セミナーを主催する初心者が知っておくべき11の方法

セミナー講師を行う時のチェックリスト

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は初心者がセミナー講師を行うために知っておきたい方法をご紹介します。

セミナーの方法と言えば、「人気セミナー講師になるコツ」「一流セミナー講師になる上手な話し方」などは本や教科書、ネットでも様々な方法が紹介されていたり養成講座が行われていたりします。

しかし今回ご紹介するのは、自分が講師をする際に普段心がけていることや、初めて講師を行った友人の様子を見て感じたことなど、初心者向け且つ実践的な内容です。

今までセミナーどころか人前で話す経験があまりなかった方で、これからプレゼンテーションを行う予定があり、講師の方法を知りたいという方は参考になればと思います。

初めてセミナー講師を行う時に確認すべき11の事前準備とは

初めてセミナー講師を行う時、事前に準備するにあたって気をつけておきたいことは以下になります。

  1. 講座のテーマ
  2. テーマに応じたタイトル
  3. 講座の目的
  4. 日程
  5. 場所
  6. 参加対象と参加人数
  7. 価格
  8. 支払い方法、領収証
  9. 必要備品
  10. 集客活動
  11. 当日の自分の状態

細かいポイントを挙げるとキリがないので要点をしぼりました。

では、それぞれのポイントを見ていきましょう。

1.セミナー(講座)のテーマを決める

テーマとはそのセミナーで「何について話すか」です。

当たり前と思うかもしれませんが、テーマを広くしすぎたり、漠然としたものにしてしまうと参加者の心に響かないものになってしまいます。

特に初めの内は伝えたいことが多すぎて「あれもこれも」と詰め込んでしまいがちですが、こちら(主催者側)が思っている以上に相手(参加者側)の需要(ニーズ)とは噛み合いづらいです。

ですから、最低限「これは伝える」というテーマを絞って、あとは質疑応答や雑談などを交えるほうが評判が良かったりします。

実際にアンケートを取った時も「参加者同士の意見交換の時間があると良い」という意見がありました。

高額のセミナーで有名な講師がカリキュラムに沿って話すのであれば別かもしれませんが、「伝えすぎない」というのも次につなげるためには大切です。

2.セミナー(講座)のテーマに応じたタイトルを決める

テーマが決まったらそれに合わせたタイトル(講座名)を決めます。

「○○セミナー」だと何となく「怪しい」「胡散臭い」と感じる人もいるので参加者の気持ちを考えつつ、わかりやすく短めなキャッチコピーをいくつか出して絞っていきましょう。

3.セミナー(講座)の目的(コンバージョン)をはっきりする

講座の目的は2つあります。

それは「自分がどうなりたいか」「参加者にどうなってもらいたいか」です。

ギャラ(稼ぐこと)、経験を積む、自分や商品の周知(PR)、人脈作り

…など、講座を行うことで自分にどういうメリットを生みたいのかという目的が1つです。

もう一つは、

この情報を知ってもらいたい、商品を知ってほしい、単純に楽しんでほしい(例:イベント型のセミナーなどでリピーターを作りたい場合)

…など、参加した方々に何をしてほしいかという目的です。

ビジネス用語ではコンバージョンとも言いますが、何かを行うときには「終わった後にこういう状態にしたい」という目的を予め立てておくとそれに向かって準備も明確になっていきます。

4.セミナー(講座)の日程を決める

セミナー(講座)の日程とは、具体的には「平成○年△月□日の●●時~▲▲時まで」という講座を開催する日時と、「1時間」など実際の講座を行う時間です。

参加対象によっては平日が良いか週末が良いか、またその時間帯も変わっていきます。開催場所の都合などとも合わせて決めましょう。

5.セミナー(講座)の場所で確認すべきこと

会場の広さ、アクセス(車で来場される方に駐車場はあるのか)、設備など当日を踏まえて確認しましょう。

よくあるのが、プロジェクターなどを使う場合に設定時間を考えずにセミナー時間を設定してしまうというミスです。

(例:18:00~20:00でしか借りられない会場で、18:00からに講座を設定してしまう)

私も参加したセミナーで度々遭遇しますが、プロジェクターと講師が持参したPCが合わずになかなか映像が流れないなどのトラブルがあります。できるだけ早めに会場入りして確認しておきましょう。

 

6.セミナー(講座)の参加対象と参加人数を明確にする

会場の収容人数、日程、費用などとも関わってきますが、初めの内は自分が無理なくできる少人数からスタートするのも悪くありません。

予め定員を少なくしておけば、仮に集まらなかったとしても人気がないという評判にはなりませんし、逆に「しっかり教えてもらえた」と評判になるかもしれません。

参加対象(ターゲット)も男女・年齢・初心者、経験者など絞って明確化しておくことをおすすめします。

「初心者向け」としても初心者以外が集まることはよくありますし、逆に経験者を対象にしても全くの未経験者が参加することもあります。

例えば今回ご紹介する「初心者向け登山講座」も全く登山をしたことがなかったのは私の他に1人だけでした。人によって「初心者」の捉え方も違いますので、案内の仕方にも注意が必要です。

