シェアリングカモノミーとは:意味や内容を解説

シェアリングカモノミーという言葉をご存じですか?

これは2019年頃からTwitterなどのSNSで少しずつ使われてきている、シェアリングエコノミー』と『カモ』を合わせた造語です。

近年、ネット上で特定の分野の知識があまり無い人々を狙って微妙なもの相場よりもかなり高額なもの、更に酷いと詐欺的な商品や商材を売り付けようとする人が増えています。

そうした人々に騙されないために、今回はシェアリングカモノミーの意味や内容をご紹介します。

『情弱』や『シェアリングエコノミー』など、文中の用語の意味がわからない方は、目次から用語の解説をご覧ください。

シェアリングカモノミーとは

シェアリングカモノミーとは何かと言うと、インフルエンサーと呼ばれる様な人々の一部が手を組み、自分達の商材が売れそうな、いわゆる情弱な人々を共有して狙うという意味です。

例えばある分野(例:プログラミング、FX、ダイエット)に対して、情報を探しているけど知識があまりない人々がいたとします。

そういう人々に対して、絶大な効果があると期待させたり夢を持たせたりするような甘い言葉を投げかけて売り込みます。

すると、知識や判断材料が少ないために「こんなに素晴らしいことを言う人がすすめる商品なんだから間違いない!」と信者になってしまう人が少なからず出てきます。

いったん信者になった人は、「○○について興味がある方はこちらもおすすめですよ」と仲間の商材も案内されると盲目的に購入してしまいます。

こうして信者ビジネスのターゲットにされるのがシェアリングカモノミーのカモです。

ちなみにカモと言うのは鳥の鴨(カモ)が昔は比較的捕まえやすく、かつ料理しやすい所から利用しやすい人のことを言うようになり、転じて騙しやすい人のこともカモと言うようになりました。

もし商品が役立つものや、購入者が価値を感じるものであるなら良いのですが、そうでないものや、酷いと詐欺的なものもあり、騙されて買ってしまったと嘆く人も存在します。

誤解の無いよう補足すると、もちろん全てのインフルエンサーが悪質な勧誘をするわけではありません。

今の時代はSNSが発展したおかげで一般人でも一定数のファン(フォロワー)を作れます。

自分を支持してくれる人々がいるのは素晴らしいことですが、これを金儲けだけに利用する人が一部にいるということです。

シェアリングカモノミーと相性が良いネットサービス

SNSの中でもTwitterツイッター)、そして動画(特にYouTube)はシェアリングカモノミーを作るのに都合が良い媒体です。

何故ならどちらも共有(シェア)機能があるため、ある程度フォロワーやチャンネル登録者が増えると更に発信内容が拡散され認知されていくからです。結果としてカモの対象が増えます

そして商材、商品の紹介やレビューもしやすいです。

更にサービス自体に『おすすめのユーザー』や『関連動画』など似たような内容の情報発信を勧めてくる機能もあるため、カモとして狙われる人はますます限定的な情報にさらされ視野を狭めてしまいやすいのです

カモにならないための方法

では、そうならないためには何が大事かと言うと、一番はすぐ商品に飛び付かないことでしょう。

まずは販売元や販売している人の評判を検索してみると良いです。

一例として、私のメルアドの1つが業者に売られたようで、登録した身に覚えのない所からサービス案内のメールが時々来ます。

試しに送信元をググってみたら「○○ 怪しい」「○○ 詐欺」などのサジェストが出てきたり、批判的なレビューが出てきたりしました。

仮にこうした悪評が検索結果に出てこなかったとしてもそれで安全なわけではありません。新しく始めたばかりでまだ情報が不十分なこともあります。

もし自分は騙されやすいなと自覚があるならば、一見良さげなものであっても「本当に自分にとって良いものか?」「他で代替できないか」など、自分に対して「ちょっと待て」と一呼吸置いて考えることが大事になります。

まとめ

繰り返しになりますが、情報商材と呼ばれるもの(例:PDF、音声、映像、限定公開の記事など)の全てが詐欺ではありません。

役に立つ情報をnoteで販売したり、会員制のサイトで発信している人もいます。

逆に何でもかんでも「怪しい、詐欺だ」と叩いて自分のブログに誘導してアクセス数を稼ぐ人もいます。

何が正しいか判断に困ることもあるとは思います。

私も昔、大して役に立たなかった数万円の商材を購入したことがあります。

一方で今でも時々見直す資料もあります。

どっちも経験した立場から言うと、もし気になる商品が見つかった時は:

  • 迷ったら買わない
  • 購入するなら後悔しない

という心構えでいると良いのではないでしょうか。

この記事で出てきた用語の解説

今回ご紹介した中で使った用語を補足していますので意味がわからない場合は確認してください。

インフルエンサーとは

周囲に対して影響力が強い行動や発言をする人のことです。

英語のスペルはinfluencerで、「影響者」という意味です。

ちなみに『influence』は影響という意味の英語です。

類語にKOL(key opinion leader: キーオピニオンリーダー)というものがありますが、こちらは専門家が自分の分野について発信し支持されることを言います。

特に中国などアジアではこちらの言葉を使うことが多いです。

シェアリングエコノミーとは

主にインターネットを通じて個人が持つモノやサービス、スキルといった資産を貸し借りしたり交換したりと共有する経済の仕組みのことです。

日本語では共有経済と表記します。

例としては次のようなものがあります。

  • カーシェアリング:タイムズなどが行っているサービスで、車を個人が買うのではなく使用時間に応じた料金を払う仕組み
  • ライドシェアリング:Uber(ウーバー)などに代表される、自分の車を使ってタクシーのように、移動したい人を乗せるサービス
  • 民泊:Airbnb(エアビーアンドビー、通称:エアビ)などに代表される、自分の家や部屋を宿泊したい人に貸し出すサービス

情弱とは

情報弱者の略で、元々は僻地などに住んでいるため情報に接する機会が比較的少ない人々のことでしたが、今は情報を得るのが苦手だったり、十分に活用できなかったりする人のことを言います。

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