こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。
今回は私のスマホ(Android)が壊れたのでスマホ修理店に出した時の話になります。
詳しくは後述しますが、症状は『タッチ切れ』でした。
「タッチ切れ」で検索すると色々と情報が出てくるものの、ドコモだったり同じMVNOでもmineo(マイネオ)だったりと自分の機種と微妙にズレているので、今後同じ機種を使っている人に同様の症状が出た時のため詳細をお伝えします。
タッチ切れとは
タッチ切れとはXperiaのZ3やZ4(一部ではZ5も)を長年使っていると起こることがある症状で、バッテリーの膨張などにより画面の一部がタッチしても反応しなくなる現象です。「特定部分のみ起こるタッチ不良」の意味ですね。
ただし、バッテリーだけが原因とは言えません。Z4ではアップデートによってタッチ切れが起こる例が報告されています。私のスマホも原因はバッテリーではなかったとのことでした。
さて私のタッチ切れの症状ですが、上の部分がタッチしても反応しなくなりしかもその範囲が徐々に下へと広がっていきました。
テストモード(隠しコマンド)でタッチ切れの範囲を確認してみる
スマホには特定の順番に数字のボタンを押すと開くテストモード(隠しコマンドや裏コマンドと呼ばれる)仕組みがあります。
テストモードの中にはスマホの大切な機能をリセットしてしまうもののあるのでここでは出し方は割愛しますが、その内のタッチの反応を確かめる方法「タッチスクリーン」を画像で紹介します。
真っ黒な画面上に白い線や文字が指でなぞった部分、つまり反応している部分です。
「押ささらない」と下の線の間は元々反応していたので飛ばしました。
画面上部の1/5~1/4だけが全く反応しません。
(余談ですが「押ささらない」は北海道弁なんですね。標準語だと思っていました 笑)
z3 タッチ切れ で色々と検索してみた結果
「z3 タッチ切れ」で原因や改善方法などを検索しました。
以前、 スマホの通知領域(ステータスバー)が下ろせず表示できない時の対策 という記事を書きましたが今思えばこれがタッチ切れの始まりでした。この状態だけならアプリで何とか応急処置できますが、流石に画面が反応しないのは仕事にも支障をきたします。
Z3は各キャリア(au・docomo・SoftBank)から発売されているので種類や違いがある
タッチ切れ以前に調べてわかったのはZ3はau・docomo・SoftBankの各社から発売されていたということです。
ドコモのZ3は「SO-01G」と「Compact SO-02G」
ソフトバンクのZ3は「401SO」です。
もしZ3を使われている方が不調になった時はこの型番も合わせて検索されるとよいかと思います。
ちなみに、
- au「sol26」
- ドコモ「SO-01G」
- ソフトバンク「401SO」
はキャリアのロゴの配置などデザインは違うものの、端末の大きさなどは一緒です。
Z3(sol26、UQでmvno済)のタッチ切れを有料修理した結果
結論から言うと、故障していた部分(タッチ切れ)は 直りましたが、以下の状態になりました。
- 有償(2万円)
- 修理途中で向こうが断線させたためバイブ機能が使用不可になった(保証対象外なので修理も謝罪もなし)
- 表のパネルが浮いている
- 裏パネルがはずれそうになる(と言うか油断すると外れる)
修理前の承諾書に保証外と書いてある部分もありますが、それにしてもあり得ないと思うのは私だけでしょうか。
追記:再度店舗に伺い、状態を説明し保証の範囲内で直してはもらいました。バイブは直っていません。
使っている機種は「SONY(ソニー)のXperia(エクスペリア)」の「au Z3 sol26」で「UQmobileでMVNO(簡単に言うと格安SIM、格安スマホのことです)」にしている状態です。
タッチ切れ 修理と検索して出てきた情報について
「タッチ切れ 修理」で調べると
- ドコモショップに行ったら「メーカーのソニー側で無償修理しています」と言われてタダで治りました
- auでもショップからメーカーに修理を出してもらえますよ
などの情報が見つかったので早速auショップに向かいました。
札幌だからなのかネット情報と実際の対応にはかなりの差があった
最寄りのauショップに行き、ネットに書かれた通りに状況を説明しましたが受付の女性店員は「そんな話は聞いたことが無い」と困惑した様子。ヘルプに来た男性店員と色々話し、調べてもらった後で言われたのは
「お客様の情報がこちらでは確認できないため対応できません」
メーカー(ソニー)に送る話すらできませんでした…。
めげずにもう一店舗に向かった所、今度は若干異なる対応で以下の様に言われました。
- 「メーカーに送ることは出来るが無料になるは多分ならないでしょうし、データは確実に消えます。また修理に数週間かかりますがauとの契約は切れているので代替機も出せません」
- 「正直、白ロム(中古のスマホ)を買って差し替えたほうが良いと思います」
※白ロムとは:中古で回線契約がないため電話番号情報が無い機種。SIMが抜かれた状態のスマホ本体のことです
メーカーに出したら無償修理にはなったかもしれませんが、数週間も代替機がないのは困るので泣く泣く諦めました。
UQmobileの代替機は機種もUQで買った場合のみ
こういう場合、格安スマホの機種変更や代替機が気になると思いますが、UQの場合はUQから機種も買った場合のみ代替機が使えるとのことです。私の様にSIMだけ入れ替えた場合は対象外となります。
というわけで取れそうな手段は「白ロムを買う」「修理屋に行く」の2つになりました。
白ロムの価格を調べてみる
白ロムは中古品~新古品なので状態によってかなり値段に差があります。
(新古品とは「販売されたけど1度も使われないでまた売られた品物」のことです)
