脚色している部分はもちろんありますが、

『何も知らない事への怖さ』

『知っている故の怖さ』

双方からの怖さを僕は感じました。

日々どう生きてくか、社会は人をどうしようとしているのか。

足りない頭を考えさせられる作品でした。

映画って本当にいいものですね

 

PS.一緒に観に行った内、一人だけ「スカっとした。やる気が出た」と言っていて「そういう見方ができる人もいるんだな。将来大物になるかも!?」とちょっと驚きました 笑

 

PPS.画像が中々揃わなく様々な所からの引用となり申し訳ありません。

 

記事の著者紹介
札幌在住のフリーランスです。webコンテンツ作成(サイトや動画作成、webライティング講座など)を中心に活動しています。
より詳しくは☞プロフィール
サッカーサイトもやっています☞サカボン

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