
(画像:poxabayより引用)
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【札幌・北海道の会費制結婚式(披露宴)】についてご紹介します。他県の多くが「招待制結婚式」であるのに対し、北海道のほとんどは「会費制の結婚式」です。
お仕事の繋がりなどで札幌(北海道)の結婚式・披露宴に出席することもあるかと思いますが、それぞれの違いを知っておくとスムーズに対応できるかと思います。
「会費制の結婚式に出席したことがないので仕組みや相場が知りたい」という方向けの内容です。
北海道のほとんどはなぜ会費制結婚式? その理由は歴史的な背景
ほとんどの場合、札幌・北海道の結婚式は会費制で行われます。
これが他県の人々にとっては珍しく、「なぜ北海道の結婚式は会費制なの?」と疑問に思われる方が結構います。
会費制の理由は歴史的な背景にあります。
北海道民の祖先の大半は明治時代に他県から入植してきました。当然その時代はまだ各市町村も充分に栄えてはおらず、多くの人達の生活は貧しかったため、結婚式を挙げるにも十分な予算がなかったのです。そこで出席者がそれぞれ会費を持ち寄り、結婚する人の負担を軽くする会費制の結婚式が採用されることになったのです。
札幌における会費制結婚式の相場・目安
札幌での披露宴の相場は15,000円前後です。これ以外の費用は基本かかりません。
会場に着いたら入口で支払います。受付が金額を確かめるため特にご祝儀袋に入れなくても大丈夫です。会費とは別にご祝儀を渡したい場合はこの時に合わせて出すと良いでしょう。こちらは後で招待側が確認しやすい様、ご祝儀袋に自分の名前を添えて渡すと良いかと思います。また、領収証も発行されます。
引き出物(引菓子のみが多い)が席に置いてあるのでありがたく頂戴しましょう。
道民が他県の招待制結婚式に参加する場合
反対に北海道に住んでいる人が他県の結婚式に参加する場合、招待制に慣れておらず会場に着いて戸惑うといったことがない様に事前に確認しておきましょう。
招待制結婚式ではご祝儀を割り切れない「奇数」にするのが一般的なマナー
招待制結婚式でのご祝儀は割り切れない「奇数」にするのが一般的なマナーとされ、相場は3万円とされています。
偶数(2万円など)は割ることができるため縁起が良くないとされています。
ただし社会人になって間もない方や遠方からの参加で費用が掛かる場合などは「2万円を1万円と5千円2枚の計3枚に分けて渡す」というのもマナー違反にならないそうです。
また、新郎新婦と関係が近ければ5万~と価格を上げるのが通例です。
お祝い金をご祝儀袋に包み、芳名帳に記帳します。
招待側は場合により「お車代」等を出したりします。
また引き出物も地域で差がある様です。名古屋などは品数が多い方が良いとされている様です。
結婚式(挙式)と披露宴の違いとは
北海道の会費制結婚式についてご紹介した後は、結婚式(挙式)と披露宴の違いについてご紹介します。
結婚式(挙式)とは
挙式とはいわゆる儀式のことで、親族など披露宴に比べ少数の参加者で行います。
宗派により異なりますが、イメージしやすいのは「教会内で神父の前に新郎新婦が立ち、愛を誓う」だと思います。
披露宴と違い一般的にはご祝儀は不要ですが、気持ちとして渡したい場合は披露宴の参加費より少ない金額を目安にすると良いです。
披露宴とは
披露宴とはテーブルに毎に参加者の席が決まっていて司会者がいて、上司や親友からのお祝いの言葉やケーキ入刀、歌などのちょっとした余興がある形式のものです。結婚パーティと言ったらよいでしょうか。
親族の他、上司や同僚、取引先といった仕事の関係者、友人・知人を集めて行います。
結婚式と言えば本来は挙式のことを言いますが、披露宴も含めて表現されることも多いですね。
札幌・北海道の結婚式(披露宴)は会費制:まとめ
せっかくお祝いの気持ちで参加する場で、「世間知らず」など周りに不評を買ってしまいケチがつかない様、ご祝儀はもちろんの事、マナーや身だしなみなど事前のチェックが大切ですね。
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