またその基準も色々とあり、例えばUSBキャップ部分が閉まらなくなっていても「状態A(かなり良い)」だったりします。ちなみに新古品だと「状態S」「SS(新品同様)」という表記がされていました。
2017年現在の、Z3白ロムの価格は
- Sだと2.5万円~
- Aだと1.8万円~
- J(ジャンク品:故障多め)だと9800円~
という具合でした。
スマホ修理屋のZ3修理価格は
一方の修理では、Z3だとパネル交換で19,800円~、バッテリー交換で7,800~9,800円くらいが相場のようです。もちろん店舗によって異なります。
余談ですが、全体的にiphone(アイフォン)の方がanroidよりも修理料金は安めというのも知りました。
スマホ修理屋を検索して行くことに
そこまで差がないなら今の機種を使えるままの方が良いと判断して、スマホ修理屋に行くことにしました。
最初に向かったのはパルコの裏にある、PARADE(パレード)ビル2Fの「スマップル札幌大通店」。しかしサイトではXperiaも修理可と書いているものの、今(2017年11月)は取り扱っておらず再開時期も未定とのことでした。
仕方ないので別の所を検索し向かったのが『スマホホスピタル北口店』。ここで修理した結果が、冒頭で書いた「バイブ機能が使用不可にされた・パネルが若干浮いている、裏パネルがはずれそうになる状態」です。
念のため断っておきますが、営業妨害をしたいわけではなく純粋に事実です。
口コミでの評判も良かっただけに残念としか言いようがありません。
また、ネットには「アプリ割で2000円引き」とありますが、「有料のアプリを2つ入れるのが条件なのでそのアプリを入れたい方以外には正直すすめていません」と言われ、「Facebookページにいいねで200円引き」も確認して「割引きになります」と言われましたが、いいねを押すタイミングもないし修理・料金支払い時に確認もなく、当然料金も引かれてはいませんでした。
修理前の承諾書内容がかなり厳しい
修理前に承諾書にサインする必要がありますが、その条件が何かあった時にかなりこちらにとってかなり不利となっています。
例
- 「作業中にやむを得ずヒビが入るなどの損傷を伴う可能性がございますが、損傷につきましては当店では責任を追わないものとします」
- 「修理・初期診断過程で生じた部品の損壊、故障については、かかる損壊・故障が当店の故意または重過失に基づく場合のみ修理代金を限度として責任を負うものとします。
精密機械を扱うので企業を守るためにある程度厳しいのは理解できますが、バイブの配線を断線させたのは重過失ではないのでしょうか(保証対象外と言われ、治す場合は5000円前後ですかねえ、と平然と言われました)。また、元々は全く外れていなかった裏のパネルが外れて電源が落ちるのは修理したと言えないでしょう。
「フレームが歪んでいるので」などかなり苦労された説明はされましたが、本体からパネルが外れる話は聞いていません。
このままでは安心して使えないので近々再修理に行ってきます。また進展があればご報告します。
追記:その後、「電源が入らない」「充電しても大きなバッテリー不足マーク(充電部分赤くなっているマーク)が表示しては消えるを繰り返す」という症状にすぐなったため急遽時間を作って伺いました。
状態を説明したり重過失に対しても確認しましたが、
- 「書いてあることに納得出来ないのであれば修理はできかねます」
- 「こちらが断線させたというか元々取れかかっていて…」
など若干クレーム(いちゃもん)をつけているという対応をされました。
保証期間中なのでその範囲内で修理を行ってもらい、前回よりもしっかりパネルは固定してもらいました。バイブ機能は失ったままですがひとまず使えますし、最後に謝罪もあったので一旦は終了となります。
繰り返しますが営業妨害をするつもりはないです。お客さんも私以外にも数名いらっしゃっていましたし、おかしい店ではありません。
着信画面が出ない(真っ暗になる)、電話が切れない状態になる
修理後、LINEの無料電話、通常の着信どちらも画面が真っ黒になり操作ができない状態になりました。
対処法を調べてみるとまず見つかったのが「InCallUIというアプリが何らかの原因でオフになっている」というものでした。「個人設定⇒通話の管理⇒InCallUIをオンにする」と直るという方法が見つかりました。
しかし、そもそも私のZ3だと個人設定の欄に「通話の管理」がありません。あるのは「モーション・テーマ・壁紙・時計・システムアイコン」のみです。
個別に「通話設定」という画面もありますが、そこにもInCallUIは見つかりませんし、「アプリ⇒すべて」でも見つかりませんでした。
更に調べると「近接センサー」が関係しているようでした。
スマホでは着信時に耳や頬が画面(ディスプレイ)に触れてタッチパネルが反応しないように「近接センサー」という制御システムが組み込まれています。
これが不具合を起こしていると考えられるので「汚れや保護フィルムをチェックする」とありましたが保護フィルムは貼っていませんし汚れもありません。
ひとまず応急処置として見つけた「ユーザー補助⇒電源ボタンで通話を終了をオンにする」で対応してみます。
またもう1つ、「カードがちゃんと挿入されていない可能性がある」というのも見つけたので、SIMカード・microSDカードを挿し直してみました。
これで直ると良いのですが。
まとめ
この記事を執筆する数週間前に同じタッチ切れを起こすZ4が一部店舗で格安販売されているニュースがありました。
auで契約している方はショップに状態を伝えれば、データさえバックアップを取っておけば恐らく代替機も出た上でメーカー修理ができると思いますが、MVNOだと思わぬ不便さが出てきます。その分安いと割り切るしかないのでしょうが。
関連記事:スマホの通知領域(ステータスバー)が下ろせず表示できない時の対策
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