7.セミナー(講座)の価格設定

後につなげるために初めの内は「モニター価格」などで価格を低めにするのも手です。

しかし最初に安く設定すると上げづらくなりますし、内容によってはあえて高く設定した方が参加者が増える場合もあります。

ちなみに後述する登山講座は場所代の500円だけかかるものでしたが、1,000円でも充分な内容でした。

8.セミナー(講座)の支払い方法を明確にし領収証を準備しておく

「クレジットカード払い可」「当日現金払い」など予め支払い方法をしっかりと示してあげると申し込みされる方にとって親切ですし安心します。

また、できるだけ領収証(領収書)が発行できる様に準備しておきましょう。

9.セミナー(講座)の必要備品について

レジュメ(資料)、筆記用具、プロジェクターを使うならパワーポイントなどで作成したデータなど講座によって必要備品は異なります。

その他に先程も少し触れましたが会場で使う備品(机や椅子、マイク、プロジェクター、ホワイトボード)の確認も大切です。

必要に応じて「自分用」「相手用」を人数分+予備を用意しましょう。

10.セミナー(講座)の集客活動について

セミナーの準備が整ったら次は集客活動です。

FacebookやtwitterなどSNSを使う方法も最近は当たり前になりつつありますが、チラシやポスティングなどもまだまだ効果的です。

具体的なやり方は割愛しますが、SNSの場合はよくあるイメージ(例、Facebookは若者利用者は少ない)にとらわれないことが1つポイントだと私は思います。

いま(2017年)だとGREEに40代以上の利用者が多いことやmixiも依然として使われていたりします。様々な方法を試してみましょう。

また、必要に応じて有料広告も打ってみることをおすすめします。意外と安く済ませることも可能です。

11.セミナー(講座)当日の自分の状態

当日の自分の状態とは「外見」と「内面」両方のことです。

外見とは服装髪型のことで、特定の業種やイベントであればわかりやすいものの方が、参加者もイメージしやすいです。

(例:スポーツの講座であればユニフォーム)

いわゆるセミナー的なものであればスーツやジャケットなどキレイ目にまとめた方が変な違和感を与えずに済みます。

内面に関しては、話す内容や使う資料や道具、時間配分などを自分の中でロープレ(ロールプレイング)して問題ないかイメージしてできるだけ緊張しないような状態を作っておきましょう。

初めてセミナー講師を行った友人について

初めて登山の講座を行った友人の写真

登山講座の写真:個人情報保護のため ぼかし加工をしています

上の写真は、先日初めて趣味である「登山」についてのセミナー(講座)を行った友人の様子です。

彼は本業が別にあり、普段は全く別の業種で仕事をしていて、ブログやこうした講座などで情報発信をした経験はありませんでした。

以前から「自分も何か仕事とは違うことを何かやってみたいんだけど…」と言っていたので興味のあることを聞いたところ、「登山が趣味」とのことだったので、

『だったら初心者向けに山登りについての講座をやってみたら面白いんじゃない? 需要もあると思うよ』とアドバイスをして、場所などを紹介したことがきっかけとなり実現に至りました。

当日は定員の10名を超える参加者が集まり、講座の最中も非常に盛り上がり、参加者からは「いつ山に登りますか?」「早くみんなで行きたいですね!」という声が上がるほどでした。

講座を担当した友人も「最初は緊張したけどすごい楽しかった」「やりがいを感じた」「普段接点のない人とも知り合えてよかった」と手応えを実感していました。

セミナー(講座)は人気講師や有名人だけのものではない

この様に、セミナー講師というのは何も起業家やサラリーマン向けのコンサルタントなど、何らかの実績がある人だけのものではありません。

むしろそういうお固い内容よりも、今回の様に気軽に参加できるような内容の方が意外と人は集まったりします。

後は参加した人が「参加して良かった」と感じたか(ベネフィットを与えられたか)、その後につながるかなどが大切です。

初心者がセミナー講師を行うために知っておきたい方法:まとめ

「セミナーなんて意味ない」と偏見を持っている人も少なからず世の中にはいますが、今回の友人の講座の様に参加者に喜ばれて次の開催を期待されるようなものもたくさんあります。

それは内容がレアだったこともありますが、一所懸命さ や 熱意 が伝わったからだと思います。

また、その後に参加者専用のグループを作って情報共有をするなどフォローも行い、ベネフィットを感じてもらえたからでもあります。

 

決して「話が上手い人」「知名度がある人」だけが人の集まるセミナーを開けるわけではありません。

ある程度の専門知識があればやり方次第で未経験者でも良いセミナーが行えるのです。

補足)セミナーでパソコンを使うならあると便利なソフト:Myoza

2018年12月に補足:もしセミナーでパソコン画面を見せる必要がある場合は「Myoza」という便利なソフトがあります。

Myozaとは、デスクトップのどこにでもモザイクがかけられるソフトです。

うっかり自分のデスクトップで見られたくない部分などを撮影されるのを防げます。

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