補足:2017年9月より、東京JPYは出金以外の業務を停止して提携先の東京ゲートウェイに業務を委託しています。また、Mr.RippleはMr.Exchangeに変更しています。
更に2018年よりどちらも業務停止となりました。
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
こちらの記事は東京JPY → 東京ゲートウェイ、Mr.Ripple → Mr.Exchange のどちらも業務停止となったため、取引所に関する内容は古い情報です。
しかし「過去の情報が知りたい」といった方や、「リップルに関する用語や二段階認証について知りたい」という方もいると思うので念のため残しておきます。
どなたかのお役に立てば幸いです。
Ripple(リップル)についての基礎知識・基本的なことのおさらい
2017年3月末からの価格上昇により、リップル及び、その仮想通貨であるXRPの注目度が増しました。
一方で、リップルの検索上位に来るサイトは昔から注目していたためか非常に詳しく書いている所が多いのですが、内容が複雑かつ詳しすぎて、あまり「これから始めようか迷って調べてみた人」向けではありません。
このサイトでも以前からリップルに関する自らの購入経験や失敗談を共有してきましたが、「そう言えば初歩的なことの解説をしてこなかったな」と気づきました。ですので、改めて初歩的・基礎的なことを解説してみます。
技術的なことは話せないので、あくまで「一般の人が購入や取引するのに知っておけばいい」くらいの範囲での説明となります。
Ripple(リップル)購入までに知っておくべき用語
以前書いた 仮想通貨リップル(ripple)について①(東京JPY,GateHub) にも追記しておきましたが、最低限これくらい抑えておけば大丈夫かという用語をピックアップしました。
- Ripple(リップル):社名であり、仮想通貨も含めたネットワークシステムのことを指します
- XRP:通称「エックスアールピー」、本来は「リップルズ」と呼ぶ、リップルにおける仮想通貨。ビットコインの「BTC(XBT)」と同じだと思えば大丈夫です。
- トークン:定義はいろいろありますが、「コイン」とほぼ同じ意味だと思えば大丈夫です。
- ゲートウェイ:XRPや他の仮想通貨を取り扱う取引所のこと。
- IOU(I OWE U=You):「私はあなたから借用しています」という意味の借用証書を意味する仮想通貨的なものです。具体的には東京JPYが発行する「TokyoJPY」などのことです。
- ウォレット:リップルに限らず仮想通貨を管理保管するためのもの
Ripple(リップル)の仕組みについて簡単に解説
Ripple(のXRP)を買いたいと思った場合、まずゲートウェイにアカウントを持ち、XRP用のウォレットを用意します。
様々な仮想通貨に対応しているマルチウォレットのアプリなどもありますが、ここではウォレットも兼ねている代表的なゲートウェイである「GateHub(ゲートハブ)」と「Mr.Ripple(ミスターリップル)」で説明します。
上の用語とあわせて下記の図をご覧ください。
XRP及びその他の仮想通貨(例、ビットコイン:BTC・イーサリアム:ETH)を扱うためにはゲートウェイ上で取引をする必要があります。
しかし、一般通貨である「¥:円」は現金なので、そのままだとXRPと交換できません。
そこで、XRPと交換可能な「仮想通貨:IOU」と交換します。
IOUとはここで言えば「TokyoJPY」や「Mr.RippleJPY」のことです。
IOUに注意:取引ごとのJPYは同じものではない
「TokyoJPY」と「Mr.RippleJPY」は別物です。合わせたりはできません。
「同じJPYじゃないか」と思われるかもしれませんが、それはJPYをお金(通貨単位)として見てしまっているためです。例えばあなたが山田さんに1000円借りたとします。この1000円を借りていない佐藤さんに返すのはおかしいですよね。
IOU(借用証書)というのはこのためです。「東京JPYがJPYを〇〇円分貸しましたよ」というのが「TokyoJPY」です。ゲートウェイ上では「JPY(Tokyo)」などと表記されるので間違うことはないと思いますが念のため説明しました。
続いては手数料の話です。
手数料は各取引所により異なります
入出金における手数料は各取引所で異なります。例えば「東京JPY」なら2017年4月現在では以下の手数料です。
項目 | 入金(発行)※ | 出金(返還) |
---|---|---|
発行 | 円 ⇒ JPY | JPY ⇒ 円 |
発行(返還)手数料 | 入金額の0.498%+消費税 | 出金額の0.498%+消費税 |
事務手数料(振込手数料など) | なし | 463円+消費税 |
最低受付金額 ※これ以下の金額では受付できません |
