あるECサイトについての相談と修正・改善の提案をした話

      2017/08/09

チェックリスト

こんにちは お読み頂きありがとうございます

今回はある企業のECサイトについて「ちょっと意見を聞きたい」とのご相談を頂いた時のことをご紹介します。

ある商品を扱うサイトでしたが、「このままでは検索結果で上位表示されるのは難しいかな」と気になる点がいくつかありましたのでチェックしたポイントを以下に述べていきます。ひょっとしたらこの記事を読んでいる方の運営されるサイトと何か共通点があるかもしれません。参考になれば幸いです。

ECサイトとは

はじめにECサイトについてご説明します。ECサイトの「EC」とはElectronic Commerce(電子商取引)の略で、「自社商品などを販売する独自運営のビジネスサイト」を意味します。一般的に「Eコマース」と呼ばれますね。

あるECサイトからの依頼

具体名は伏せますが、あるスポーツ商品を取り扱う企業の方から自社のECサイトに対して「気になる個所があれば教えてほしい」との依頼がありました。

状況としては、業者に依頼してサイトを作ったのは良いが中々アクセス(集客)が伸びないので原因を知りたいとのことでした。良くある話ですね。

サイト作成業者はサイトの作り方についてはプロです。しかし作成した後の運用・集客方法などについてはアドバイスがない(できない)ケースがあります。いかにデザインが良くても集客につながらなければビジネスにならず宝の持ち腐れとなってしまいます。

さて、以下に私がそのサイトを見て気になった点を挙げていきます。




そのECサイトの問題点とは

そのサイトは綺麗な画像が使われていたりとデザインも良く構築もしっかりしていて、一見するとお洒落な「お店のサイト」でした。ただ、細かい所を見ていくと「直した方が良い」と思う部分がいくつも見つかってきました。

商品名(検索対象となるキーワード名)が間違っていた

まずそのお店にとって重要な「キーワード」である商品名が間違っていました。

一文字間違えていたのですが、h2タグやh3タグ(簡単に言うと、記事中にある大見出し・中見出しのこと)全てで間違っていました。

正しい名前でヒットするサイト数が約200万件に対して、たった一文字間違えただけで検索結果が約1000件まで下がりました。これではその語句で検索をかけた人にヒットしません。

キーワードではなく一般的な名前で書かれている

固定ページの商品説明文やメニュー欄での表示ではその商品名ではなく一般的に使われている名称で表記されている個所の方が多い状況でした。こちらで上位表示を狙っているのであればそれでも構わないのですが、文章を見る限り統一感がなく、結果としてどちらで検索してもヒットしませんでした。

個人的には「○○(←商品名)とは●●(一般的に知られている名称)の中でも※※という特徴があり…」という様な説明を最初に入れて、他は全て商品名にした方が絞り込みができるのではないかと思いました。

リンクに日本語が混ざっている

最近ではURLの途中に日本語が混ざっていてもちゃんとリンク先に飛ぶことの方が多いため、あまり問題がないように思われがちですが、そのリンクを貼る場所によってはURLがバグってしまったり途中で切れて正常にリンクされなかったりするケースがまだまだあります。ですのでURLは基本英語(もしくはローマ字)で書いた方が良いです。

メニュー欄の並び順がコンバージョンに最適化されていない

「商品の解説ページ」より先に「会社概要」などが来ていました。やはり「ホーム」の次は「商品」をまず持ってきて、その後に「解説ページなど商品に関連する内容」といった具合に、コンバージョンまでの導線をしっかりと引いていくことが売り上げ増につながります。

コンバージョン」とはサイトを訪れたユーザーに取ってほしい行動=目的を意味します。この場合であれば商品購入がコンバージョンとなるわけですから、まずはユーザーを商品ページまで誘導する必要があります。

クロスセルしづらいページ作りがされている

各ページが完全にその商品についてのみのページになっていて、関連商品を見るためには1度「商品一覧」に戻らなければなりません。これだとクロスセルしづらいのではないかという印象を受けました。

カートの配置がもったいない

商品のページでは「商品の画像」、その横に「金額の表示」と「カートに追加のボタン」があり、下にスクロールすると商品の取扱方法の説明が図解入りで書かれています。

これ自体は親切で良いのですが、その説明の下や中間にもカートが欲しいと感じました。

せっかく良い説明を書いているのにいざ買おうと思ったら、上までスクロールし直さなければなりません。これだとユーザーによっては買わずに離脱してしまうのではないかと思いました。

無関係なリンクを数か所貼っていた

スポーツ商品ということでその商品を使いそうな競技のサイトがいくつかリンクされていました。

実際にその商品を使ったことなどが記事として書かれているのであれば問題ないかと思いますが、引用でもなく無関係なリンクをたくさん貼ってしまうとgoogleにサイト評価が落とされてしまう危険性があります。

リンクは内部リンクと自然な外部リンクが貼られる様に配慮すべきですね。

ALT属性が記述されていない画像が多い

画像が多く使用されているサイトでしたが、画像の多くで【alt属性】が無いままになっていました。これだと画像検索してもヒットしませんし、画像が読み込めなかった時に何も表示されないのでユーザーに伝わりません。これはユーザビリティ(利便性)の面でもSEOの面でも不利になります。

ALT属性(オルト属性)とはALTタグとも言い、「画像の説明文(代替テキスト)」のことです。記事に画像を挿入する時には「その画像が何を表しているのか」を記述する必要があります。これは上記の様に【画像が表示されなかった時に代わりに出るテキスト】として、【画像検索した時にヒットするようになる】、【googleクローラーに何を表しているのか伝える(クローラーはそのままだと何の画像かを判別できません)】といった役割があります。

見出しタグ(h3)が未記入:単なる装飾として使ってしまっている

見出しというのは「何について書かれているか」を表す大切な部分です。ここにユーザーが求めているであろう内容(キーワード)を入れないと検索してもヒットしません。ところがこのサイトでは単なる模様・装飾の一環として使われてしまっていました。これでは残念ながらアクセスアップにはつながりません。

 あるECサイトについて意見を求められた話:まとめ

サイトの構築には決まりやポイントがあります。それらを疎かにするとせっかく立派な商品やサービスを扱っていてもお客に見られないサイトになってしまいます。これではビジネスになりません。

特にこれからサイトを作成、運用される方はまず基本的なことを覚えてそれを忠実に守るようにしましょう。これがアクセスアップの近道となります。

p.s.この記事を書いたのが自分の担当するwebライティング講座の前日でした。こういったことも話して役立ててもらおうと思います。




 

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