就職できない理由とは?:①『相手を想定しているか』

画像:何故就活で失敗、就職できないかわからないイメージ

今回は『就職できない理由』について『相手を想定しているか』という視点からお話しします。就職活動で失敗してしまう人には特徴があります。

就活の失敗を反省してばかりで立ち止まっていないか

「内定を3つもらえた!」
「俺10つ!」
「いいな~私6つだよ」

という会話の横で、1つも内定が出ずに焦りと不安で押しつぶされそうになっている人がいます。

就活が上手くいかない原因を必死に考えます。

自分の何がダメだったんだろう…「容姿が悪いから?」「髪型が駄目だった?」「履歴書の写真写りが悪いから?それとも内容が良くなかった?」「マナーで抜けていたのか?」「スーツ?ネクタイ?」「メイク?」「面接での質問に上手く答えられなかったから?」

確かにどれも一因はあります。しかし反省してばかりで立ち止まっているよりも、もっと目を向けた方が良いことが他にあります。




就職できない答えは頭の中には無い

不採用になった理由に正解というのありません。こう書いてしまうと身も蓋もないですね。では、こう言ったらどうでしょうか。

『あなたの頭の中に正解はありません』

いくら振り返って失敗した理由を考えた所でそれは自分自身の考えでしかありません。悪かったかもしれない所を振り返り次に活かそうとするのは良いですが、自分のことを責めて「自分は出来損ないなんだ」などと思う必要は全くありません。

そもそも「会社」と一口に言ってもその実情は千差万別です。

入社試験(筆記テスト)の出来が悪かったのなら単に学力や知識が原因ですが、面接で落とされたのであれば、あなたを担当した人事や会社自体との相性によります。

就職できない理由:『相手を想定しているか』

そもそも、就職とは以下の関係で成り立ちます。

人(=あなた)と 会社(無機物な何か)

ではなく

人(=あなた)と 人(その会社の社員)

つまり、「あなたと一緒に働きたい」と相手が思うかどうか、相手に思ってもらえるかどうかに尽きるわけです。「相手を想定して外見・内面ともに準備をしているか」が重要になります。

私も10年以上会社勤めをしてきましたが、新入社員ほど「自分基準」で判断した結果、対応を誤りカスタマーセンターにクレームが届く光景を度々見てきました。
(中にはベテラン社員であってもそういう方はいましたが… 苦笑)

ここで間違えないでほしいのは、「自分の中に判断基準を持たない」という意味ではありません。それでは自分では何もできないロボットと同じです。イエスマンになれと言っているわけではありません。

「対人」を忘れ、「自分本位」な考え方に固執しないように と言っているわけです。

新規採用者は「コスト」

特に学生だと中々想像をしないでしょうが、人を雇うにはコストがかかります。正式に雇用する以前の面接や就職試験にも様々なコストがかかっており、決して無料で行っている訳ではないのです。例えば試験会場が自社ビルであっても、あなたと会う時間に他の利益を生む作業ができたかもしれません。

それでも行うのは何故か?それは会社側にとって新入社員を採用するのは先行投資だからです。将来的に利益を出してくれるビジネスマンを獲得したいからです。

ですから日銭欲しさに大した目標もなく受けに来た人は当然落とされます。利益を出す前に辞められたら会社はたまったものではないですからね。

繰り返しになりますが、就職するためにはあなたと一緒に働きたいと相手に思わせることです。相手はあなたと同じ人間です。

就職できない理由とは?:①『相手を想定しているか』 まとめ

ではどうすれば「一緒に働きたい」と思ってもらえるか。そのための最低ラインとして以下をご紹介します。

・身なりを整える:社員として顧客と合わせた際に不利益とならない

・コミュニケーションがとれる:受け答えがしっかりできる

・会社について調べてきている:すぐには辞めないという判断材料

もちろんこれはあくまで最低限です。

 

一番最初に就活が上手くいかない原因を必死に考える例を挙げました。

「容姿が悪いから?」「髪型が駄目だった?」…など。

もうお気づきだと思いますが、これらは全て「自分に対して」しか見ていません。

「相手に求められていることは何か」を考えられることが大切です。




 

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