10,000円 | 10,000JPY |
「Mr.Ripple」であれば以下になります。
アカウント開設 |
|
入金手数料 |
|
出金手数料 |
|
ビットコイン(Bitcoin)入金手数料 |
|
ビットコイン(Bitcoin)出金手数料 |
|
トランザクション手数料 |
|
より具体的に見ましょう。
仮に10万円分をJPY入金するとした場合、「東京JPY」だと【99463JPY 手数料537円】
「Mr.Ripple」だと【99892JPY 手数料108円】
どちらもこれに銀行振込手数料がかかります。
また、東京JPYの様に一律ではない場合、入金額によって手数料が変わってくるので注意が必要です。
仮に55万円分振り込もうとした場合だと、
この様になります。
ただし、1XRPが何円かのレートもそれぞれの取引所で異なるので、比較して取引毎にその都度良い所を選ぶと良いです。
ちなみに東京JPYにはウォレット機能はないので別に用意する必要があります。
東京JPYが紹介しているのがGateHub(ゲートハブ)です。
ゲートハブについては 暗号通貨:リップルについて②(東京JPY,GateHub) で詳しく書いた様に、ゲートウェイでありウォレットもそなえていますが、手続きが面倒です。
一方、Mr.Rippleは日本の書類だけでアカウントが作れます。
2017年4月より改正資金決済法が施行
これにより、登録するにあたり本人確認や利用目的の確認が義務付けられました。これは他の取引所でも行われます。
この度2017年4月1日より施行される「
質問に答えるだけなので特に難しいことはありません。
ゲートウェイであなたのアカウントをアクティベート(有効化)
アカウントを有効化するには20XRPを他の人に送ってもらう必要があるのですが、上記2つの取引所は入金が確認された後、それぞれ送ってくれるので問題なく使える様になります。
東京JPYは1万円の入金が必要です。
Mr.Rippleでボーナスの777XRPを貰うためには3万円の入金が必要です(開設したら100XRPで3万円の入金が確認できたら残り666XRPもらえる仕組みだったと思います)。
※現在は行われていません
2段階認証(2ステップ認証、2FA)について
仮想通貨に限らずお金が絡むものはハッキング対策として「2段階認証」が必須です。この方法の問い合わせも時々来るので説明します。
「Google認証システム」をダウンロードする
android、iphoneともにある「Google認証システム」をスマホにダウンロードします。「2FA」などと検索すれば出てきます。
アプリを開いたら「バーコードをスキャン」「提供されたキーを入力」の画面で止めます。
下の画像は私のスマホ画面ですが、既にいくつかのサイトで2段階認証を使っているためそれぞれの数字が出ています。初めての場合はありません。
ゲートハブでの画面を例に説明します。左の「HOME」からスパナ(工具)みたいなマークをクリックします。
続いて「SECURITY」をクリックして「2-Step Vertification」を選びます。
私の画面では既に「ON」になっていますが、
【Authentication Key】をメモして保管(スマホが壊れたりなくしたりした時、復元するため必要)
スマホと連携するため、先ほど開いたアプリ画面でこのAuthentication Keyを「手動入力」もしくは「バーコード(QRコード)」をスキャンします。すると、上にある私のスマホ画面の様に青色の数字が出てくるので、それをゲートハブ側の「Vertification Code」に入力すれば完了です。
この青い数字は時間で刻々と変わります。変わるまでの時間はアプリの設定で変えられます。
(例、30秒⇒1分)
毎回サインインする度に違う数字を入力しなければならないのでハッカー対策になるという仕組みです。面倒ですが、IDとパスワードだけだと盗まれてしまう可能性があるので2段階認証は必須です。
各取引所にも2段階認証のやり方は書いてあるので、わからなかったらそちらもご覧ください(ほぼ一緒の説明ですが)。
ゼロから始めるRipple(リップル)のXRP購入:まとめ
関連記事として以下の記事もご紹介します。
ゲートハブの登録の仕方
☞ 暗号通貨:リップルについて②(東京JPY,GateHub)
スマホを壊したため、2段階認証ができなくなりゲートハブには入れなくなった話
☞ Ripple(リップル)のGateHub(ゲートハブ)に二段階認証で助けてもらった話
XRPをMr.Rippleから現金化した話
☞ 【仮想通貨】実際にripple(リップル)を現金化した話
実際に自分が行った話もあるので良ければ参考にしてみてください。
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