EdTech(エドテック)とは?Fintech(フィンテック)の次に注目

こんにちは。今回は「EdTech(エドテック)」についてご紹介します。

EdTech(エドテック)とは、Fintech(フィンテック)の次に注目されている「教育のIT化」です。

 

まず、Fintech(フィンテック)とは

FinTech(フィンテック)とはIT技術を金融業に取り組むことです。

FinTechという言葉はFinance(金融)と Technology(技術)をかけ合わせた造語です。

主に、IT企業・団体が金融業界において新たなサービスを展開すること、またそのサービスをフィンテックと言います。

下記の関連記事にもう少しイメージしやすく書いていますのでご覧ください。

先日参加した異業種交流会ではFinTechに関する話題(主に仮想通貨)が話されていました。しかし、まだまだFinTechという言葉を知らない人はまだまだ多いですし、自分たちの生活に関わってきている実感もあまり意識できないかもしれません。

 

EdTech(エドテック)とは

フィンテックの説明が終わったので、次はEdTech(エドテック)について説明していきます。

エドテックとはIT企業・団体が教育業界において新たなサービスを展開すること、またそのサービスのことです。

EdTechという言葉は、Education(教育)と Technology(技術)をかけ合わせた造語です。

EdTech=ITを使った教育 に世界は強い関心を寄せている

現在、EdTech、つまり使った教育に世界は強い関心を寄せています。

1つの例として、ビルゲイツが良質な教師の重要性及びそういった教師の育成方法を、ITを使う事で解決していけば良くなるという方向性をTEDで話しています。

8:05から(それ以前はマラリアについてです) 。日本語訳が付いています。

教育と言うと教材・環境など、子供・生徒に対する方法のみを想像しますが、彼らを導く教師・指導者の質を上げることも、より良い教育を広めていくのには必要です。

スマホやタブレットの普及により情報が国境や言語などの垣根を超える時代

もちろん、教師だけでなく教育を受ける立場にある人々へのEdTechも日々進んでいます。

その先駆けは

「世界中を教室に変える」

という理念のもと、子供から大人まで世界中の誰でも小学校~大学教育レベルの講義を無料で受けられるオンライン動画学習サービスサイト「カーン・アカデミー(Khan Academy)」であると言われています。

従来の「学校で学んで、家で宿題をする」という流れから

カーン・アカデミーで学習してから学校に集まり仲間や先生と課題に取り組む

という真逆のスタイルを取る学校もあるそうです。こうしたこともインターネットの普及により可能になりました。

 

アフリカのスマホ普及率は300%!? Edtechが広まる可能性

日本だと中々イメージしづらいですが、身分を証明できるものがないため口座を持てない人がアフリカやアジアにはまだまだいます。

そんな地域でさえ、スマホ・タブレットは普及しているのです。

例えばミャンマーでは電気の通っていない発電機で暮らす地域の人でさえスマホは持っていると現地で仕事をされている方から聞きました。

また、北アフリカ、ガーナ、ケニア、ウガンダ、ナイジェリア等の都市では、10年前と比較し300%以上の伸び率を記録して、10人に9人がモバイルを所有しているとのことです。

こうした背景から、「英語など言語」「料理」「プログラミング」など様々なジャンルの「教育」で生徒と先生を繋ぐサービスが急速に広まっているのです。個人で「ウェビナー」を行う人も増えていますね。

この様にEdTechは世界中で行われています。

 

日本でもEdTechは進んでいる

一方、日本でもITによる教育は推し進められています。

日本では『ICT教育』という名称で文部科学省が教育現場のICT化を進めています。

ICT教育とは、「情報機器・電子機器を用いて情報や知識の交流を図る教育」のことです。

ICT とは Infomation and Communication Technology の略で、情報通信技術と訳されます。

ICTにより教育環境を変える

具体的な文科省の取り組みとして導入が進んでいるものには以下のものがあります。

  • 「電子黒板」:別名インタラクティブ・ホワイトボード。画像を写すだけではなく、タッチパネル機能や専用のペンで書き込みができたり、写したものの保存ができたりする
  • 「タブレット」:2020年までにすべての学校で1人1台のタブレット端末を導入する事を目標としている。「デジタル教科書」
  • その他:PC・プロジェクター・ビデオカメラなど既に導入されているものの改善改良

ICTにより教育方針を変える:アクティブラーニング

従来の先生が生徒に一方通行に指導する受動的形から、ディスカッションや共同作業など教育を受ける側が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」の導入~普及を目指しています。

 

文科省以外の民間企業や団体でもEdtechは進んでいます

ウェブ上で動画を使ったサービス以外にも「繋ぐのはオンラインで実際の指導はオフライン」と言う様な形態のサービスもあります。例えば「ストリートアカデミー(street・academy)」がそうです。

何らかのスキルを持った人が活躍しやすい土壌が広まっていますね。

 

EdTechの課題

もちろんクリアしなければならない課題もあります。

  • ゲイツ氏も危惧していた「教育者の質」
  • 教育はできても各器材を使いこなせるだけの「ITリテラシー」
  • デジタル機器の長時間使用による健康…「視力」「メンタル」など

 

補足とまとめ

金融(FinTech)、教育(EdTech)と様々な分野でITによる変革が行われていますが、これに続くのが「環境」「医療」と言われています。

既に医者がいない地域に対して遠隔操作で治療や指示を現地の人にするなど、いろいろな取り組みが進んでいたりしますね。

様々な分野にまだまだ発展の可能性があるという事です。

知識や情報として知るだけでも話のネタにはなりますが、多分野にアンテナを張っておく事で思わぬチャンスがあなたに訪れるかもしれませんよ。

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