今回は「就活に資格は必要か」というテーマでお話しします。
就活相談サイトなどで、よく「資格って何か取っておいた方が良いのでしょうか?」という相談をみかけます。
自分も就活生だった時は似た様な疑問を持っていましたし、実際に後々使うこともない資格を取りました。
そこで、この件に関して個人的な見解を述べていきます。
資格は必要か?
面接官 「資格はお持ちですか?」
就活生 「死角?特にありません、無敵です」
上記はネットで有名なネタですが、就活をしている人で資格について気にする方は多いと思います。
結論から言います。
その仕事に必要な物でなければ全くの無駄です。
全く、というのは言い過ぎかもしれませんね。面接での話題の1つにはなるかもしれません。ですがその程度です。
仮に、あなたが就職を希望する仕事と無関係な資格をやたら持っていたとしましょう。
(例、事務職を希望しているのに、持っているのは「フォークリフト運転技能講習修了証」や、「ボイラー整備士」などの資格)
面接官は、
「ああ、この人は向上心や探究心があって立派だな」
などと肯定的には思ってくれません。
もしかしたら、「無計画な性格なのかな」「そっちで頑張りなさいよ」とお断りする理由にしてしまうかもしれません。
かく言う僕自身も、かつて大学の就職課に貼ってあった広告の煽り文句や周りの流れ等に乗せられて『ファイリングデザイナー2級』等を取りましたが、
就活時を含め、約10年間、全く役立つ場面はありませんでした。
(この資格は、取っておくと大手文具メーカーなど一部の会社で有利な場合もあります。)
車持込み必須の業種だったので、役に立ったのは『普通自動車運転免許』くらいです 笑
「資格」の多くは関連企業が儲ける為のビジネス
士業を行うための国家資格の様に、持っていないとその仕事自体ができない資格もありますし、民間資格でも能力を示すのに役立つものもたくさんあるので、全てが不必要とは言いませんが、ビジネス要素が強い資格も多いです。
資格業界が成り立つためにあれこれ煽って取らせようとしているケースもあります。
ビジネスマナー系の資格などは典型的なもので、よく「そんなの昔はなかったし使わないよ!」と話題にされていますよね。
ですので、無節操に何でもいいから資格を取れば、伯(はく)がついて『面接もなんとかなる』という考えはいったん捨てましょう。
その上で、本当にアナタが進みたい職種を調べ、それに合ったもので必要な資格を取ればいいだけです。
それよりも、社会人として
- 挨拶がきちんとできる
- 最低限のマナーを考えられる
- ルール(社内・交通など)が守れる
- 報 連 相(=報告・連絡・相談)ができる
- 相手を意識したものの考え方ができる
- 謙虚である(別の機会に書きますが、出世もしくは独立して成功するには必須です)
まずはこれくらいが徹底できれば、
「資格?特にありません、無敵です」
と言えます(実際には言わないでくださいよ 笑)
無敵とまでいかなくとも素敵(魅力的)になれば自ずと内定もとれますし、その後の仕事でも上手くいくでしょう。
「企業が求めているのは資格バカではなく、仕事に夢中になってくれる仕事バカなのだ」
by 三田紀房(漫画家「ドラゴン桜」他)
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