転職した後で後悔しないために確認すべき5つのこと

こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。

今回は実体験を通じて私なりに考える【 転職した後で後悔しないため、転職前に確認すべき5つのポイント 】についてお話しします。

転職を考えるのってどんな時?

まず、どんな時に転職を考えるものでしょうか?

  • 苦労に苦労を重ねてやっと掴んだ内定
  • 「夢を叶えて成功する!」と野心に満ちた目標を立てたあの日
  • 期待と不安に満ちた初出社

仕事を始めた頃はこうした思いもあったはずです。

しかし、そんな様々な思い出も、理想と現実とのギャップ日々の業務に追われて薄まってしまった。

そうした時に頭をよぎるのが転職です。

転職前に確認すべき5つのポイントとは

転職しようか考えるようになった時、いきなり行動に移すよりもまず考えたほうが良いことがいくつかあります。

具体的には次の5つです。

  1. 次の準備はできているか
  2. 転職したい(今の仕事を辞めたい)理由は何かを分析する
  3. 転職後の労働条件は確認しているか
  4. 転職後の人間関係を考える
  5. 転職して夢を追いかける場合の注意点

順番に確認していきましょう。

次の準備はできているか

1つ目のポイント:もう次の転職先が決まっているのであれば、法的には2週間より前、社会通念的には1か月前には上司に伝えて所定の手続きをすれば良いです。

※ 契約社員などが期間契約の場合は「やむを得ない事由」が無いと原則的には辞められません

しかしまだ転職先が決まっていないのであれば、『いったん辞めて、次が見つかるまでの間も生活できる状態』を作っておく必要があります。

転職先が見つかるまでの失業保険について

自己都合による退職の場合、ハローワークに失業申請をした日から「7日間」を待機期間、更にそこから3か月後にようやく「失業保険」が出ます。

加えて、初回の失業保険は「給付制限満了日の翌日から次回認定日の前日13日間分」しか給付金が出なかったり、「求職活動実績」が初回は3回以上必要、次回以降は2回の実績が必要など、失業保険を受けるにも条件が複数あります。

会社を辞めたらすぐに失業保険が出るわけではないこと、それも一定期間で終了してしまうこと、支給される額や期間は勤続年数により異なることは予め頭に入れておいたほうが良いです。

また、一定の条件を満たす方に『住居確保補助金』という制度もあります。厚生労働省のHPにあるGoogleカスタム検索で「住居確保補助金」と打ち込めば詳細が書かれているPDFが見つけられます。

転職先が見つからなくても今の会社・仕事を辞めたい場合

世間では「辞めるならまず次の職場を見つけてから」と助言をくれる人も多いと思います。

確かにそれができれば理想的ですが、私個人としては必ずしもそれが全てにおいて良いことだとは思いません。

なぜなら転職を考える理由は様々で、鬱(うつ)になるくらいブラックな会社で働いている人もいるでしょうし、「まず欲しいのは時間」という人も少なからずいるからです。

ただ実際に退職経験がある身としては、最低限の準備と下調べはしといた方が心に余裕もできて精神衛生上良いということはアドバイスはしておきます。

転職したい(今の仕事を辞めたい)理由は何かを分析する

2つ目のポイント:転職の動機は人それぞれです。例えば以下の様なケースが挙げられます。

  • 「ヘッドハンティングされてステップアップの為」
  • 「あきらめきれない夢に向かって」
  • 「業務内容や規則、社風がどうしても自分と合わない」
  • 「人間関係」

この中で、『転職前 と 転職後 で、自分が今の仕事を辞めたい理由(=ひっかかっていた条件)クリアされるのか』を分析しないと、転職先でまた同様の理由により悩む羽目になります。

転職後の労働条件は確認しているか

3つ目のポイント:転職情報誌やサイトに書かれている事やスカウトされて説明された内容と、実際の条件に差があるということが往々にしてあります。

しっかり確認せず、万一転職前よりも環境が悪化してしまったら本末転倒です。

また同業他社に転職する場合、前の会社が自社を守るために「退職後でもある一定の条件のもと、秘密保持義務競業避止義務を負わせる」場合があります。

これは「職業選択の自由」としばしば対立して裁判沙汰になる事もあるので、自社の就業規則を確認しておくと良いでしょう。

転職後の人間関係を考える

4つ目のポイント:人間関係で転職を考える時は要注意です。何故なら転職先にも同様に、「自分と合わない人」がいるかもしれないからです。

むしろ1人か2人は確実にいると思っていた方が良いでしょう。

人間関係のこじれが「相手によるもの」なのか「自分によるものなのか」によって対処法も変わってきます。

少なくとも、苦手な相手ともある程度は折り合いを付けられるよう、次のようなことを身につけておいたり改善したりしておくのが良いです。

  • 「他人との話し方」
  • 「他人との接し方」
  • 「ストレス発散法」

加えて、「相談する仲間」を作っておくのも大切です。

転職して夢を追いかける場合の注意点

5つ目のポイント:「夢の実現のために転職する」というのは個人的には応援したい理由ですが、「夢と現実、両方を見る力」がなければ危険です。

多くの場合、ほとんどが「前職とは異なる業種・職種」になると思います。

つまり1からノウハウを覚えなければならないので、「年齢に関わらず下っ端扱いされる」など、プライドを傷つけられたり、以前とのギャップにストレスを感じる場面が増えることが予想されます。

それらを楽しめるやりがいが見いだせれば良いですが、表面的な条件や仕事内容「以外」の部分も意識して準備するべきです。

転職をする前に

「思い立ったが吉日」とは言いますが、転職が思い浮かんだからと言って頭の中を「辞める」でいっぱいにしてしまうと、色々な事を見落としてしまうことになりかねません。

勢いだけで辞めてしまうとその後も思い通りにいかず後々後悔してしまいます。場合によってはそれを繰り返す可能性もあります。

最終的に決めるのは自分自身ですが、まず辞める前に今回ご紹介したようなことを1度考えてみてはいかがでしょうか。

転職した後で後悔しないために確認すべき5つのこと:まとめ

まずは「転職したい人」側に立って、まず実行に移す前に確認すべきことやチェックポイントをお伝えしました。

おさらいです。

1:次の準備:気持ちや生活費など
2:転職したい理由の分析
3:転職後の労働条件を確認しておく
4:転職後の人間関係を考える
5:夢と現実、両方を見る力を養う

 

実際はそれだけではなく転職活動、つまり「辞める時期、タイミング」や「次の就職先の人事に選ばれるかどうか」といった問題もあります。

次の記事ではそういった内容について述べていきます。

次の記事:転職を考えるなら意識すべき「企業側の思惑」について

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