【この項目の概要】
インターネットの普及により、「あらゆる分野の情報にすぐ触れられる」、「ググれば調べられる」ことが当たり前になりました。それに伴い「知識よりも知恵が重要」と謳われる様にもなりました。それ自体に間違いはないですが、知識を蔑ろにしているケースも見受けます。そこで今回は知識の重要さについてあなたにお話しします。
「知識が豊富」なことから「知恵がある」ことを重視する時代へ
ネットがインフラ化する前の時代は知識が豊富な人が「物知り」「生き字引」などと重宝され尊敬される傾向にありました。
しかし現代においては、わからなければグーグルなどで簡単に調べられる時代になり、知識があるだけではそこまで重要視されなくなっています。
マイナビの「分からないことがあったら人に聞くよりウェブ検索しちゃう」という調査では
約7割の人がイエスと答えています。
「だから思考力を高めよう」
「大事なのは知識を活かす知恵の方だ」
そんな意見、主張が書籍やネットに溢れる様にもなりました。
確かにそれは間違いではありません。
ただ、ちゃんと知識を深める・見聞を広める事も重要です。
むしろネット全盛の時代だからこそ、そう感じる機会が増えてきました。
「知識」がないと「恥」がネットに漂い続ける恐怖
ネット上では話題の出来事やニュースに誰でも気軽に意見・主張を述べる事ができます。
その一方で、「浅薄」「一方的」「過激」「偏りのある」等の発言は叩かれたり、晒しあげられたりと言った、
いわゆる「炎上」の対象として扱われるリスクも含んでいます。
一度ネットに発信したものはなかなか完全に消すことは困難です。
ですから何か発言する前に自分の知識を精査することも時には必要です。
持っている知識がウソ・誤りなこともある
かつて学校で習った歴史や知識がその後の研究や調査で覆されることがあります。
- 鎌倉幕府が「1192(良い国)」から「1185(良い箱)」作ろうになったり
- 世界4大文明は日本以外だと否定されていたり
食べ物も体に良い・悪いが時代や人によってコロコロ変わりますよね。
- コーヒーを〇杯飲むと~
- 朝食を食べないと体に~
- 糖質、脂質
- 〇〇は髪に良い
情報元が情報を曖昧なまま発信していることもある
NEWSPICKSで取り上げられている話題に目をやると、
「新技術」、「外国の制度や風習」などのニュースでピッカー(NEWSPICKSユーザー)に訂正のツッコミを入れられている記事を時々見かけます。
新聞が情報のメインだった時代に比べ、より情報の鮮度が重視されるようになったためか記者が調べる時間もより短くなっている部分もあるのでしょうね。
間違ったなら訂正(+ものによっては謝罪)すれば良いだけの事ですが、1度の過ちを必要以上に叩く空気がネットにはある様に感じます。
「知識」を深める重要性:まとめ
このサイトでも度々「コネクティング・ドッズ」(「知識は点」「経験は線」)の話
をしていますが、そもそも「点」を増やさないとしっかりとした「線」も描けないですし、そこから引き出される「絵」(≒アイディア・思考・哲学)もぼやけてしまいます。
容易に知識を得られる時代だからこそ、一人一人が価値ある知識を発信できる様な時代にしたいですね。
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